表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
赤瑪瑙奇譚  作者: しのぶもじずり
第九章 マホロバの星
30/30

物語のその後



水面下の騒ぎが何度か起こったが、長い時を費やして、マサゴ、コクウ、モクドの三国は、やがて まとまってマコモ国になり、マホロバほどの華やかさはないものの、強く穏やかな国として発展を見せた。



  〈ユキア〉

皇太子妃として、夫のカムライを助けて東奔西走し、寝る間も惜しむ働きをした。

二十二歳で姫を産み、その後二男一女を儲けて、四人の子の母となる。

本当に寝る間を惜しんでいたらしく、二十歳近くまで、実質的な夫婦関係は無かったのではないかと推察する歴史家もいる。


  〈カムライ〉

次々と起こる無理難題をものともせず、陽気に生涯を送ったらしい。

父王が現役バリバリのまま長生きした為、皇太子の時代が長く続いた。

一時、正体不明のユンという女との浮気説が流れたが、ついに、妻はユキア一人だった。


  〈コクウ王カリバネ〉

現役バリバリだった。


  〈メドリ〉

ユキアに付いて、コクウに行った。

年に一度、恒例のように、おじゃる丸から第二夫人の誘いが来たが、断り続けて独り身を通した。


  〈ホジロ〉

父親が亡くなった跡を継いだ長兄が、さらに甘やかした為、怪しい研究と実験にふけり、生涯を送った。

どことなくユキアに似た妻を娶り、二人で研究成果を多くの書物にまとめたが、価値を認められたのは、没後百年経ってからだった。


  〈イヒカ〉

そこそこ料理を覚え、城下で食堂を開く。

安くて美味いと評判をとった。

特に、大盛・特大盛が、腹を空かせた若者に人気だったという。


  〈コクウ軍師ウガヤ〉

城を辞し、詩語(うたがた)りとなって放浪した。

斬新にして意味不明の詩が、何故か若者に受けて、人気者になった。


  〈セセナ〉

東の大国の優しく穏やかな王子に嫁ぎ、多くの子を()して、肝っ玉母さんになった。


  〈マサゴ王国第二王子タマモイことおじゃる丸〉

末の王子と人質を替わってマサゴに戻り、皇太子になる。

モクドの姫を娶り、生涯 尻に敷かれた。

歴史家曰く、メドリへの手紙をわざと妻に見つかるように書いていた節がある。 意味不明。


  〈マサゴ王トコヨベ〉

教育に熱心に取り組み、教育制度の確立に寄与した。

また、モクドに人を送り、巫女の弟子にして、心を癒す術を探したという。


  〈モクドの巫女イマナジ〉

詳細不明。


  〈タヅムラ〉

出世して、しっかり者の太政官になった。


  〈砦の隊長〉

退役し、戦死者の遺族を尋ね歩いて面倒を見た。

遺族会の実質的な設立者。匿名希望。


  〈大工アトメ〉

大工としてより、からくり師として名を残す。


  〈十人並みに毛の生えたメギド公の末娘〉

料理研究家として、広く諸国に名を成す。

特に、コクウ名産荒地豆、中でも、ツクヨリ王子が改良したとされる新アレチ豆を使った料理は、好評を博した。

メギドの名を恥じ、出身を隠したがっていた為、特に名を秘す。


  〈調査団世話役イナダ〉

反乱軍に内通し、城内への手引きに加担したことが判明して処刑。

「見返してやりたかった」 というのが、最期の言葉になった。


  〈マホロバ皇太子ウナサカ〉

立派にホヒコデ王の跡を継ぎ、王になった。

末の弟クロウを溺愛していた。


  〈マホロバ皇太子妃テフリ〉

老いても美しさが変わらず、美貌の王妃として、世界三大美女に数えられた。


  〈ウナサカの第一王子エヒコ〉

立派にウナサカの跡を継いだ。


  〈同じくウナサカの第二王子オトヒコ〉

よくわからない。


  〈モクドの末っ子王子〉

さっぱりわからない。名前も不明。




古来、赤瑪瑙は、家族の愛を意味するといわれている。



 ——— 本当に おしまい



読んでくださった方、ありがとうございます。

楽しんでいただけたでしょうか。

少しでも面白いと思っていただけたならうれしいです♡

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ