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果てなき航路を進む為に  作者: 高災禍=1
12/23

第012話 『壁を越えし者』

よろしくお願いします

 敵が死んだを確認する為に、レナは雷球を打ち込んでみた。完全に胴体が真っ二つになっているが、一応確認しておく必要があるだろう。


 「反応は……無いかの」


 雷球は当たったが、特に目立った反応はしなかった。確実と言えないが、死んだのだろう。

 

 (剥ぎ取りは、無理そうじゃの)


 今回の場合、殆どの人が気絶している為、打ち取ったという何よりの証拠が欲しいと言い出すだろう。

 村人を落ち着かせるには、一番効果的だろう。

 後でどれだけ吹っ掛けるかと考えていると、不意に


 ピロリン♪


 と音が鳴った。

 この音はレナにとって、馴染み深い音だった。

 VRMMO時代にレベルアップした時の音とそっくりに聞こえた。ならば、とレナは自分のステータスを確認することにした。



 名称;レナ

 種族;鬼人族(妖鬼)

 職業;魔導師/暗殺者

 LV;301

 能力;生命・11020 魔力・10015 腕力・14025 敏捷 12020

 スキル;詠唱10 時空間魔術10 雷魔術10 ⅯP上昇9 MP速 度10 暗殺10 総合剣術9 総合格闘術10 状態異常耐性10  再生10 剛腕10 瞬発9 料理7 隠密行動10 登攀8 気配感 知8 物理耐性10 魔力耐性8 威圧10 鑑定8 気力制御9

 ユニークスキル:暗殺拳10 白雷

 称号;壁を越えし者

 装備;魔道王の着物、死龍の靴、神獣の環、剛力の首飾り、刻儀の聖銀 時計



 如何やら、レベルアップしたらしい。あと称号を入手していた。


 ・壁を越えし者…レベルの上限を開放した証。スキルの値の上限値も開放  された。

 


 新しいものを手に入れて嬉しいが、同時に不思議に思った。

 何故、新しい称号を手に入れる事が出来たのか。何故急にレベルアップしたのか。

 

 (情報が少な過ぎるのぅ)


 他にも不思議な事がある。

 それは、あの魔術が全力全開ではなかったからだ。

 あの魔術はレナ特製のもので、全力であればLV300を一撃で倒すレベルのものだ。だが全力ではないのなら、その威力は激減する。

 あの時は一撃目で体勢を崩し、二撃目で確実に当てるつもりだった。しかし手応えで、二撃目が必要ないと感じた。

 

 だがレナの気配感知を躱したのは何故だろう。


 スキルはカンストしていないが、十分な値である。加えてリアルスキルを組み合わせているだけであって、カンストまではいかないがかなり高いはずだ。

 だがあのモンスターは、かなり弱かった。

 この事などから推測すると、一つの仮説が浮かび上がってくる。


 (誰かがすり抜けさせたのじゃ。そして童が気付かないのなると、童と同じ『壁を超えし者』の可能性があるじゃろう。しかも童よりレベルが高い者じゃ)


 今のところは相手にしたくないと思ったレナだった。


 

 

 

 

ありがとうございました。


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