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今川転生伝 〜41歳のおっさんだけど異界に転生したので、れっつ☆えんじょい。なのじゃ〜  作者: テト式
第3章 学園は恋をする場所ではありませんっ!
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37話 今更人に聞けない魔法講座。なのじゃ!


 「さて、皆に集まってもらったのは他でもないんじゃが」


 あれからしばらく経つがまだ2月である。


 4月から学園が始まる入学式とやらが行われる。


 そんな訳でいつものメンバーで談話室にて談話中である。


 「魔法って……魔法石がなくともできるって、それは本当なのじゃの?」


 本にて書かれていた。


 魔法石に頼らず、魔法を使う事ができると。否、そもそもやろうと思えば魔法は魔法石なしでもできる。ただ、人間の魔力量ではなかなか難しいだけである。


 いや、なんか身体強化魔法なるものがあるという記述を見つけただけなのだが。


 その旨を伝えたのである。


 「なんだ、スキルの話か」


 マウテリッツ伯がそう言ってみせる。


 「スキル……魔法を体ないし物体にある魔力を引き出して放出する物とすると、スキルは体内の魔力を力等に変換する技ですね」


 オレイユもそう告げる。


 「習得には魔法以上の修行や訓練が必要となります。なにせ魔法は学術的に学んで魔力の流れをある程度把握できればできるのに対して、スキルは魔力の流れのみならずその者の技量も関わってきますので、簡単には習得できません」


 まるでちょっとオドレイ様では厳しいと思います。と言わんとしている口調であった。


 「ふむ……スキル。か。なるほどの。まぁ存在だけ分かればいいのじゃ」


 ひょっとすると、無意識にそのスキルなるものを使っていたかもしれぬ。と我ながらそう思考する。


 それというのも、壁に向かって座禅を組んで瞑想したりしているからである……



 というか、魔法の説明からスキルの説明まで聞いたけど、これ禅の修行の応用でできるよね? これ。



 「姉上なら、毎日何かしらのスキルを無自覚に使ってそうな気がしますわ」


 等と思案していたらビビアーヌが喋り出した。


 「前も姉上、本で見た。と言って太ももと肩に二つのカップを乗せて頭にも乗せてて、あの状態で30分近く姿勢保ててましたよね?」


 「これ、ビビアーヌ!言うでないっ!」


 「えっ。この前カップを一つ割ったのは、まさかそれが理由ですか?」


 オレイユは目を丸くして尋ねる。


 ううっ。せっかくオレイユの目をごまかせたのに、ビビアーヌのせいでバレてしまったではないか。


 あの本、斉の国の本で、武術の本らしかったが、仏の教えや禅の考えに近い教えも書かれており、愛読書の一つである。主に論理部分。


 「ひょっとして、その本。『考えるな。感じろ』的なニュアンスが書かれてる斉の国の本ではないでしょうか?」


 そう言うのはライノーラ女史である。そう居るのである。ちなみに妹の方も来ている。


 「うむ、まさしくそれなのじゃ」


 「斉国の文字を覚えられているのですか!? 流石はオドレイ様……」


 恐らく、実務的な知識は置いといて、実質的な知識量だけならこの集まり(サロンと言われている)の中で一番深い知識を持つライノーラが驚いている。


 斉の国の文字は、中華的な文化であるからして漢字に似ている……というかまんま漢字である。


 むしろ、私としてはこの国の文字の方が苦戦したと思う。それでも物心ついてしばらくして本を読めるくらいには習得はしたが。


 


 それからというもの、ライノーラとその本について語った。


 本場ではカップにお湯注ぐとか凄いよねー。とか主にそういう話ではあったが、有意義な会話であった。


 かくして日はいつの間にか暮れて、皆は帰り、マウテリッツ伯も帰る時間帯となった。


 見送りはオレイユに任せ、私は再びあの本を読むために自室へと戻ったのであった。


 つづく。


大変遅れて申し訳ありませんでした。

近日中にまた次話を投稿します

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