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出発前夜
私は農場で妹と野菜を作っていたがここ最近不作のため、まともな食事ができていない。
なので農地を売ってしまった。
しかし、私はなぜか馬二頭と少しぼろい馬車は手放さなかった。
馬車は祖父からもらったもので、馬二頭は私が育ててきたからだろうか。
それよりもこの馬と馬車を何に使おうか。
使い道を考えていたらいつの間にか日が昇っていた。気分転換に外に出て朝日の光を浴びた時、閃いた。
「ジェルメーヌ!旅商人をやるぞ」
私は妹、ジェルメーヌの寝ている部屋に駆けつけた。
「セ、セドリック兄さん!? 急になにを?」
ジェルメーヌは慌てた様子で聞いてくる。驚くのも無理はないだろう。
「旅商人をやるんだ、知り合いに武器を作っている人がいる。その人から武器を買い王都の傭兵団に売り捌く」
ジェルメーヌは納得したような顔をしている。
「出発は武器が手に入り次第だ。それまでに旅に必要なものを揃える!」
ジェルメーヌと私は早速、準備に取り掛かった。




