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ラブホと歩む異世界生活  作者: 岳
冒険者編
17/29

16話

ニックスさんより沢山の情報を仕入れる事ができた。


 後もう少しだけ聞きたい事がある。


「そういえばニックスさん、商人なのにこの馬車には商品が積まれていないように見えるのですが?」


「ああ、それはですね私はアイテムボックスのスキルを持っていますので、全て収納しているんですよ」


 なんかあっさりと教えてくれたな


「それは教えてもよかったのですか?」


「たしかにスキルはできるだけ秘匿するほうがよろしいでしょうね。ただアイテムボックスのスキル自体は結構ありふれていますから。ただ殆どの人は実用性はありませんけどね。私は運よく収納力がありまして、このように重宝しております」


 詳しく聞いてみるとスキル自体は100人に1人程度は持っているらしい。ただ種族レベルもスキルレベルも低い殆どの人はカバン程度の収納力しかないらしい。一般人の平均レベルは2~4程度らしい。たしかにそのレベルではせめてスキルレベルが2はないと厳しいだろう。


 アイテムボックスのスキルはLv1で種族レベルの1/4m、スキルレベルが1上がる毎に2倍になっていく。ニックスさんはLv3で種族レベル四方mの収納力を持っている事となる、また冒険者に依頼して種族レベルも上げたらしい。


 これでまた1つ聞きたかった情報を得た。残すは・・



「あの女の子達が気になりますか?」



 何やらばつの悪そうな顔をして訪ねてくる



 どうやらバレバレだったらしい。チラチラ見てたのもばれてたか。だってケモ耳がいるんだよ!そりゃ見てしまうだろ。異世界へ来てよかったと本当に思える



「クク・・プッ」



 そしてなぜか、おっさんは笑ってる



「実は彼女達は奴隷として購入しまして・・」



 奴隷・・やっぱりいるんだな。この人、こんな人の好さそうな顔をして奴隷商人でもしてるのか


 なんて思ってると、冒険者のおっさんは



「購入したか・・押し付けられたの間違いだろ。クク・・」



 なんか思っているのとは違うっぽい?


 話を聞いてみると、というかおっさんが嬉々として教えてくれた。あれだこの人大丈夫か?と思える程のお人好しだった。


 彼女たちはどうやら、これまでに通ってきたある村で買ったらしい。というか話を聞く限り断り切れず引き取る事になったとの事だ。基本この世界は戦争もなければ、始原の森から離れてさえいればかなり安全らしい。一部盗賊もいるらしいがこの国は比較的治安もいいため滅多にいないらしい。そして土地は基本肥えている為、真面目に働きさえすれば農村といえど食べるには全く困らないらしい。


 それなのになぜ売られる子供がいるかというと、用は命の危険も殆どなく食べるに困らなければ子供の数が増えるということだ。如何にある程度裕福といっても限度はあるということだな。この世界には娯楽も少なく農村などでは娯楽と言えばそれしか無いというのも要因の1つだろう。インドとかもたしかそんな感じだっけな。また避妊用具なんかもないらしい。一人だけ20前後おねぇさんはかなり不運だ。彼女の家はきちんと計画を立てて子供を作ってたらしいのだが、今年生まれた子供が三つ子だったらしい。それで今後苦しくなることを見越して長女である彼女が家を出る決心をしたらしい。


 そしてそんな村に滞在していたお人好しのニックスさん


 彼女達の親も子供を家から出すのは反対だったのだが、このままでは全員食べさせていけなくなるし仕方なく家から出す事にしたのだとか。ただ学も無く、戦うすべも無い女性が一人そのまま放り出された場合、行きつくとこはほぼ決まってる。ほとんどが娼館などへ行く事になるらしい。そんなわけで駄目元で滞在していた商人に娘達を商店の従業員として買ってくれと懇願したらしい。そして断り切れなかったと。


 さらにこのニックスさん今回だけではなく、今までに同じように断り切れず引き取った子がいるらしい。


 うん、商人としてはダメダメだね。人としては好感が持てるが


 どうやらニックスさんも元奴隷だったらしく、どうしても断れないのだとか


 こういう感じで家から出されるのはやはり女性らしい。男は働き手として必要な為だろう。後年齢は15歳前後の子が家から出される事が多いらしい。10歳までスキルが分からない為、それ以前の子は売られる事は少ないのだとか。有用なスキルを覚えている可能性もあるしね。戦闘系統のスキルを持ってれば家から出される可能性が高いらしい。冒険者として生きていく選択肢ができるからだ。彼女達の家では戦闘系スキル持ちがいなかった為、家にいた一番年上の女の子達が家を出る事になったのだとか。


 ちなみに奴隷だが、契約により縛られている。彼女達も途中で寄った街ですでに契約済みらしい。そして奴隷は主人の命令に逆らう事はできない。ただしこの国では奴隷の衣食住は主人が面倒を見る義務があり、不条理な命令をした場合や必要以上の暴行を行うと主人が罰に問われるらしい。ステータスプレートの賞罰にしっかりと記憶されるそうだ。また僅かではあるが賃金を支払う必要もあるらしく、性奴隷だと賃金も高くなる。そして奴隷は主人が買う際に支払った金額の倍額を払う事で奴隷から解放される。


 奴隷のシステムを聞く限りこの国ではセーフティネットとして機能しているようだ。


 性奴隷か・・・やはり俺も男だし奴隷ハーレムには惹かれるが今は冒険者になって稼ぐのが優先だな


 そしてこれまでの説明を聞きいい案が浮かんだのだった。後程、ニックスさんに取引を申し出よう



「なんというか人が良すぎますね、大丈夫なんですか?」



 なんとなく気まずそうに



「まぁ、今のところはどうにかなってます。」


「兄ちゃんを途中で拾ったのもそのせいだぞ」



 おっさんは笑いながらそんなことを言う



「それは言わないで下さいよ」



 どうやら俺を拾ったのも少しでもお金が欲しかったからみたいだ。結構厳しいんだな



「気にしてませんよ、というかむしろ助かってます。」


 いろんな情報も聞けたし感謝しかないよ


 さて後はおっさんにも聞いてるか


「そういえばフォルカンさんDランク冒険者って言ってましたが、ランクってなんです?」


「そういあ兄ちゃんも冒険者になるっつってたな。しゃーねぇ簡単にだが教えてやらぁ、詳しくは登録時に聞きな」


 そうして教えてもらったのだが、冒険者はDランクとなりようやく一人前と思われる。そしてDランクからCランクになるには大きな壁があるらしい。Cランクにもなれば一流の冒険者となるらしい。Bランク以上になると数えるくらいしかおらず、Aランクになると全ての国でも現在3人しかいないらしい。


 またランクなのだが、Lvと貢献度で決まるそうだ。ただ重要視されるのはLvらしい、各ランクに最低Lvが設けられており、それを超えなければどれだけ貢献度があってもランクはあがらないとの事だ。またLvが高くても素行の悪い人は上がらない事が多いらしい


 そんなわけでCランクになれば国からスカウトの対象になるらしく、その後のがんばり次第で騎士となり騎士爵という最下級だが貴族の地位につくこともあるらしい。またBランクまでいくと下級貴族、Aランクだと上級貴族と同様の扱いを受けるとの事だ。ようは戦力となる冒険者を国が囲い込もうとするって事だな。ちなみにこの国にはAランクはおらず、Bランクが数人いる程度らしい。


 冒険者の主な仕事としては始原の森の魔物の間引き、素材の採取が主な仕事になる。また森周辺以外は比較的安全だが、やはり魔物も稀にだが現れる事がある為商人等の護衛も依頼されるらしい。


 そうやっていろんな話をしていると御者をしていたブロガーさんから声がかかった


「街が見えてきたぞ、後少しでつくからな」


 そう言われこの世界へ来て初めての街を馬車の窓から見たのだった。



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