リヴァイアス家を目指して2
夕食を済ませ、俺とレイは見張りの役に回っていた。
モンスターが徘徊してる中での野宿では、交代で見張りをするのが基本だ。
「……」
「何か思い出す事でもあったか?」
「近づいてる筈なのに、何も浮かんでこないんだ。」
「そうか……」
再び訪れる沈黙。
なんというか――気まずい。
無理矢理話題を探そうと辺りを見渡す。
特にこれといったものは無く、銀華さんと鈴華ちゃん、黒翼さんが眠っているだけだ。
途方に暮れて空を見上げる。
星々が空に輝いている。
「そういえば――」
「ん?」
「前にも、こんな事があったな。」
そうか、あの夏の話だ。
「色々ハプニングがあってさ、こうやって二人だけで空を見てただろ?」
「ずっと昔の話みたいだ……」
「それでお前さ、”不思議だよね”って言いだしてた。 あの頃のお前は可愛かったよ。」
「流石にこの歳でそんな事言わないぞ!」
俺は顔を真っ赤にして必死に抗議する。
レイはそれを見て小さく微笑んだ。
「そうだ、桂木葉助はその方が似合ってるぞ。 正直、今の喋り方は背伸びしてるみたいで気持ち悪い。」
「は、はっきり言うな。 レイだってそうだろ?」
「まぁな、私は背伸びしてでも大人になるしかなかったんだ。 そうだ、私――」
「レイ?」
何かを思い出したように自分の荷物を漁りだす。
「あった!」
取り出したのはペンダントだった。
そうだ、あれは確か――




