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第113話 これタワシ、いやワタシだ


シロウ「あの、自分に出来ることならなんでもやりますので!あんこと、妻と子どものことよろしくお願いします!」


女医「ではまず落ち着いてくださいね。あなたもお父さんになるんだから、これから先もっといろんなことが子育てをするなかで起こると思います。今からそんな慌ててたらもたないですよ?(笑)」


シロウ「はい、つい」


女医「誰でも特に初めてはそうだと思います。あなたの親御さんもそうして悩み考えながら子育てされてきたはずですから(笑)そうですね、人生でなにか迷うことがあればその時は【自身の親ならおそらくこうしてただろう】と思う方を選らべばわりとうまくいくと思いますよ。私もそうしてますから♪」


シロウ「ありがとうございます♪おかげで心が落ち着きました。あとは先生よろしくお願いします」


 そして。


シロウ「て事があったんだよ。あんなに取り乱すなんて自分でも思わなかったけど女医さんも若くして如何にもベテランて感じでさ(笑)」


あんこ「うん、良い先生で良かったよね。こうして無事に産まれて来てくれたんだし♪」


 二人が視線を送る先には双子の赤ちゃんが保育ベッドに寝かされていたのでした。



 (、、、?)


シロウ「夢か、やけにリアルな夢だったな。新年早々になんて日だ」


あんこ「ん、起きたの?まだ夜中の2時よ」


シロウ「いや、あまりにリアルな夢だったからさ。脳がパンクしたのかもしれん」


あんこ「なにそれ(笑)お正月くらいゆっくりお昼まで寝たらいいじゃない。私も夢の続き見たいしさ」


シロウ「まぁな、じゃあ。5時に起こしてくれよ」


あんこ「ごご、5時?」


シロウ「あぁ、みんなで初日の出見に行くから」


あんこ「そんなの聞いてないわよ」


シロウ「言ってなかったけ」


あんこ「もう、じゃあなおさら寝ないと起きれないわよ」


 (zzzz...)


男性「ごめんにぇ、こんな安いモノしか買えなくて」


女性「シッ、そんな事言ったらお店の人に失礼でしょ」


男性「そうですね。でも君はコレで構わないのかい?」


女性「世の中、プレゼントといえばいくらのをもらったとかくだらないこと言ってる人もいるけども私から言わせればソレが何処そこのブランドでいくらしようがその人が身に付けた付時点で価値はその人と同じなのよ」


男性「どういうこと?」


女性「だから、いくら高い物を身に付けてたとしても相手はその人を見て価値をはかるんだからホンモノかニセモノかすら普通は判断したりしないでしょ。またソレをいくらだとかコチラから言うのも馬鹿らしいことだわ」


男性「うん」


女性「どんなものであれ私が一度身に付けたらそれはもうどのブランドでもなくて【FUJIKO】なわけ。アナタがくれたこの婚約指輪は今まだ研修医である私、そしてこれから妻になる初々しい私を現してるんだから丁度良くてよ。なによりコレは【アナタが絶対服従を誓った証】じゃないのよ、絶対手放さないから(笑)」


シロウは「どうかしてるぜ」と呟きながら二度寝から起きたのでした。


シロウ(夢とはいえどちらも本来存在しないはずの記憶。後から見た夢の男性のほうはこの時すでに前髪がストレスからか後退の兆しを見せており、女性はどこか見覚えがあるような、そうあの時の女医さんだ。

そして聞き覚えのある名前、もしや?)


 と突如、シロウの脳みその中からダメダメダメ、やめろ馬鹿と喚くモラリティが。


しろちゃん「すいませーん、悪夢に襲われてまーす♪」


しろたん「どうしよう」


しろちゃん「ほら、しろたんそっち持ってせーので一緒に引っ張るからね。せーの、えいそ」


四葉「瞳孔バチ開いてる」


シロウ「ってぇー、いったい何が起きたか説明してくれよ」


しろたん「だって、しろちゃんが」


四葉「博士が起こしてもなかなか起きないから」


しろちゃん「ブラジリアンワックスで鼻毛抜いただけじゃん。えまってコレ、、、」


シロウ「なに?なんかヤバいモノでも出てきたとか新年早々やめてくれよ」


しろちゃんはそういうと真剣な眼差しでゴッソリとタワシのように綿棒にくっついてる鼻毛を見せ


しろちゃん「ほら、鼻毛の中に白髪が混ざってるワラ」


あんこ「やっと起きたの?ほら初日の出見に行くんだからさっさと用意して」


シロウ「あぁそうだったな。ただその前に、もし親父やオフクロならこんな場合どうしてたかっていうと、とりあえずケツ叩き☓100の刑が先だー!」


しろちゃん「みんな逃げろぉ〜!(笑)」


 無関係のニクまで慌てて逃げ出すという慌ただしくもいつもの感じでシロツメクサのしろちゃんの新年がスタートするのでした。めでたしめでたし♪

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