再開した幼馴染みは
なかなか進まず申し訳ありません(汗)
「今日よ。」
「………え?」
えーと、もしかして今日とか言いやがりました?
「だって言ってないもの。」
心読まれた!?うちのおかんはサトリか…
「客間は使えるようになっているから、梓ちゃんが来たら案内してあげなさい。私は仕事で今日は帰れないから。」
「え、お父さんは?」
よもや私一人に押し付けようとしてないだろうな?
「お父さんは会社の飲み会で帰りが遅いわ、だからちゃんと梓ちゃんのお世話するのよ?」
という会話から数時間後、母は出掛けて行き退屈になった私はリビングのソファーに寝そべりながら本を読んでいた。
友人に勧められたものだが以外に面白かった、あと数ページで読み終わる、というところでインターフォンを音が鳴った。
「はいはーい」
私は栞を挟んで玄関に向かった、ドアを開けばそこに居たのは綺麗な男の子だった。
「久しぶりだね葵ちゃん、ずっと会いたかった。」
え、えええ? 誰、記憶にないんですけど!?
「…あの~、どちら様でしょうか?」
躊躇いがち質問してみれば、少し傷ついた顔をされた。
「本当にわからないの、葵ちゃん? 僕梓だよ。」
こうして本日二度目の爆弾が投下されたのだった――――――――。