迷子になってたって、マジ?
更新遅れました…
「すまない…私は筋金入りの方向音痴なのだ。……世界大会で優勝したこともあるぞ」
ヘェ〜…………いやドヤるなよ。おかしいだろ、なんだよ方向音痴の世界大会って
「あー…じゃあ、どうしますか‥?僕あるけないし…あとおろして下さい。」
私は動けない、この人は滅亡級の方向音痴。どうすんだよ、こういうのって、誰かと出会ったら話が進むんじゃないの⁉︎もしかして焦らしプレイ⁉︎望んでないんだけど⁉︎
「……ここで一夜を明かすしかあるまい。私と少年とで…/////」
なんで照れんだよ、意味深かよ。これR15だから、18じゃないから。ていうかしねえよ、そもそもあんたの名前も知らないけどな‼︎‼︎
「そうですね……貴方の名前を伺っても?それから降ろしてください。」
え、だから何で照れてるんだよ、人見知りか。名前くらい教えてよ普通に。ていうか私教えたんだから少年って呼ぶなよ。
「……何故少年はさっきから私を口説いているのだ?」
………………………はい?
「え、いや、口説いてなんて‥おろして下さい。」
「自分の名前を明かし、相手の名前を聞くのは求婚だろう?」
キョトン、と小首を傾げる彼。
てか…………
「求婚⁇なんの事です?それからおろして下さい。」
はて、とこちらも首を傾げてみせる。
何故か彼がフイッと目を逸らす。
「……求婚、ではないのか?」
んんん?何か話噛み合ってなくない?
「いえ、そういう類の話は聞いた事ないです……ていうか降ろして」
やば、この世界ってそういう文化あんの!?……………いやねえわ、孤児院とかみんなお互いに求婚しあっちゃってるじゃん。
「…そうか、私の村ではそうやって教えられたのだがな…」
なんで残念そうなんだよ、BLは見る専なんだよ!!!!!!!貴腐人舐めんなよ!!!!!
ていうか身分明かすだけで求婚とか何時代を生きてるんだよ、時をかける少女じゃん。少女じゃないけど。学校ですらないけど。
「あの…なんかすみません。………おろして下さいっていうかあそこに光ってるのなんですか」
私の目が間違っていなければ建物かなんかの光だぞあれ。
「…!!!!集落だ!」
やっぱりな。さすが世界ランク1位の方向音痴だな。目視確認できる距離の集落見逃すとか。一周回って天才だよ。
「我々はやり遂げたぞ…!」
いや良い感じに纏めんなよ、ただの迷子だよ。魔王討伐したみたいな反応すんなよ。
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