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転生したら最強種だけどレベルが最弱でした。  作者: マッティー
第二章 広がる世界

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212/223

第二百十二話 石の守護者

地下遺跡に眠っていた脅威が、ついに牙を剥きます。


果たしてユウトたちは、この異形の守護者を突破できるのでしょうか。


それでは、第212話をお楽しみください!

「グォォォォォッ!」


 ガーゴイルが咆哮を上げる。


 その声は地下遺跡全体を震わせるほど重く、耳の奥まで響き渡った。


「先手はもらう!」


 リトが地面を蹴る。


 一瞬で間合いを詰め、渾身の一撃を叩き込んだ。



 ガキィィンッ!



「なっ……!」


 確かな手応え。


 しかし刃が食い込んだのはほんの数センチ。


 まるで岩を斬りつけたような感触だった。


「硬ぇ!」


 その瞬間、ガーゴイルの腕が横薙ぎに振り抜かれる。


「っ!」


 リトは咄嗟に剣で受け止めるが、凄まじい衝撃に数メートル吹き飛ばされた。


「リト!」


「平気だ……!」


 床を滑りながら体勢を立て直す。


「見た目以上に馬鹿力だ!」


「じゃあ今度はあーしが行くっす!」


 黒い影が駆ける。


 シアが一気に懐へ潜り込み、鋭い蹴りを放った。



 ドゴォッ!



 ガーゴイルの身体が大きく揺れる。


「効いたっす!」


 そのまま追撃。


 翼へ拳を叩き込む。



 バキィンッ!



 石の翼が砕け散った。


「やった――」


 そう言いかけた瞬間だった。


 砕けた翼へ黒い靄が集まり始める。


「……え?」


 石片がひとりでに浮かび上がり、まるで時間が巻き戻るように元の形へ戻っていく。


「再生したっす!?」


 シアが目を丸くする。


「普通じゃねぇぞ、こいつ!」


 リトが叫ぶ。


 ユウトは戦いを見つめながら補佐機構を起動した。



《自己修復を確認》


《未知魔力による再構築現象》


《解析を継続します》



「やっぱりか……。」


 ガーゴイル自身が再生してるんじゃない。


 あの黒い靄が修復している。


 その証拠に、再生するたび黒い紋様が強く脈打っている。



《未知魔力解析率 42.3%》



 ユウトの視線が胸元へ向く。


 黒い紋様。


 そこだけ他より濃い魔力が集まっていた。


「みんな!胸の紋様だ!」


「たぶんあそこが核になってる!」


 シエルが静かに頷く。


「なるほど……」


 魔力を練り始める。


 リトは口元を吊り上げた。


「アニキ、そういうことは最初に言ってくれ!」


「今分かったんだよ!」


 ユウトが思わずツッコミを返す。


 シアが笑う。


「それじゃ、一気に決めるっす!」


 四人は同時に駆け出した。


 地下遺跡へ再び激しい戦いの火蓋が切って落とされる。

第212話を読んでいただきありがとうございます!


ガーゴイルとの戦いはまだ序章。

強靭な肉体、そして驚異の再生能力――簡単には突破させてくれません。


次回はいよいよ総攻撃!

四人の連携がどこまで通用するのか、ぜひ楽しみにお待ちください!


「面白い!」「続きが気になる!」と思っていただけましたら、ブックマークや高評価で応援していただけると、とても励みになります!


それでは、また次回お会いしましょう!

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