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鏡魔法で成り上がれ! 役に立たないといわれた鏡魔法はなんでもコピーできるチートでした。  作者: 〜蒼〜
第四章 貴族学院

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50.兄との決闘

あれからさらに2週間が経ち、僕はお世話になった教会を後にした。


「長かったー!でもこれで心置きなく冒険者に戻れるね!」

[その前にやることが残っているとメモは考えます。]

(ん、やることって?)

[アートの説得です。アートがこんな怪我をした以上、簡単にレクトを冒険者に戻すとは考えにくいです。]

(えー、でも大丈夫じゃない?)


お兄ちゃんが僕の意思を尊重しなかったことは無かった。

だから今回も大丈夫だと思っていたのだが……


「ダメだ。」

「え、なんで?」

「ぜーったいにダメだ!レクトがこんな怪我をしたんだったら、これ以上冒険者を続けさせるわけにはいかない!」


どうやらかなり考えが甘かったらしい。


「じゃあ逆にどうしたら冒険者を続けていいの?」

「それは、うーん……」

「アートに勝てたら、とかはどうだ?」


お兄ちゃんが悩んでいると、後ろでこれを見ていたカイトさんが口を出してきた。


「……お兄ちゃんに勝てたらいいの?」

「いやそんな条件は認められな……」

「ああ、そうだぞ!そうだよなアート?」


アートは最後まで否定しようとしていたが、カイトとレクトの圧に負けて、最終的に街の外で決闘をして決めることになった。


**


『おい、なんでレクトがさらに危険に晒されるような提案をしたんだ!』

『レクトはああでもしなきゃ納得しなかっただろ。

それにそんなに心配しなくても、お前が魔力制御をミスることなんてないだろ?』

『まあそうだが……』


お兄ちゃん達が後ろで何か喋っているようだがよく聞こえない。

いや、それよりも今はこの後の決闘に勝つことだけを考えた方がいいだろう。


[アートとの決闘で勝てる確率は1%未満だと考えられます。]

(わかってるよ。でも、絶対に勝たなきゃいけないんだ!)

[……わかりました。なら、こういうのはどうでしょうか……]

(……かなり危険だし、あまり褒められたことではないんだろうけど、勝つには確かにこれしかないかも……うん、これで行こう。)


そうして歩いていると、街の外の滅多に人が来ない平原に着く。


「よし、始めよう。2人とも、準備は出来てるか?」

「うん!」

「ああ。」

「じゃあいくぞ。

 戦闘、開始!」


カイトのその言葉と同時に、2人は魔法を唱えながら駆け出した。


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