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超人種族の異世界英雄記  作者: 至田真一
新たな日常
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到着、オールブ島

 翌朝、俺は起きて船室から出ると、起きていた皆が何故か船の前方を見ていた。


「どうしたお前ら?」

「あっ、起きたんだ父さん」

「父さん、あれ見て」


 クラカに袖を引っ張られ皆と同じ方向を見た。

 その先には、大陸と呼ぶには少し小さな大地が海の上にあった。


「あれがオールブ島か」


――――――――――――――――――――


「皆さん、船旅お疲れさまでした」


 ジュリエの船が着き、俺達は依頼場所であるオールブ島に着いた。


「ここがオールブ島か。結構デカい島だな」


 船が港に着き、俺達は船から降りた。


「では皆さん。これからの事を少し説明させてください」


 ジュリエは全員が船から降りるのを確認すると俺達の前に立ち説明した。


「まず最初に、皆さんが通いやすくなるようにこちらで用意した家に馬車で向かいます。そこで学園の資料をお渡しします。次に皆さんに学園でやってほしい事の説明ですが、私は学園に戻らないといけないので、それは明日お話しします」

「ああ、分かった」


 家を用意していたのは初耳だ。

 俺達はジュリエについて行き、港の出入り口に向かうと、港の門に警備兵のような男が立っていた。


「すみません。身分証を……あっ、ジュリエさんですか。どうぞお通り下さい」

「はい」


 警備兵は身分証を見ずにジュリエを通した。

 結構あいつ顔が広いのか。学園長ならそうかもしれないが。

 ジュリエを通すと警備兵は俺達の方を見た。


「島の外から来た人達ですね。何か身分が分かる物をお持ちでしょう……か……」


 なんか警備兵が俺達の顔をジッと凝視している。


「これで良いか?」


 俺は冒険者ギルドで冒険者登録をしたときに手に入れた冒険者カードを渡した。


「はい。拝見しま……」


 カードを受け取った警備兵の目が大きく開き、手が小刻みに震え出した。


「あ、あ、貴方方は……やはり大英むぐっ!」


 俺は警備兵の口を手で押さえた。


「騒がれると面倒だから黙っててくれ」


 警備兵は何度も頷いた。


「後ろにいる奴等は皆大丈夫だから。見かけない奴もいるだろうが大丈夫だから通してくれ」

「わ、分かりました」


 警備兵は頭を下げ、俺達は門を通った。


「来ましたね。皆さん、馬車にお乗りください」


 そこには10人ぐらい乗れそうな大きめの馬車が二台用意されていた。


「なぁ。お前ってさ、この馬車もそうだが船もなんかデカいの持ってるし。意外とお前って凄い奴?」

「あー、私こう見えてオールブ島の中央町の町長もしています」

『えぇぇぇぇぇぇぇ!?』


 まさかコイツ学園長と町長を掛け持ちしていたとはな。道理で顔が広いわけだ。

 俺達はその後馬車に乗ってジュリエが用意した家に向かった。


――――――――――――――――――――


「つ、着いたか……」


 ジュリエが用意した家に着いたが、酔い止めの効果が切れたせいで再び乗り物酔いに襲われるた。目的地の近くだったのが不幸中の幸いだ。

 俺と同じく、酔い止めの効果が切れて、再び乗り物酔いに襲われたガネンとクラカが後ろからついてきた。


「うえぇ、気持ち悪ぃ」

「二人とも早く降りて、うわっ!?」


 酔いでフラついたクラカが足を引っかけ、俺とガネンを巻き込んで転んでそのまま俺達は地面に押し倒された。


「何してんだお前等?」


 地面に倒れている俺とガネンとクラカを見てエスティーは言った。


「い、いや大したことはねぇ」


 俺は顔を上げると、目の前に二階建ての家が建っていた。

 どうやらこの家がジュリエが用意した家みたいだ。


「クカナさん。こちらが我が校の資料です」

「うん、ありがとう」

「私は学園に戻らなくてはいけないのでこの辺で。明日またお伺いしますね」


 クカナに資料を渡した後、ジュリエは馬車に乗ってその場を後にした。


「とりあえず、中を見て見ようか」

「そうだなぁ~」


 俺達はその家の中に入ってみると、中は意外と綺麗だった。掃除済みか?

 家具もあるが、並べられてるって言うより置かれているようだな。タンスが後ろ向いてるし。


「これは掃除より模様替えを優先した方が良いね」

「それもあるけど、転移魔方陣も設置しよう。屋敷への往復がしやすいし」

「一階に小さい部屋があった。そこに設置すれば良いんじゃねぇか?」

「そうだね。じゃあガクラ。屋敷に行ってこの魔方陣設置してきて」

「何で俺が?」

「暇そうだから」

「ふざけんな」


 ……まぁ結局、俺が屋敷に行って庭に設置したんだけどな。

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