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異世界で自由に生きる!  作者: マチダ中尉
『辺境の街リザ』
10/13

09

「すいません、冒険者登録したいんですけど…」


なに食わぬ顔で受付嬢に声をかけてみた。


「え?あの…」


「冒険者登録出来ないんですか?」


「あっ、はい冒険者登録ですね…この用紙の項目を埋めてください…」


受付嬢は怯えながらも冒険者登録用の用紙を差し出してきた。

そして気がつく…文字が読めない…


「すいません、文字の読み書きができないので代わりに書いてもらえます?」

(まじかよ!言葉は話せるのに文字はダメなのかよ!)


普段なら文字が書けないなどという新人がいると笑い出す酒場の冒険者たちも先ほどの光景を見たからかずっと沈黙を保ち固唾をのんで桜花と受付嬢のやりとりを注視している。



「はっ、はい!それではお名前は…」


「黒木桜花…桜花が名前で黒木が名字ね」


「はい…オーカ様ですね?次は…」


そしてすべての項目を埋めると…

名前…オーカ・クロキ

年齢…16

出身…東方の島国

得意武器…刀

魔法適性…いろいろ

備考…なし


「えーと、刀?……って!魔法適性いろいろ?」


「えぇ、いろいろですけど問題あります?」


「いえ、特には…えーとそれでは登録料銀貨10枚と血を一滴もらえますか?」


「登録料はわかりますけど、血ですか?」


「はい、貴方の血をこちらの水晶に認識させて個体登録を行います」


「なるほど…それでは銀貨10枚とえーと血はどこに出せば……?」


「あっ、すいません!こちらの水晶に垂らしてください!」


その言葉を聞くなり刀を抜き指先を切りつけ水晶に血を垂らす、受付嬢はいきなりのことに驚いたが桜花はお構いなしの様相だ。

水晶が光だし。しばらくすると光が止まる…


「…はい、これで個体登録は終了ですね…」


「んじゃあ、これ…」


そういいつつ懐から銀貨10枚をカウンターに置く。


「えーと、それではギルドカードができるまでにギルドのルールを説明致します。まずは…」


ギルドのルールを要約するとこんな感じである。

・ランクはFからS

・自分のランクの1つ上の依頼までしか受けられない

・自分と同じランクの依頼で1pt、1つ上で3pt、合計30pt貯めると次のランクへ昇格、またCランクとAランクに上がる際にはギルドから発行される特別な依頼を達成せねばならない

・パーティーを組めば2つ上のランクの依頼が受けられる

・パーティーのランクはメンバーの平均ランクを目安に割り出される

・依頼以外での冒険者同士の問題には基本的にはギルドは関与しない(例外あり)

など他にもあるが大して重要ではないので桜花は覚える気はない。


「なるほどーあっ、そう言えばさっき蹴り飛ばした時に壁が壊れてるみたいだけど、どうすればいい?」


先ほど蹴り飛ばしたい男の方を指さしながら答う。


「あっ、えーと、修理代をいただくことになります…」


「なら、これでたりるかな?」


懐から金貨を3枚取り出しながら答えると


「え?いえ!多すぎます!金貨1枚もいらないですよ……」


「なら、金貨1枚出すから残りはあそこのおっさんにでも私といて」


「えーと、わかりました!」


「それで……ギルドカードはまだできない?」


既にギルドカードの作成を始めてから30分ほど経過している。


「あっ!すいません!もう出来上がってました!」


そういいながら銀色のカードを手渡される。


「へーギルドカードって銀色なんだね…」


「はい、Sランク以外は銀色でSランクは黒になります…」


「なるほど……いろいろとありがとうございました!それとおすすめの宿屋とかありますか?」


ここで桜花は宿をとっていないことに気づきついでとばかりに聞いてみた。


「えっと!木漏れ日亭と言う宿がギルドと提携していておすすめです!受付でギルドカードを提示すると宿代が2割引になります!」


その後宿の場所を聞き足早にギルドを後にした。






そして先程聞いた宿の場所へと向かう途中獣人やエルフなどの異種族を見かけて先ほどとは違い桜花のテンションはうなぎ上りである。


「おぉ!やっぱりいるんだな!亜人!」

(にしても文字の読み書きが出来ないと不便だな…)


そうこうしているうちに宿屋に着き扉をあけて中に入る。


「こんにちはー!」


「あいよ、こんにちは」


受付には看板娘………ではなく恰幅良いおばちゃんがおり挨拶を返してくれた。


「泊まりかい?」


「うん、とりあえず1週間ほどあっ、これギルドカードね」


先程の情報を思い出しギルドカードを提示しつつ1週間泊まる旨を伝える。


「はい、それじゃあ1泊銅貨30枚で2割引の1週間だから銀貨2枚と銅貨40枚ね」


「えーと、んじゃ、銀貨3枚からで」


「はい、お釣りの銅貨60枚と部屋の鍵ね、あんたの部屋は207号室飯は朝と昼は宿代に含まれてるけど夜は別でもらうよ、あと湯浴みをしたいなら桶一杯で銅貨5枚になるからね。」


「あいよー」


宿の説明を聞いたあと部屋に向かう


「えーと?207…207…っとここか、」


部屋の扉を開けると質素ながらも清潔な部屋であることがわかる。


「うーん、なかなかだなー、風呂がないのはちょっとあれだけどまあいいか」


窓の外を見るとすっかり夕方になっていたので今日のところは宿で食事をとり明日からどんな依頼を受けようかと考えながら眠りについた…



お釣りのところを銅貨のはずが銀貨と書いていたので修正しました┏○ペコ



報告してくれた方ありがとうございます( *・ω・)ノ

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