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今川転生伝 〜41歳のおっさんだけど異界に転生したので、れっつ☆えんじょい。なのじゃ〜  作者: テト式
第3章 学園は恋をする場所ではありませんっ!
58/115

45話 空前の火薬ブームという奴じゃ!

長くなったので二分割しました。


 さて話を続ける。


 何故私が帝国中の人糞廃棄場からの土が集められているかを知っているかが不思議であろう?


 答えは簡単である。


 今回の仕掛け人は、何を隠そう私の婚約者たるマウテリッツ伯だからである!!!



 事の発端は私のウナギ騒動までさかのぼる。


 そう、五歳頃までさかのぼる。かれこれ7年前の話だが、頑張って思い出している。


 私がウナギを細切れにして脂量を計っているのに苦心していた頃、私の婚約者はあのヨハン・ベットリヒと怪しげに密談していたのである。


 密談の内容、それは彼の研究に関する事であった。


 彼の研究は『火薬の効率的な製造』である。


 なので、密談内容の詳細も「希少品の火薬を大量に作れる秘儀を見つけたので、資金を援助して欲しい」との事だったらしい。


 普通ならとんだホラ話、詐欺話であると見破られるであろう。


 しかも話を提案したのは、あの伯である。もし詐欺でもしようものなら翌朝には裸で街頭に吊るされるのがオチである。真面目にやりかねない。私も首を撥ねてさらし者にするし。


 幾多の信用を得るための審議の末、極秘にその計画は進行する事になった。


 伯の領地において秘密の火薬製造の為の工房を建設し、製造が開始されていたのだ。


 伯とはよしみを通じていた無法者アウトローの集団たるエドワードフ商会の手伝いもあり、帝都どころか帝国内の主な都市や農村の人糞廃棄場の土を回収し、その秘密の工房で火薬へと変換するのがその計画の主な概要であった。


 いつぞやの聖菓子の日に、その工房が完成したと伝えられたらしい(その時私は菓子を作るのに忙しかったし、失敗して泣いていた)


 数年以上の時を経て、貯めに貯めた火薬を、最近一気に売り払ったと伯は言っていた。


 伯とその協力者達エドワードフたちは莫大な富を得て、火薬の値が一気に下がったとの事である。


 それに前後して正式に火薬の製造法が公表された。


 

 だから、今、世界は、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


 この混乱が何をもたらすか、楽しみである。


 なお、当事者の一人であるヨハン・ベットリヒはその莫大な金の配分には加わっていない。


 「ンンッ。ソレガシは一介の錬金学者ですぞぉ。研究費と生活費以外はあまり必要ないですぞぉ」


 と言って、マウテリッツ伯の庇護下でぬくぬくと研究を行っている。


 まったく、欲のない大した奴である。比叡山の僧兵も見習ってほしいものである!




 「あの。オドレイ、さん?」


 等と物思いに更けていたら、声を掛けられる。クラリエルも私を揺らしている。


 「おお、これはオデッタ殿……どうしたのじゃ?」


 気が付くと、オデッタという娘が私を呼んでいた。


 「今日も生徒会のお手伝いの日だから……一緒に行こうって思って」


 「うむ、そうであったな。では行くとするか」


 このオデッタという娘や生徒会について説明をせねばならないが、とりあえず今は生徒会へ行くのが先であるからして省かせてもらう。



 つづく。

今度こそ次回は12月9日に更新します。

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