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ラブホと歩む異世界生活  作者: 岳
冒険者編
20/29

19話

 東門を通り街の中へ入った俺はニックスさん達と別れ南門へ続く道を歩いていた


 ギルドは南門の近くにあるそうだ。すでに日が暮れ始めてるのに街の中はいまだ活気づいており多くの人の笑顔が見受けられる。日本と比べると豊さでは遥かに及ばないが、この世界の人々のほうが遥かに幸せそうに見える。俺もこの世界でなら幸せになる事ができるかもしれない。何はともあれ、今は冒険者としての身分を手に入れるのが先だ。


 道を歩きながら様々な店を見てみるが、心惹かれる店が多すぎて誘惑に負けて店の中に入ってみたくなる。ギルドで素材を換金しなければお金もないんだが、どの店も見てるだけでも楽しそうだ。


 楽しみながら歩いていると南門が見えてきた。そしてそのすぐ近くには4階はありそうなら大きな建物が見えてくる。その建物の入り口周辺には剣と盾が交差したような旗が数本建っている、あれが冒険者ギルドに間違いないだろう。


 『冒険者ギルド』その名前だけで胸が熱くなってくるから不思議だ


 焦る気持ちを落ち着け建物の中へ入る


 建物の中へ入ると様々な喧騒が耳につく


 時間的にも依頼を終えた冒険者が併設されている酒場で飲んで騒いでいるんだろう


 如何にも冒険者って感じの男や女が多く見える。以外にも女の冒険者も同数程度いそうに見える。この世界ではレベルさえ上がれば女でも男を変わらない力を得られる為だろう。そして様々な種族の人が見え受けられる。簡単にいろんな人を鑑定してみるが、思ったのはLvがかなり低い事だ。10前後の冒険者の人がかなり多い。Lvがかなり上がりにくい世界なんだろう。


 種族によってもステータスに偏りがあるようだ。人族は基本平均的、獣人は魔法はほぼ使えず身体能力に優れる。ただ獣人は種族が多数あり中には魔法に優れてる種族もいそうだ。そしてドワーフは力に優れている。


 そしてエルフ!


 やはりエルフもいるようだ。男だったのが悔やまれるが、どうやらエルフは想像通り魔法に優れ、容姿にも優れているようだ


 全て小説の中などと同じような種族特性らしい。こうなってくると日本人の想像力ってどうなってるんだろうと疑問が浮かぶ。もしかすると神か何かが日本の小説やアニメ等を参考にして作られた世界なんて事はないと信じたい


 閑話休題


 時間もない事だし登録に行こう。奥に見える受付でおそらくできるのだろう。例えるなら日本の銀行のような窓口になっている。今は3か所に受付の人がいるんだが全て女性だ。人族が二人、獣人が一人だ。ちなみに獣人なんだが人と変わりなく、頭にケモ耳がついているだけでぱっと見では何の獣人かは詳しくないと分からないだろう。


 そしてその3人全てにいえる事だが、デカイ!何とは言わないが3人全てが立派な胸部装甲を所有してるようだ。


 現在獣人の1人と人族の1人の場所に数人並んでいる。並んでいる男達の視線の向かってる先が怪しいのは言わずもだろう。最後の人族の1人の場所には誰も並んでいない。その人が一番デカイのだが。今までの人生で見た事ないくらいの凄まじい物をお持ちだ。なんせ机に大振りのメロンが2個並んでるのだ。その姿に圧倒されるが、他の列はまだまだ時間がかかりそうなので空いているその場所へ向かう事にした。


 その受付嬢の場所へ向かっていると何やら周りから生暖かいような視線を感じる。決して爆乳好きってわけじゃないんだぞっ!そこだけは勘違いしてほしくない。


 受付嬢は自分の場所へ向かってるのを見て優しそうな微笑みを返してきた。


「いらっしゃい、冒険者ギルドへようこそ。今日は何の用だい?」


「登録をお願いしたいのですが」


 そういったやり取りをした後こんな事を言ってきた


「しっかしあんたも物好きだね。はじめてギルドに来たのに、わざわざあたしのとこなんかにこなくてもいいのにさ」


 と言いチラリと他の2人の受付嬢を見た。言いたい事はわかる、他の2人はとにかく美人なのだ。スタイルも日本のグラビア嬢なんか相手にならないくらい素晴らしい。俺も男だしそっちに並びたい気持ちは当然あるが


「ここだけ空いていましたからね。時間は有効に使いませんと。他も空いたらきっとそっちに行ってましたよ。俺も男ですから」


 そう言って名残惜しそうに2人の受付嬢を見た。


「はははは、正直な子は好きさね。時間の大切さが分かってるだけでも大したもんだ。それが分かってない馬鹿な男は多いんだ。それで登録だったね、まずはステータスプレートを出しな」


 そう豪快に笑いかなり恰幅の良いおばさん、いやおばちゃんはプレートを要求してきた。そう最後の1人だけおばちゃんだったのだ。


「すいませんプレートの登録もしてないので、そちらもお願いしたいのです」


 すると呆れたように


「あんた色々と変わってるねぇ、まぁいいさ、これに血をたらしな」


 そう言い机から取り出した何も書かれてないプレートと針を渡してきたので、指に針を少し刺し、指を圧迫し血をたらし返した。おばちゃんはその板を何やら机に置いてある黒い長方形の箱へ入れた。10秒程で取り出し一瞬見たあとわずかに何やら反応したが、何もなかったかのようにこちらへ渡してきた。


「できたよ、これがステータスプレートだ。どこの街へ入る時でも出す必要があるから覚えときな。出す時にはステータスオープンと言えば出てくる。しまう時はそう念じるだけでしまえる。きちんとできるかやってみな」


 渡されたプレートを見てみる


名前   タクヤ

種族   人族

職業   旅人

年齢   18

Lv    20


スキル


剣術、アイテムボックス、気配察知


賞罰   無し


 どうやら問題ないようだ。前日に隠蔽してたんだがプレートにも問題なく隠蔽効果はあるようだ。そして一旦消してみるが簡単に消す事ができる。


「ステータスオープン」


 うん、問題なくプレートが出てくるね。それをおばちゃんに渡した。


「何も問題もなさそうだね。プレートの説明だがスキルは隠そうと思えば隠す事が可能だよ。他は変える事はできないけどね。賞罰だが罪を犯すと自動的に刻まれるし、なんらかの偉業を達成した時にも刻まれる。賞罰によっては犯罪者として扱われるから気をつけな」


 そう言ってプレートを返してきた。どうやら登録にプレートが必要なのは賞罰を確認する為らしい


「さて登録だがね、今日ここではできないのさ。」


 どうしてか聞いてみると冒険者登録は5日に1回だけあるそうだ。様々な説明があり2時間程時間がかかる為らしい。たしかに2時間もこんな場所で説明してたら列が消費されずにものすごい混雑を起こすな。そして都合のいいことに明日登録の講習があるらしい。今日はゴワゴワとした薄い皮のようなものに年齢、名前、Lvだけを書き、それを提出するだけだ。


 講習まで最大で5日待つ事になり、余裕のない人は依頼を受ける事も可能らしい。その場合は仮登録証を渡され、街の中の仕事のみすることが可能だそうだ。


「そういうわけさ、冒険者になりたきゃ明日の10の鐘の時間までに遅れずにここへ来な、遅刻すりゃまた5日後だからね。わかったかい?」


「わかりました。明日遅れずに来ますね。ええっと、おばちゃんありがとうございました」


 そう言うと鋭い眼光が飛んできた。かなり怖い・・


「誰がおばちゃんだい。おねぇさんと呼びな。それにあたしにはシエラという立派な名前もあるんだ。今度おばちゃんなんて呼んだら承知しないよ!」


 とかなりの剣幕で怒鳴られた。いあだってどうみても、おばちゃ・・


 怖いです・・思ってた事がどうやら漏れてたようだ


「はいっ!シエラおねぇさんわかりました」


 命の危険を感じたのでつい言ってしまった


「わかりゃいいさ、次はないよ?それで他に用事はないのかい?」


「素材の買い取りが可能ならお願いしたいんですが」


 現在一文無しの為、素材を売らないと今夜宿にも泊まれない


「普通なら買い取りカウンターへ持っていってもらうんだが、見た通り暇でね。こっちで処理してやるから出してみな」


 なんだかんだ言いながら、やっぱおばちゃんはどの世界でも面倒見がいいのかもしれない


「かなり量があるんですがいけますかね?」


「ならこっちへ来な」


 そして少し離れた広い台が広がってる場所まで連れていかれた。どうやらここが買い取りカウンターらしい。横を見てみると他の冒険者達もここへ素材等を出していた


 そしてアイテムボックスから売る為に用意したものを全て出した。出した素材は多すぎて山のように積まれてしまった。周りからの視線も感じる


 あまり目立ちたくなかったのだが失敗したかもしれない。時間がかかっても少しづつ出すべきだったかもしれない


「はぁ、あんた。量があるってこれはありすぎだろう」


「かなり長い期間狩ってた分ですからね」


「ちょっと時間かかるから待ってな」


 どうにか納得はしてくれたみたいだ



「待たせたね、まずウルフの毛皮が3000z、100枚で30万zだ。牙が500z、200個で10万zだよ」

「ボアの毛皮が1万z、28枚で28万z後は魔石だが低級が5000z、85個で42万5000z。中級が3万z、8個で24万z合計で134万5000zだ。金貨1枚、大銀貨3枚、銀貨4枚、大銅貨5枚になるけどこれでいいかい?」


「はい、十分ですありがとうございました」


 一気に134万もの大金を得た。素材はホテルの倉庫にまだまだあるのだが、これ以上一気に売るのはまずいだろう。今後は小分けに売っていく事にしよう。得た硬貨は全てアイテムボックスにしまった


「シエラさん、この辺にお勧めの宿ってありませんか?」


「それならこのギルドから東門へ向かって5軒目に小鹿亭という宿があるよ。値段も高くなく食事が美味しいとなかなか評判の宿だよ」


「食事が美味しいのはいいですね。そこへ行ってみます。今日はありがとうございました」


 明日は遅れるなというありがたいお言葉をいただき、おばちゃんに別れを告げ冒険者ギルドを後にした

 

 




HTP      218/30000


所持金    134万5000z

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