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コーラ日記  作者: コーラ
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2026年3月8日日曜日

 今日は、昨日に引き続き、大学の内容の復習をちょっと行い、それ以外は遊んで過ごした。せっかく地元に帰ってきたのだから、冷たい風を味わえるうちに外に出て寒さを感じてもいいのかもしれないが、寒いとわかっていて自分から外に出るなんてことは人間はなかなかできないのである。明日は高校の友達と遊ぶ予定が入っているため、自動的に懐かしい街並みを歩くことになるだろうから、この休日外に出なかったことはチャラにさせてほしい。


 外に出なかったとはいえ、色々な地元の友達などに連絡を取り、会う予定を作るために自分から行動を起こすことができたのは、今日の良かったことである。高校の友達以外に、塾の友達で、今は中国の大学に行っている友達にも連絡をした。なかなか連絡する用事もないのだが、今日が彼の誕生日だったので、メッセージを送った。塾の友達とは言ったものの、小学校は同じで中学校で離れ、中学の途中で塾で再会したという奇妙な関係の友達で、小学校でもそれなりに話していた友達なので、懐かしさが来た。彼、誕生日が周りより遅めのこの時期で、そのことにたまに不満を抱いていたのを思い出す。今でも小学校の同級生の誕生月くらいは大体言える気がするのは、みんなそんなものなのだろうか。それとも、私の気持ちが小学校に取り残されているだけなのだろうか。


 私は、小学校の6年生だった頃が自分のピークだと自認している。それ以降も楽しかったが、小学校での6年という長い期間が、私の友達作りのスタイルと合っていた。少人数の環境で、時間をかけて築いてきた人間関係が実を結び、6年生の時は誇張抜きで学年のほぼ全員と仲良くできたと思っている。勉強やスポーツでも活躍でき、気分としては、安直だが藤原道長みたいな感じであった。


 ただ、振り返るとまだ世界の広さを知らなかっただけだと思うこともあるし、記憶の美化が生じていたことに気づくこともある。実際、全人類で見たときには、人が持つ能力に関しての私の順位は、苦しみながらも努力していた中学生や高校生の頃の方が高いだろう。友人関係だって、学年の半分以上とはそもそもろくに話をせずに終わった高校生の頃の方が友達の数自体は多かっただろうし、小学校ではできなかった遊び方をして仲良くなれた。


 しかし、それでも、私は、あの万能感のあった小学校6年生を回顧してしまうのである。以前調べて、その万能感は、10代前半で見られる「自分は何でもできる」と思い込む発達途中の思考であることは分かっている。だから、今あの状況に戻ったって、あの達成感に満ち溢れた生活は送れないだろう。でも、それでも、私はあの時の自己肯定感に、胸を灼かれ続けているのである。


 小学校を振り返ったら、内面の話になってしまった。この感覚が抜けた人が入れば、いつその感覚が抜けたのか聞いてみたいものである。ただそれ以前に、この感覚を持っている、いた人があまりいないのではないかという思いもあり、難しく思う。その意味では、同じような経験がある人がフィードバックを返してくれやすいこの場所に日記を書くことの意味が、内面の話をすることで深まって良いのかもしれない。

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