お弁当
更新遅くてすみません
数日後
立花さんが突然質問を投げかけてきた
「私、明日速水君にお弁当作ってこようと思うんだけどどうかしら?」
(お弁当かー。料理うまそうだし、男子的にもうれしいよなー)
「いいんじゃないでしょうか。人からもらってうれしくないものなんて少ししかありませんし、きっと喜びますよ」
「そう。それなら今日速水君に提案してみるわ」
それからしばらくして主人公君が登校してきたが、
(お弁当の話持ち掛けないんか?)
立花さんはもじもじしてるだけで、主人公君に話しかけに行かない。
「立花さん。速水君にお弁当の話しないんですか?」(小声)
「ちょっと緊張してるのよ」(小声)
「埒があきませんよ」(小声)
「それなら一緒に来なさい」(小声)
「えっ。ちょ」
立花さんは僕の手を握ると、僕を連れて主人公君の席まで行った。
「あのー。速水君」
「なんだい立花さんと田中君」
「僕は関係ないんだけど、立花さんが話があるって」
「何かな?」
「あの、私、明日速水君にお弁当を作ってこようと思うんだけどいいかな?」
「もちろん良いに決まってるよ」
「何か入れてほしいものとかある?」
「立花さんの得意料理が食べてみたいな」
「わかったわ。明日一緒にお昼を食べましょう」
「そうだね。三人で食べよう」
(ん?三人?)
「速水君。もしかしてその中に僕も入ってる?」
「え?当たり前じゃないか。ていうか一緒に食べるから立花さんを連れてきたんじゃないの?」
その瞬間、クラスの空気が変わった
今まで興味本位で聞いていた人たちが「お前も一緒に食うのか?何様のつもりだ」という殺気のこもった視線が僕に注がれた。僕は汗をだらだら流し、
「いや。ごめん違うんだ。ただ僕は立花さんを連れてきただけなんだ。だから、明日は立花さんと二人で食べてくれ」
「そうだったのか」
「本当にごめん埋め合わせはするから」
「それならいいよ」
そういうと注がれていた殺気が霧散した。
(あれ?なんで僕中間立ってるだけなのに殺気向けられたん?)
ちょっと理不尽なことがあったが、僕はなんとか約束を取り付けることに成功したのだった




