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ラスティア群像劇~第2章~  作者: niseimo38
第3章~王国を巻き込むゆがみ事情~

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45/83

045、裂け目の研究に向けて

AI作成、セリフ筆者

裂け目の影響はすでに消え去り、ナスティア村に静けさが戻った。

エレンはゆがみの余韻を感じながら、冷ややかに吐き捨てるように言った。


「ふん。裂け目の悪意もこの程度か。つまらん」


ワットは肩をすくめながら笑う。

「まあまあ、村を守れたんだからいいじゃないか」


スゥは腕組みをして、にやりと笑う。

「まあでも、この程度なら私たちだけで対処できちゃうしね」


ニーナは槍を軽く振りながら、少し呆れた口調で言う。

「油断するな、と言いたいところだが、この歯ごたえじゃなあ……」


四人は口々に感想を述べるが、どれも満足げというより、不満げである。


「あら、もう終わったかしら?」

声の主はエレシィだった。


「エレシィか。すまんな、裂け目を少々過大評価していた。この程度なら問題ない」

エレンは肩越しに応える。


「そうなの? 何か結構すごい音したけど……」

エレシィは首をかしげる。


「ちょっと大岩がぶつかったりした程度ですよ」ワット

「は? 大岩って普通死ぬわよ?」エレシィ

「普通は、ね」スゥ

「お師匠さんは普通じゃないから」ニーナ


エレシィは目を見開き、感嘆する。

「末恐ろしいわね、あなたたち……」


そのとき、ルートルードが顔を出す。

「談笑が聞こえてきたから顔を出したが、全員無事のようだな」


「ルートルードか。どうだ、今度はあなたが裂け目の対処してみるか?」エレン

「やめてくれ。私では今頃死んでしまっているよ」


「ねえルートルード。ゆがみの使い方は熟知してるけど、裂け目に対して私はまだよく知らないわ。研究したいのだけれど、何か良い方法はないかしら?」エレシィ

「そうだな。ここを毎回危険に晒すのはしたくないな」ルートルード


「なら、国を出るしかないな」エレン

「やはりそうなりますか。他国で裂け目を見つけて研究する。そうすればここは被害に遭わないし研究もできる」エレシィ


「しかし、現地の者が黙ってみているか?」ルートルード

「災害の研究なら抑止に使うとでも言えば納得してくれるでしょう。それと同じと思えばいいのです」エレシィ


「言っとくが、それで殺されても私は守る気ないからな?」エレン

「あら、私が国を発つときについてくるつもりだったんですか?」エレシィ

「お前ひとりだと暴走しそうなのでな。一応、な」エレン


「留守は俺たちでどうにかするよ、ルートの旦那」ワット

「泥船に乗ったつもりでドーンとしてればいいのよ」スゥ

「それを言うなら大船だ、スゥ」ニーナ


「そうか。なら、私から国王に話しておこう。しばらくエレシィとエレンが留守になると」ルートルード

「それには及ばん。二人で今から王城に行く。目を付けてるやつが一人いるのでな」エレン

「そうか。なら、エレンに全て任せるとしよう」ルートルード

「よろしくね、ボディーガードさん」エレシィ

「エレシィは荷物をまとめておけ。私は少し連絡したい相手がいるからな」エレン


エレンはまだ裂け目の真の恐ろしさを理解していません。だからこのような大口を言ってしまいます。

これが油断にならなければ良いのですが……。少々心配ですね。

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