↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
114/144

境界移動(ラインズワープ)2

目の前に広がっていたのは、虹の道だった。

文献では読んだ事はあったが、これが本物の境界線(レイ・ライン)か。



「綺麗……」


「レイは一度通った事があるんじゃないか?」


「コホン――実は覚えていないんだ。 気づいたらこっちの世界にいたからな。」


「そうなのか。」


「それに、まだ記憶が完全に戻ったわけでもない。」



そうだった。 昔の調子に戻っているから勘違いしていた。

あくまでも戻った記憶は、こっちの世界に来てからのもので、元の世界での記憶は曖昧らしい。

しかし、その状態でレイの家を探す事なんて出来るのだろうか?

手がかりはレイ・リヴァイアスという名前だけか――先が思いやられる。



「悪かったな。」


「そんなに気にするな葉助、そのうち戻るだろう。」



銀華さんは黙ったまま境界線(レイ・ライン)を飛び続けている。

そういえば、境界線(レイ・ライン)は色々な世界と繋がっているんだっけか。

ロキアまでの道は把握しているのだろうか?



「銀華さん、ロキアまでの道は大丈夫ですよね?」


「当たり前だ、久々の境界線(レイ・ライン)飛行とはいえそこまでボケていないぞ?」


「す、すみません。」



なんだかいつもより気が立っているのは気のせいだろうか?

それとも、それだけ神経を使っているのだろうか。

実際に自分が飛んでいるわけではないから、その真相は本人のみが知ると言った所か。

景色は相変わらず、虹の道が続いているだけである。



「他の世界って、ここからじゃ見えないのか。」


「もうすぐトンネルを抜ける、その後に見えるぞ。」



確かに虹の道の切れ目が見えて来た。



「この虹の道は、それぞれの世界の入口を安定させるために用意されいているんだ。

 ――さぁ、抜けるぞ。」



虹の道を抜けた先には、漆黒の空が待ち構えていた。

漆黒の中に数多くの小さな点が光を放っている。

おそらく、俺達が夜空で見ることが出来る星と呼んでいる物と同じであろう事は想像がつく。



「あの光1つ1つに世界があるのだ。 お前達の世界のようなものがな。」


「すごいな……」


「そして世界は全て境界線(レイ・ライン)で繋がっている、とある場所を中心にな。」



何か考えるように銀華さんは語り始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。