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スター・スフィア-異世界冒険はおしゃべり宝石と共に-  作者: 黒河ハル


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第58話:竜ノ闘イ

「ゴアアアアア!!!」


「ギャアウウウ!!!」



ヴァイパー組と俺ら冒険者組は、ヴァイパーの斥候スカウトの案内のもと、2体のドラゴンが争っている現場へとたどり着いた



「お、おい…

あんなデカいドラゴンに本当に挑むのか?」


「バカ野郎!怖気づくんじゃない!

さっきの威勢はどうした!」



ヴァイパーの団員が冒険者を叱責している

いや、正しい反応だ

あんなの見て怖気づかない方がおかしいよ


2つの巨体が暴れ回る様は尋常じゃない迫力があり、脚や尾を動かすだけで周囲の岩盤に破壊をもたらしている


これがドラゴン同士の闘い…!



「あのエネルギー構成は…やはり、『海竜リヴァイアサン』はダアトで間違いない!」


「まずいわ!あの人もうボロボロじゃない!」



フレイが焦った様子で声を上げた

よく見るとおっさんの身体中が爪痕やら噛み跡やら無数の傷で覆われていた

碧色の鱗が痛々しく鮮血に染まっている…


どうやらあまり時間はないな



「ルカ!やるぞ!」


「了解。心をひとつにするぞ!」


「「『融解メルトロ!』」」


ボン!!


心地よい一体感と共に、身体からエネルギーが爆散する

そして、やはりいつもの台詞だ



「私の声は聴こえるな?

敵性ドラゴン『黒竜ブラック・ドラゴン』より『海竜リヴァイアサン』を救出する。

今回は万全の状態とはいえ油断はするな」


「たりめーだろ。

ドラゴン相手に油断なんかしない」



そんなルカとのやり取りを皆が呆然と見ていた



「こ、これが、話に聞いていた異世界の力…

なんという魔力マナだ…!

こんな魔法は見たことがない…」


「髪型が…それになんて綺麗な蒼だ…」


「すげぇ…」



ヘアスタイルが変わり、俺の身体が宙に浮いている様子にマルクスさんはもちろん、ヴァイパーも他の冒険者たちも驚きを隠せないようだった


みんなを見回すと、全員少し顔を赤くして目を逸らした

フン、見とれちまったか?



「マルクス!

ボケっとしてるんじゃないわよ!

はやく指示を出しなさい!」


「あ、ああ!レイトさん!

手筈通り、俺たちで敵の目を『海竜リヴァイアサン』からこちらの方に向かせ、彼を救出する。

援護してくれ!」


「いや、それは俺がなんとかする。

すぐ戻っから闘えるようにしていてくれ!」


「え!?レイ…」


ブン!


転移テレポートで2体が組み合っている頭と頭の真ん中へ出現する



「ゴウアッ!?貴殿ハ…レイト!?」



突然、俺が目の前に現れたせいか2体ともビックリして動きを止めた


ブルッッ!


巨大なドラゴンが俺をサンドイッチ…!


普通なら気絶もんだが、2体のうち1体はこちらの味方と分かっているのでなんとか意識を保てた



「よう、おっさん!苦戦してるみたいだな!

みんなで助けに来たぜ!」


「ダメダ!今スグ逃ゲロ!

コノドラゴンハ普通ノドラゴンデハナイ!」



おっさんはカタコトながら必死に声を張り上げた

普通じゃないドラゴンなことぐらい分かっている

黒竜ブラック・ドラゴン』は俺にとって恐怖の象徴だからな



「キサマ…何者ダ?

神聖ナ竜ノ闘イヲ邪魔スルナ!!」


キィィィン……!


喋った!?

黒竜ブラック・ドラゴンは口を開け、中心に魔力マナを集めているようだ


くっ、またこれか!



「異常な高エネルギー反応を検知!

零人!攻撃に備えろ!」


「了解!」



ルカの警告を受け、座標を黒竜ブラック・ドラゴンの頭部周りに複数作成した


ブン!


そして俺は黒竜ブラック・ドラゴンの真上へと移動する

おっさんに攻撃を当てさせない為だ



「逃ゲテモ無駄ダ!『暗黒竜炎ダーク・ドラグ・フレイム』!」


「「なに!?」」


ボォォォ!!


闇属性!?

コイツは…魔族か!


ブン!


先ほど作成した座標に転移テレポートし攻撃を回避した

座標の場所は…両目だ!



「くらいな!」


ドゴッ!


「グアウウ!?」


ブン!


「もうひとつ!」


バゴッ!!


「ガアアアア!!!」


ブン!


よし!目潰し作戦成功だ!

ただの蹴りだから完全には潰せてないけど、一時的に視界を遮れたようだ


息が絶え絶え状態のおっさんの元へ飛び、デカい鼻っ柱に手を置く



「ダアト!人の形態に変身しろ!」


「…!?ナ、ナニ?」


転移テレポートで脱出すんだよ!

そのままじゃ重たくて運べないんだ!」


「ソウイウ事カ…暫シ待テ」


パァァ…!


おっさんの巨体が光と共にみるみる縮小し、いつもの角が生えた見慣れた人の形態になった

…血まみれなところ以外は



「零人、既に座標は打ち込んである。

転移テレポート可能だ」


「サンキュ!」


ブン!


ぐったりとした様子のオズのオヤジを抱えて、フレイたちの元へ戻った



☆マルクス・ボーガンsides☆



な、なんということだ…!

あの巨大なドラゴンをいとも簡単に弄ぶとは…

あまりにも一瞬の行動で付け入る隙すらなかった…!



「おい、誰か『回復ヒアル』使える奴いない!?

おっさん助けてきたぞ!」


「ぼ、僕が回復担当です!おまかせを!」



ヴァイパー(ウチ)回復士ヒーラーが慌てて救出した男の傍へ駆け寄り、『回復ヒアル』を掛け始めた

よもや人化魔法をも習得しているとは…



「礼を言う…レイト、そして蒼の宝石よ」


「気にすんな!それより、あいつ魔族だろ?

なんでこんなとこに居るんだ?」


「「!!」」



魔族…!

その言葉に全員に緊張が走った

バカな…なぜこんな所に!?

『はぐれ』の『黒竜ブラック・ドラゴン』など聞いたことがない!



「ああ。

どうやら奴は私たちが出会ったドラゴンとは別のようだが、まさか奴も魔王の手先か?」


「「「魔王!?」」」



さらに驚く言葉がレイトさんの身体から飛び出した!

合体しているからか、レイトさんが喋っているように聴こえるが、この声は例の宝石のようだ



「奴が魔王の手先かは分からんが、少なくとも『魔族の国(アルケイン)』の差し金であることは間違いない。

どうやら…何者かを探しているようだぞ」


「マジか。こっちもか」


「その探している人物はよほど重要らしい。

よし、奴の口を割らせよう零人」


「ドラゴン相手にできるかバカ!!」



3人は我々を置き去りにして話を進めている…

なぜ、この国に『魔族の国(アルケイン)』の者が?

探し人?いったい何のことを…


…いや、それを考えるのは後回しだ

ヴァイパーの団長として、成すべきことをしなければ!



「お前ら!それに冒険者ども!

レイトさんの活躍により、敵は無防備だ!

今のうちに畳み掛けるぞ!俺に続け!!」



呆然としている皆へ檄を飛ばすと、ハッとした顔になり、それぞれ自らの得物に手を掛けた


よし!!



「おめぇら!

同じ冒険者としてレイトさんに頼り切りじゃ、いつまでもランクが上がんねぇぞ!

俺たちも良いとこ見せようぜ!!」


「「おおっ!!!」」


「我々ヴァイパーも負けてはいられん!

傭兵の底力、あのドラゴンにぶつけるぞ!!」


「「「おおおお!!!」」」



皆の士気は充分に高まり、もはや何者にも屈しない『勇気』を身にまとっていた

ありがとう、レイトさん!

今度は俺たちの闘いを見ていてくれ!





こんにちは、黒河ハルです。

貴重なお時間を消費して読んでくださり、とても嬉しいです!


いよいよドラゴンとの闘いが始まります!

さすがに何度もドラゴンを闘っているおかげか、もう慣れたものですね笑


「続きを読ませろ!」と思った方は、ぜひブックマーク、並びに下の☆を『5つ星』お願いします!

何卒、なにとぞっ!底辺作家めにお慈悲を…!!


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