表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Legend Race Online(リメイク版)  作者: ルルカナート/リムス
3/10

第3話 グロッタの街とフレンド登録

年末の忙しい時期少しでも気休めになれば幸いです。

第2話を一部編集しました。ご指摘くださった緋焔様ありがとうございました。


「・・・綺麗~!このグラフィック好きかも・・・」



 わたしはしばらく周りを見渡すと「商業区」という看板を見つけたためそちらに向かって歩き始めた。


商業区そこはNPCやプレイヤーが装備品や消耗品を売っているエリアの事である。このエリア以外にでも露店という形で商品を売ることはできるが、商業区以外で露店を開くときは設営料金がかかってしまうため殆どのプレイヤーは商業区で露店を開いている。


現在はサービス開始から間もないので露店を開いているプレイヤーは少ないが露店を見に来ているプレイヤーで賑わっていた。


少し歩くだけでドワーフ、エルフ、獣人など多くの基本種族と竜族やウンディーネなどの上位種族を見ることができた。


ウンディーネやイフリート・シルフ・ノームを見分けるにはアバターの左手を見ることで見分けることが出来る。精霊と呼ばれるこの4種族には左手に刻印が現れるのだ。刻印の色は自分の種族の色を表す。ウンディーネなら青、イフリートは赤、シルフは緑、ノームなら茶色といった感じだ。



 商業区をしばらく歩いているとメッセージが入った。



件名:お姉ちゃんへ


町の東側にある噴水の前で集合しようね。よろしくぅ(^o^)/


紗奈恵


 メッセージは妹の紗奈恵からであった。このゲームでは事前にメールアドレスを交換しそのアドレスをゲーム機に登録しているとフレンドでなくてもメッセージのやり取りが出来るのでる。


わたしは「了解」とメッセージを打ち待ち合わせ場所へと向かった。噴水がみえてくるとそこにはすでに姉さんと妹と思われる人物がいた。


目的の場所に着くとすぐに2人は見つかった。2人とも髪の色をいじっていたがいつも一緒に暮らしているその影響で名前を聞かなくてもすぐに2人だと認識できた。


見て分かったことは妹はどうやらエルフかハイエルフの可能性が高いってこと姉さんの種族がパッと見た感じではわからないということだ。


え?なんでそんなことが分かるのかって?だって妹はエルフ特有の尖がった耳をしているんだもの。逆に姉さんは髪で耳が隠れているのでエルフかどうかの判断はつかないし、他の種族の特徴もここからじゃ見られないからわからないってこと。



わたしが2人に近づくとそれに気づいたサナが手を振りながら呼んでくれた。



「あ、お姉ちゃ~ん!こっちこっち!」



わたし透かし駆け足で2人のもとへ向かった。



「美智留姉、紗奈恵お待たせ~」


「やっと来たわね、瑠理香!」


「ごめん、ごめん、商業区をみてたら時間かかっちゃって・・・」



 わたしがそう言うと妹が口を開いた。



「お姉ちゃんゲームではリアルネームはNGだからPNプレイヤーネームで呼んでね。私は【サナ】だよ。」


「お姉ちゃんは【ミル】よ。」


「わかった。じゃあサナとミル姉だね、わたしは【ルカ】だよ。」


「えへへ~ルカお姉ちゃんか。」


 妹は少し照れながらいった。


「さて3人揃ったことだしまずはフレンド登録しましょうか。」


フレンド登録:LROをプレイしているプレイヤー同士で行える機能の事である。フレンド登録をするメリットは通話や文字数制限なしでメッセージのやり取りが出来ること。相手の大まかな位置を知ることが出来る点である。位置情報は非公開に設定すれば特定されないので気兼ねなくプレイすることが出来る。


わたしはサナとミル姉に教えてもらいながらフレンド登録を行った。フレンド登録を行うと次にメッセージや通話の仕方等のシステム操作方法を教えてもらった。


このゲームは細部までこだわっておりシステムの説明を受けるだけで10分近くかかってしまった。



・・・わたしの覚えが悪い訳じゃないよ・・・たぶん



「システムの説明も終わったしお互いのスキル・ステータス確認でもしますか。」


「さんせい~」


ステータス確認か私はユニーク種族になっちゃったことを隠しておきたいけど最後まで隠し通すことはおそらく無理だろうしもしばれてしまったとき味方がいれば少しは安心できるかな。


わたしは2人には種族を明かそうと考えステータス画面を開いた


妹とミル姉のステータスは以下の通りだ。



Nameサナ

種族 ハイエルフ

Level 1


HP 1000/1000

MP 1000/1000


STR100

VIT90

AGI110

DEX110

INT120

MIND130

LUK110


SP50

STP50


<称号>  なし

<固有スキル>

森の守り人 超感覚ハイパーセンス

<スキル> 

剣Lv1 攻撃強化Lv1 防御強化Lv1 身体強化Lv1 速度強化1 魔法才能Lv1 光属性Lv1 火属性Lv1 鎧Lv1 装備軽量化Lv1



Name ミル

種族 ウンディーネ


HP 1000/1000

MP 1000/1000


STR100

VIT90

AGI110

DEX110

INT120

MIND130

LUK110


SP50

STP50


<称号>なし

<固有スキル>

精霊の加護 聖痕

<スキル>

棒術Lv1 魔力強化Lv1 魔法才能Lv1 MP強化Lv1 速度強化Lv1 装備軽量化Lv1

土属性Lv1 水属性Lv1 光属性Lv1 治癒Lv1



2人は違う種族でもステータスが殆ど一緒だった。違っていたのは固有スキルだけである。ステータスは平均すると私より少し低くなってしまうがここで見ると私より高いステータスもあった。


固有スキルは2つ持っておりどちらも種族特有のスキルであった。


固有スキルの内容が気になる?うん、私も気になる。他の種族のステータスなんてまず見る機会がないと思うからちょっとだけ見てみよう。


<固有スキル>

森の番人→森での戦闘時得られる報酬が1.2倍

超感覚→索敵・感知スキルが合わさったもの


<固有スキル>

精霊の加護→風の精霊シルフから授かった加護。水・風属性の攻撃が効きづらくな土属性の攻撃が効きやすくなる

聖痕→シルフの聖痕風属性のスキルを修得せずとも風属性の攻撃が行える。レベルによって使える魔法が増える。


ステータスとスキル構成を見るとミル姉は魔法特化型かなMP強化とか魔法に関係するスキルを多く取得してたし、というかサナはなぜ接近戦をしようとしているのだろうか、ステータスから見ても後衛向きの職業の気がするんだけど。



「お、お、お、姉ちゃん、な、なに、この種族、見たことないんだけど」


「戦乙女なんて種族私も初めて聞いたわね」


うん2人が知らないのも仕方ないよね。ユニーク種族の情報はおそらくまだ出回っていないと思うから。因みに<称号>の欄は確認が出来ないので2人が戦乙女をユニーク種族だと認識できなかったのである。


「このことはオフレコでお願いしたいんだけど・・・戦乙女はユニーク種族みたいなんだ」


「・・・へ?ユニークってことはお姉ちゃんだけしかなれない種族?すごい、すごい」


「それで聞き覚えがなかったのね、納得だわ」


あれ?全然驚いてない・・・どうしてだろう普通ユニークって聞いたらもっと驚くと思ったんだけどな。


「どうしたのルカ、そんなに不思議そうな顔して・・・」


「あ、わかった、お姉ちゃんもっと私たちが驚くって思ったんでしょう」


「うんユニークって言うぐらいだし、もっと驚いて騒ぎを起こすかと思ってた。」


私がそう言うとサナとミル姉は顔を見合わせて笑っていた。


「なんで笑うの?」


「だって、お姉ちゃんが変なこと言うんだもん、それにお姉ちゃんがユニーク種族になったてそんなに驚かないよ」


「そうね、普段一緒にいればそう驚くことでもないわね」


「どうして?」


「「だってお姉ちゃん(ルカ)無駄にリアルラック高いんだもん(じゃない)」


「え?そんなことないよ、普通だと思うけど・・・」


「お姉ちゃんは普通ではありませんだって・・・この前懸賞に応募して新型の掃除機当ててたし他にもコンサートとかライブのチケット応募して外れた事ないじゃん」


「そうね、しかも必ずいい席番号を引き当てるのよね、ほぼ毎回S席とかS賞当てるなんて無理なんだから。だからルカがユニーク種族を引いても今更驚かないわよ」


「お姉ちゃん、サナありがとう~」


わたしは嬉しさのあまり2人に抱き着いた。


「苦しいよお姉ちゃん」


「これから大変だろうけど困ったことがあったらいつでも頼ってよね、私達家族なんだから」


「うんありがとね」


少し騒いでしまったせいかギャラリーが集まってきた私たちは場所を変えるために広場の方へ向かって歩いて行った。


「そういえばルカお姉ちゃんはどうしてあのスキル構成にしたの?あのスキル構成だと前衛がやりたいのか後衛がやりたいのか生産職に就きたいのかわからないんだけど」


「確かにそうよね、前衛スキル3後衛スキル3生産スキル4つを取得する人はそう多くはいないでしょうね。まあユニーク種族のステータスもバランスがいいんだしよく考えてSTP振り分けるんだよ。」


「うん、自分で考えて後悔しないように振り分けるね。ところでサナはどうしてあのスキル構成にしたの?サナの種族はSTR伸びにくいんだし魔法職に就くのがセオリー7なんじゃないの?」


「っちっちっち、わかってないなお姉ちゃんはハイエルフで後衛は出来て当たり前前衛をこなしてこそ勇者って呼ばれるのだよ」


「そうなのミル姉?」


「さあ?わたしには理解できないわね」


「もうなんでわかってくれないの?いつかわからせてやるんだから。」


「はいはい、っあでもそれならルカの方が勇者になれそうね。」


「ぐぬぬ、ルカお姉ちゃんが敵かぁ負けないからね」


「わたしは競うつもりないけどね」


妹は頬を膨らましながらぽかぽかと叩いてくるがわたしたちは笑みを浮かべながら歩いていた。


「そうだこれから三人でちょっと町の外でレベル上げに行かない?明日からは一緒にできる時間も減っちゃうだろうし。」


「「さんせい~!!」」


ミル姉の言葉にわたしとサナは返事をし、始めての狩りをするべく東の平原へと足を進めるのだった。




今年も残すところあと少しとなりました。皆さんはどのような年だったでしょう。自分は思い悩む年だったと思います。

リムスで投稿していたLROをリメイクしてルルカナートでリメイク版として投稿しています。

読者の皆さまにご迷惑おかけしていることを深くお詫び申し上げます。

内容が大きく異なっているため不快に思う方がいるかもしれません、皆様が楽しく読める作品を作りたいと思っていますので不快に思われた点等がありましたらコメントいただけるとありがたいです。

良くなったところなどもいただけたら励みになります。

次回は1月1日か2日のどちらかに投稿します。

皆さま良い年越しを。


サナ「ねえねえ、お姉ちゃんファラグナ物語って知ってる?」

ルカ「作者が投稿しているもう一つの作品だね」

ミル「ジャンルはハイファンタジーで異世界転移物ね」

サナ「異世界転移物なんて今どき流行らないのにね」

ルカ「っし、そういうこと言っちゃだめだよ。良作品だってたくさんあるんだから」

ミル「つまりこの作者の作品は駄作ってことでいいのかしら」

ルカ「お姉ちゃんもそういうこと言わない」

作者「ファラグナ物語~同級生全員で異世界転移~を掲載しています。現在は第一章まで終了しています。年明け一月中には第2章を掲載する予定ですのでよろしくお願いします。」

ルカ・サナ・ミル「誰?」

作者「作者です。展開が作品ですがLROともどもよろしくお願いします。」

ルカ・サナ・ミル「よろしくお願いします。」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ