結界って、まじ?
やけにあっさりと帰っていったなぁ…なんて思っていると。
「な、何事ですかぁぁあああ!」
教師陣が駆け込んできた。あ、これを予想してさっさと帰ったのか。
「武闘場の周りに結界張ったのは誰ですか‼︎我々が入れないようにして……!」
と、怒り心頭の様子。呑気にさぁ?なんて首を傾げていると、その教師が私とルーゼを睨みつける。
「はぁ……貴方達は面談室へ向かうように。」
嫌に怒ったような声で言った。まあ主催者だもんな、そりゃ呼び出されて当然か。
「拡声…会場内の皆さんは、怪我のある人は医務室へ、それ以外は寮に戻りなさい!」
それだけ言うと、天井の穴に崩落を防ぐように結界を張り始める。
「ねえリンネ…」
隣では、ルーゼが何か険しい表情で、それを睨み付けている。
「多分教師たち(あいつら)は誰が来て、何があったのか薄々わかっているはずだ。だから、九尾のことは隠さない。けれど、六道を巡る者の話は秘密だ。これだけは訳が違う。リンネがもし本当にそうなら、それがバレればきっと……きっととても辛いことになる。だから言っちゃダメだ。」
「…?うん」
よくわかんないけど、ルーゼは六道?のやつ知ってるんだな。あとで聴こう。
「とにかく、面談室に行こうか。」
そう言って校舎の方を見据えるように睨む彼は……
めっちゃくちゃイケメンだった。
……よかったね、私が腐女子で。受けだったら落ちるやつですやん。




