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異世界に転生したし好きに生きる事にした〜転生はご褒美です〜  作者: 結桜 月


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冒険者ギルドの講習〜意外にも楽しい講習と人外エルフ〜

やりましたw半分程消してしまった〜〜〜!もう、笑うしかないwww




「ふぁ〜〜ぁ〜」


「みっ?」


「ん、起きるよ。おはようユゥイ」


「みゅっ」


「まだ、朝早いし寝かせてていいけど…お風呂行ってきて大丈夫かな?この子達の朝ごはんも頼みたいし」


「みぃっ」


悩んでいるとユゥイが仁王立ちで胸を張り手でトントンっと胸を叩き任せろと得意そうにしてる。きっと何らかの方法で起きたり何かあれば分かるのだろう。


「じゃあ、教えてね。色々、整理したいし朝湯に行こっか!」


源泉掛け流しのお湯と1人の時間を求めて大浴場へ


(身支度の事も、私なら朝風呂で済むけど他の人達みたいに部屋の洗面所とか使うやろうから着替えやら何やら揃えなアカン物も買わなアカンもんもどないしよ…)



癒しのために朝風呂に行ったはずがあまり気分転換にも、考えがまとまりきる事もなく部屋に帰ってきたが、まだ2人は夢の中のようだ。2人してふわふわのお耳に尻尾があるところの布団がふんわりと盛り上がっている。


「ん?あれっ?」


「みゅっ?」


こっそり布団を取ると2つの尻尾…銀色と金色の尻尾がそこにはあった。


(〜〜〜っえぇ?!!人間とちゃうやんっ!?いや、家族何やからケモ耳でもおかしく無いけど昨日は無かったやん?何で生えてるの??)


パニックになりながらもそっと布団を戻し、取り敢えずこれは普通の事なのか種族的な事なのか聞いていい事なのか?と混乱しながらも、サラッと聞いて言いたくない雰囲気なら長そう。と決め、階下の喧騒のピークになってきている事もあり2人を起こして身支度をさせた。



「おはようございます」


「あら、ふふふっ!寝癖がついてるわよ。よく寝れたのかしらね?」


ソエルの方に寝癖が、ブラシも買い物リストに追加か…と3人で端の席に着く。まだまだ人がいるようで食べている人達ばかりではあるが、今から食べるのは私達が最後のようだった。


「はい、お待たせ〜!スープ熱いから火傷しないようにね〜」


そう言い、それぞれの前に食事を持ってきてくれた。サラダに透明な湯気の上がったスープとシンプルなパンに果実水。


「ありがとうございます。スープまだ熱いから、こっちのお皿から先に食べな?」


「うん」


「んっ!」


返事をしてフォークを掴むエルと、エルの様子を伺いながら真似てフォークを掴むソエル。路地裏暮らしが長かったのか、危なっかしい手つきでサラダを口にかきこんでいて口の周りはドレッシングだらけだ。


「ソエル?ゆっくり食べて良いから、よく噛んで食べなさい。こうやって刺しても良いから口の周りに付かないように食べてみて?」


「あぃっ!」


「スープはまだ熱いからフーフーしてね」


「ふーふー?」


「そう、こぼさないようにゆっくりかき混ぜたり、パンをちぎってスープにつけてふーふーって冷ましてからね」


「あいっ!ふーふー、ふーふー!」


「上手に出来てる。エルも食べながらで良いから聞いて。この後冒険者ギルドに講習で行って、帰りに買い出しに行きたいの。着替え一組は欲しいし他にも最低限は揃えたいの」


「服他にもいる?」


「汚れたままだと宿とかベット汚しちゃうでしょ?あまりに酷いと宿が使えなくなるだろうから。濡れたりした時もそのままだと風邪ひいちゃったりするかもだし必要だと思うんだけど、どう?」


「分かった。いると思う」


「分かってくれて良かった。じゃあ、帰りに寄って帰ろうね」


「うん。帰り、よる」



朝食を食べ冒険者ギルドを訪れる。冒険者達の朝は早いのか街にもあまり姿を見かけず、ギルド内にも冒険者の姿は無く殆どがギルド職員達のようだった。子供達への優しい態度からセリーナさんなら無下にはしないだろうとあたりをつけ、講習の事を聞くためにセリーナさんの受付の元に行く。


「おはようございます、セリーナさん。講習の事を色々教えて欲しいのですが…」


「おはようございます、ユーティアさん。講習ですか?もう直ぐ朝の部が始まりますが?」


「基礎講習と幾つか受けたい講習がありまして、申請方法とこの子達も一緒に受けたくて。講習に年齢制限は無かったと思うんですけど大丈夫ですか?」


「申請をする講習は特殊なもので、教えられる職員のスケジュール次第なので今は絶対ある基礎とダンジョンを朝に、特定の武器ですと人気のものなら大体の人が教えられますので基礎なら、午後の部で教える事もギルドの敷地内の実技講習に飛び入りも可能です。兄弟でくる子も居ますので大丈夫ですよ。」


「分かりました。獣人の方の講習はありますか?」


「獣人専用の講習ですと特殊になりますので午後の部で申請が可能ですが…ユーティアさんが?」


「この子なんですけど…」


「う〜ん、年齢的に正規ギルド員にはなれなそうですし、仮ギルド加入扱いでしたら。普通は獣人達は親御さんに種族の戦い方を教わるので基礎と言えどあまり…」


「この子達孤児なので親御さんには…身体の使い方や獣人達の独自の習慣や知っておいた方が良い事を知っておいて欲しくて。お姉ちゃんの方なら1人で講習も大丈夫でしょうし受けさせてあげたいんです」


「……っ…ぐずっ。」


「っ?!あのっ?」


「あっ!も''うしわけ'っ。その講習内容でしたら問題ないので申請しておきますね。仮ギルド員の木札を渡しておきますね。朝の部がもう少しで始まってしまいますし仮登録は受講後にでもご説明とともにさせて頂きますね」


急に言葉に詰まり涙ぐむセリーナさんに驚いたが何とかなったようだ。基礎講習は講習用の部屋に直接行けばそのまま受けられるそうだ。魔法の講習の方は私が申請してソエルと一緒に受けても良いだろう。同じギルド内ならエルの見た目でも誘拐される事や、私の元に逃げてくる事も出来るだろう。


「お願いします。講習の場所は…」


「講習はギルド2階の部屋。階段を上がって直ぐです。扉は空いているはずですから、お好きな席に座ってお待ち下さい。今なら講師もそろそろ来ている頃かと」


「ありがとうございました。行ってみます」


セリーナさんにお礼を言い2人とユゥイを肩に乗せ講習部屋に向かう。


(っあ!従魔の講習あるか聞くの忘れた!!まあ、後でで良いか。忘れんようにせな)



講習部屋は幾つかの長机と長椅子がセットで並んでいて教卓の前に横に3列、前後に2つずつ計6席あり、あまり広くはなく教室を横にしたような作りだったが、3人並んでも十分な広さの長椅子で他の席にもチラチラ座っている人達がいた。


「もう少ししたら始めるぞ〜」


そう声をかけて入ってきた男性職員は教卓に行きメンバーを伺う。


「今日は少し多いな、午前の部の基礎講習を担当するヴァンダースだ、よろしくなぁ」


明るい髪色の男性が挨拶をして講習が始まった。ファンタジー物にある設定だったりとそう違いもなく安心した内容のモノばかりで、実技の武器選びに便利な講習だったりとあっという間に時間が過ぎ講習が終わった。基礎は5日毎に繰り返しで魔法は基礎と属性毎に講習が異なるようで申請しないといけない属性もあると、ちょこちょこ有益情報を小話にまぜて話してくれた。


「今日はここまでな。明日はこの続きの基礎と午後の部は実技で魔法も訓練所で一緒にやるからなぁ」


簡単な単語で話してくれる講師のおかげでエルも熱心に聞いていた。小さい子もいるからだろう、噛み砕いて話してくれていて基礎が多いのも頷ける。ダンジョンとの違いもサラッとふれていてくれてとてもためになった。


「疲れたでしょ?ソエルも大人しく聞いてて偉かったね。午後の部まで時間あるし、屋台通りで休憩しようか。これから講習が別になっせギルド内の食堂で食べる事が増えるだろうし、屋台通りはまだ一緒に行った方が安心出来て良いだろうしね」


「うん」 「んっ!」


2人の返事を聞いて早速屋台通りに繰り出す、パジャマと鞄類は必須だからギルド帰りに寄ろうね。などと話ながら階下に降りて冒険者ギルドを出て、屋台通りに向かう。ふと、通ったギルド内の喧騒と視線が気になったが午後の部の時間まであまり余裕があるわけでもないのでスルーした。




ーーーーーーー




「ちょっと!?一体どう言うことよ!!」


「申し訳ありません!ギルドマスターはギルド会議に出席中でして…!」


ギルドの喧騒がいつもより多い訳はこの怒れる、一見少女?にも見えるエルフのせいだろう。極めて人目を惹く美しい容姿の金髪から覗く長耳と背にあるいやでも目に入ってくる立派な長弓。


「おい、ありゃ…」 「あぁ、あれは」 「エルフだな…」 「何でエルフが?」


喧騒の中心のエルフはどこ吹く風。注目される事など日常茶飯なのだろう、何でもない事のように受付嬢と会話している。


「じゃあ、依頼の完了報告だけでも先にお願いするわ!全く、呼びつけておいて良い度胸ね」


「かしこまりました。ギルドマスターが戻り次第ご連絡いたしますか?」


「そうしてほしいけど宿もまだ決まってないのよ。もう、ギルドに1番近いとこで良いけど汚いとこも狭いとこもやだし…」


ふと、エルフが振り返る。何かを探すように、確認するようにゆっくり辺りを見回した。


(何かしら。何だか懐かしいような、清々しいような。すごく気になる感じ…)


「うっ!」 「わわわっ!」 「美人だなぁ…」 「もしかしてあのエルフって…」


幾人も目が合うもどれも彼もがこの心地よいモノとは違うのだと断言できた。遠くなる何かに思いを馳せ探っていると受付嬢から伺う様に声がかかった。


「まっ、〜さま?」


「あぁ!ごめんなさい。ちょっとね」


「?では、ギルドからご紹介させて頂く宿で宜しいでしょうか?」


「えぇ、それで良いわ!連絡は外出中は受付に伝言でも残しておいてくれたらまたギルドに伺うから」


「かしこまりました。こちら、ギルドタグとご紹介の宿の名前と場所になります。依頼の完了報告も済みましたが他にも御入用はお有りですか?」


「いいえ、大丈夫よ。失礼するわね」


(…ほんと、何だったのかしら…まぁ、良いわ。この街にはまだ当分居るし事になるんだし、この気になるモノが何なのか絶対に探し出してやる!)


数々の視線もなんのその。もう、ギルドに用は無いとでも言いたいかの様に喧騒の中心は颯爽と去って行ったが、珍しいエルフの出現で当分の間、ギルドはこの話題でもちきりになるだろう事は想像に難くない。   




夏休み企画毎日投稿に参加させて頂きたいのでそれまでは週一投稿です。よろしくお願いします。

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