ユリス嫌々王都の学校に行くことになったので馬車や随行員向こうでの生活は好き勝手することにした
食堂で朝食を食べ終えると、姉さんに話していたかけられた。
「ユリス、ちょっと報告したいことがあるんだが?」
「何姉さん?」
「実は月の光から上級冒険者を受け入れることになった」
「どうして?」
僕は嫌そうな顔をして言った
「イレスさんに頼み込まれてしまってな。ギルド員にもっと稼がせてやりたいし、素材や魔道具がほしいと頭を下げられてはな」
姉さんはすまなそうに言ってきており、僕としては二点さえ納得出来れば構わないかな
「姉さん二点確認したいんだけど、魔道具や貴重な素材が向こうに流れまくるてことはない? あと、ならず者がくる可能性は?」
「もっともな心配だな。だがそれを許すほど私は甘ちゃんじゃないぞ。魔道具や素材は基本全て私達が買い取って、後から多少安く月の光に売るんだ。ならず者は来ないぞ。月の光が責任を持って選別するそうだ」
「噂を聞いて勝手に向かってきたらどうするんですか?」
「一応見分けるために秘密のブレスレットと、手紙を月の光が冒険者に手渡す手筈になっている。そのブレスレットと、手紙がなければ中には入れん」
「わかりました。僕としてはこの話了承するつもりです」
「そうか。よかった」
姉さんは安堵していた。
あ、そうだ、魔導電話を渡してないや
「皆僕に注目して」
「どうしたの? ユリス」
「母上、今から説明したいことがあるので、聞いて下さい」
僕は、魔導電話の使い方を皆に説明し魔導電話を配った。カメラもついていたのでさっそくおちびちゃんずは、玩具にして楽しそうに遊んでいる。
「こら、サラ、アルバート、玩具じゃないぞ!!」
「だっておもしろいんだもん!! おにぃたま」
「そうだよ! にぃにぃ」
全くしょうがない奴らだ。
僕はニアさんの準備状況が気になったのでアストリアに転移した。
いつも通り裏道から表通りに出ると商業ギルドに向かいドアを開けると珍しくニアさんが受付にいなかった。まぁ準備で忙しいのだろう
僕は近くの受付の人に話しかけた
「すいません。ユリスといいますが、ニアさんにお会いすることはできますか?」
「あ、はい、ただいま呼んで来ますので少々お待ち下さい」
しばらく待つとニアさんが、こちらに歩いてきた
「いや、待たせて悪かったな。ユリス」
「いえ。急に来た僕が悪いので気にしないで下さい。準備はどうですか?」
「一部を除いて順調だぞ」
「一部とは?」
「ああ、幹部会で出店に疑問符がついてな。そいつを払拭するために、預かったオークションに出す品を見せたんだ。そしたら皆行きたいといいだしてな。誰が残るかで喧嘩になったんだ。」
「うわ。纏まるんですか?」
「ローテーションを組むことで今先解決した。でも上がそんな有様だからな。下も行きたがってな。今から調整するんだ」
「なぜそこまでうちの領地に来たがるんですか? 宣伝はしてないので、ただの片田舎にある領地だと思われてるはずですが?」
「今までわな。だが最近は違うぞ。美味しい作物や陶芸品、木工品、一部服なんてものが入り始めてるからな。それに売上が良ければ、給料が増えるだろ?」
そんなにもう入ってきてたんだ。認識を改めないとな
「なるほど。それで椅子の取り合いになってるんですね」
「ああ、女子従業員の間ではガリウス男爵領には、今までたべたこともないお菓子や、スイーツがあると噂になってるからな。調整はかなり難航するだろうな」
「明日までで時間足りますか?」
「大丈夫だ。一度商人が約束したことは死んでも守るさ」
「わかりました。では、明日迎えに来ますので」
「おぅよろしくな」
僕は商業ギルドをでると裏道に入り家に転移した。
リビングに向かうとりりにあった
「ユリス様旦那様がお探しでしたよ?」
「父上が?」
「はい」
「わかった。執務室に行ってみるよ。ありがとう」
僕は階段を登り二階にある執務室を目指した。
ドアをノックすると中から返事があったので開けて中に入ると、机の上に溜まった報告書と悪戦苦闘している、父上に話しかけた。
「父上りりから僕を探していたと聞きましたが?」
「ああ、そうだ、お前ももうすぐ六才だから王都にある学校入学してもらう」
「父上僕の使命は話したはずです!! そんな無駄なことをしてる暇はありません!!」
僕は強い口調で言い切った
「それはわかっている。だが、ユリスが入らないと、公爵にまで迷惑がかるのだ。しかも殿下が家がないのは不便だろうからと、土地まで用意して完成するまでは、王城に住むようにと、手紙まで下さっている。どうにもならんのだ」
あ〜もう!! 僕はかなりむしゃくしゃしていた
「では父上随行員や、馬車は僕の好きにさせて下さい!!」
「わかったわかった。それぐらいは認めよう。あ、学校は飛び級制度があるから、嫌ならさっさと飛び級して帰ってこい」
やった!! なら飛び級してさっさと終わらせてやるぜ
「わかりました。父上。さっさと飛び級して帰ってきます」
「うん。そうしろ。出発は十日後だ」
「わかりました。では失礼します」
僕はそう言い執務室をでるとオルバさんの工房の近くに転移した
オルバさんの工房をノックすると生徒が出てきたので、オルバさんを呼んでもらった。
「どうした? 坊主」
「オルバさん。僕が乗るのに相応しい馬車を九日で仕上げて下さい」
「お!! いきなりどうした?」
僕は理由を話した
「なるほどな。わかった。このオルバの名にかけて最高の物を作ってやるよ」
「はい。お願いします」
「そういやあ家はまだ建ててないんだよな?」
「はい。まだですが?」
「なら俺と親方で建ててやるよ」
「本当ですか!!」
僕はあまりのうれしさに興奮してしまった
「お、おぅ。ぼうずの転移があれば帰りを気にしなくてすむからな。まずは下見したいから、王都に連れてってくれないか?」
「わかりました。父上と相談してみます」
「頼むわ」
「はい。それじゃあ失礼します」
僕はオルバさんの工房をでるとパリスがいる訓練場に向かった。
「パリス」
呼ぶと休憩中にも関わらずすぐに来てくれた
「ユリス様が、何か御用ですか?」
「休憩中にごめんパリス。十日後に王都に行くことになったから、精鋭を護衛につけてほしいのと、ついてくる兵士には馬を貸し与えるけど何か問題ある?」
「は! かしこまりました。報告書で上げたとおり、どの兵士も乗馬訓練は済んでおりますので問題ありません」
そうか。よかった。これで見栄えが良くなるぞ
「ユリス様どこか嫌なとこにでも行くのですか?」
なぜ、わかった?!! 僕が驚いた顔をしていると
「前世で嫌いな大臣に会う前の雰囲気と同じですよ」
と言って笑い出してしまった。
「ひどいよ。パリス」
僕が拗ねているとレイア姉さんが走り寄ってきた
「パリス、貴方がこんなに笑うなんてどうしたの?」
パリスはレイア姉さんに説明を始めた。
「ぷ そう言われれば似てるわね」
と言って笑い出してしまった
「レイア姉さん、パリス!!」
「申し訳ありませんユリス様」
「ごめんね。ユリス君。よしよし」
レイア姉さんが頭を撫でてくれた
しょうがない機嫌を直すかな
「あ、ユリス様、私は総隊長として街に残らねばならないので、レイアに取りまとめ役を頼みますので」
「わかった」
やったー!! レイア姉さんと一緒だ
「ユリス君よろしくね」
「うんレイア姉さん」
この後は料理人とお菓子職人と生産関係の人間を手配して家に帰った




