47話 王立アイドル、初ライブ!?
ライブ当日
王都広場は、
とんでもない人数になっていた
「人やっば」
りなが引く
「ここまで集まるとは……」
エミリアも少し驚いていた
「王族VS平民アイドルですからね!」
フィリアだけテンションが高い
◇◇◇
「……」
控室
レオン様は、
優雅に椅子へ座っていた
「さすが王族」
りなが感心する
「人前立つの慣れてるから余裕じゃん」
「当然だ」
レオン様が静かに答える
「何年王子をやってきたと思っている」
スッ
カップを持つ
カチャカチャ
ビシャビシャ
「……武者震いだ」
「いや、めっちゃ緊張してるやん!?」
◇◇◇
「ルーク様は?」
「……」
ルーク様
手のひらに、
必死で“人”と書いていた
「なにしてんの?」
「これを飲むと落ち着くらしい」
「それ現代でもやるやつなんだ」
◇◇◇
「うぉぉぉぉ!!」
「シャイニング☆ミルキー!!」
先攻は平民アイドル側だった
軽快な音楽
揃ったダンス
距離の近いファンサ
「こっち見てー!!」
「今日もビジュいいよー!!」
歓声が飛び交う
「強っ」
りなが思わず呟いた
◇◇◇
「やっぱ慣れてんな〜」
フィリアが頷く
「ファンサが自然です!」
「しかも距離近いんよね」
ライブ後
そのまま観客へ手を振る
笑顔
会話
ハイタッチ
「会える推し、
やっぱつえ〜」
◇◇◇
「では次!」
司会役が叫ぶ
「王立アイドルグループ!!」
「うぉぉぉぉ!!」
歓声
そして
スポットライトの中
レオン様達が現れた
「……うわ」
りなが思わず漏らす
「ビジュえぐ」
王族衣装をベースにした、
アイドル風アレンジ
キラキラしていた
「なんかもう存在感が強い」
◇◇◇
「本日は」
レオン様が前へ出る
「我々のライブへ来てくれたこと、
心から感謝する」
「硬っ!!」
「まだちょっと王族!!」
◇◇◇
「いけます!」
フィリアがサングラス姿で叫ぶ
「笑顔ですレオンお兄様!!」
「誰その立場」
◇◇◇
「〜〜〜〜〜♪」
ライブが始まる
歌
ダンス
最初は少し硬い
ぎこちない
だが
「……あれ?」
観客達がざわつき始めた
◇◇◇
「なんか」
「頑張ってない?」
「え、
ちょっと応援したくなる」
「わかる〜!」
歓声が少しずつ増えていく
◇◇◇
「〜〜〜〜〜♪」
レオン様の動きは、
まだ少し硬い
でも
ちゃんと笑っていた
民へ向けて
手を振っていた
「うぉぉぉぉ!!」
歓声が大きくなる
◇◇◇
「愛してるぜー!!」
ルーク様が叫ぶ
「キャーーーー!!」
「そこ急に強っ!!」
◇◇◇
「レオンお兄様ー!!」
「ルークお兄様ー!!」
「キャーー!!」
歓声の中
「レオーーン!!頑張れぇぇぇ!!」
「ルークーー!!笑顔よーー!!」
「声デカっ!!」
王様と王妃様だった
◇◇◇
ライブ終了後
歓声は、
平民アイドル側に負けていなかった
「……マジか」
シャイニング☆ミルキー側も驚いていた
「王族、
ここまで仕上げてくるとは」
◇◇◇
「ふっふっふ」
りなとフィリア
なぜか腕組みしていた
「育てました」
「お前ら何目線なんだよ!」




