☆人物紹介・北領編☆
☆すのぴ
本作の主人公。
深淵領域を脱した後、かぷこーんを救い出すためにとらに師事して戦う術を学び始めた。
バニラと接触した際には、説明の順番が下手過ぎて彼女と衝突することになる。
ホワイトケルベロスのラージィとの戦闘で巨大な相手に対する恐怖を克服してみせた。
人造巨人戦では囚われたチンギス達を見て、かつての自分を想起させられ、怒りや憎しみに飲み込まれそうになり、雪崩に巻き込まれた後、仲間達が狼の群に襲われそうになったことで感情が爆発してしまい……
自身についての謎が深まるばかりで恐怖を覚えるが、とらとバニラに胸中を打ち明けたことで、それでも前へと進み続ける決意をする。
☆とら
ギルドに所属する依頼請負人。
すのぴの申し出により、彼に稽古を付けることになる。
言葉足らずなところがあり、すのぴやバニラによく指摘されている。
雪崩に巻き込まれた後、変貌したすのぴを目撃し、その姿がTOIKIと同質のものであることに気付いた。
救出したチンギスから恩返ししたいと言われたことに面倒臭いと感じつつも、相手の安全を考慮して突き離した。
☆バニラ
かぷこーん配下の従騎士。
深淵領域へと単身挑んだかぷこーんの帰還をノース・ダストで待っていたところ、すのぴととらと出会う。その際に、すのぴがかぷこーんの所持品を先に見せてきたことから誤解して、彼等に襲い掛かる。
誤解が解けてからは彼等と情報交換を行い、西領で何が起きているかを伝え、最終的にすのぴ達の助力を得る事となる。
思い込みが激しく直情的だが、相手を思いやる思慮深さもある。
剣術と魔法を兼ね合わせた戦闘スタイルで、強化魔法で身体能力を引き上げて格上との戦いでも引けを取らない実力を有する。戦技のコントロールはあまり得意ではなく、つい出力過剰になってやり過ぎてしまうことも。
伝心魔法で遠く離れた相手と意思の疎通が行えるようだが……
とらからは猪みたいな奴と思われている。
☆ベリー
バニラの双子の妹。
姉であるバニラと同じく、かぷこーん配下の従騎士である。
従騎士という立場でありながら、ワッフルからの信頼も篤く、その身分でありながら王の近衛として仕えている。
無鉄砲で無茶ばかりする姉に対して辛辣な言葉を投げてばかりいるが、心配の裏返しである。
☆ワッフル
ソルベ法国の若き王。
国に伝わる予言書を基に、いずれ起こる戦乱——そして厄災に対処するべく日夜策を講じている。その一環でかぷこーんに伝説に謳われるマジカルソフトの探索を命じた。
かぷこーん、バニラ、ベリーとは幼い頃からの付き合いで、立場を超えて最も信頼している。
ベリーに対して想いを寄せているが、中々踏み込めずに頭を抱えている。
☆チンギス
ノース・ダストの裏社会を牛耳っている(つもりの)マフィア(気取りの不良グループ)・ホワイトケルベロスのリーダー。
チームを結成するまでに色々な経緯があったようだが、思っていた以上に大きくなり過ぎて頭を悩ませている。
見た目で恐れられているのを気にしている反面、それが自分を慕ってくれる者達を守る事に作用しているならと割り切って、威厳のあるリーダーとしての仮面を被り続けている。
ギルドの英雄であるとらに憧れており、彼等と衝突した際は憧憬と立場の間で板挟みになるが、威厳を保つために立ち向かう事を決意した。
チンギスの持つ大剣は物心付いた時には手元にあったようで、どれだけ手放そうとしてもいつの間にか戻ってくる曰く付きのものらしい。とらの見立てでは魔剣の類だそうだが、それすらも本人には分かっていないようである。
とらから別れ際に「チンピラ三兄弟」とあだ名で呼ばれたことを内心では嬉しく思っているようである。推しから特別な呼び名を付けられたら嬉しいという事だろうか。
☆ピーゲル
チンギスを慕う悪童。
槍捌きに自信があり、他のグループとの抗争の際には特攻隊長を務めたりする。
チンギスに対して盲目的であり、彼の決定には常に従ってきた。
バニラとぶつかったことから、彼女に対して突っかかっていったが、最終的に人造巨人から助けられた事で悪態はつくものの少しずつ態度を軟化させている。
☆ラージィ
巨人族の男。
元々は気弱な性格で、その事が原因で部族の村から追いやられた経緯がある。途方に暮れていたところをチンギスとピーゲルに拾われ、彼等のために勇気を奮い立たせ、チンギスが想定していた以上にチーム拡大への貢献を果たした。
自分より遥かに小さいすのぴが自分を打ち倒したことに対しては、屈辱以上に尊敬の念を抱いているとか。
☆ぽー
生物学者。
南領の学術都市メーティスで教鞭を執る客員教授。
生物学——中でも魔物について体系的にまとめた第一人者として知られており、その講義は人気のあまり予約制となっている。しかも本人がよくフィールドワークと称して大陸中に足を運び、魔物の実地観察を行っていることから、講義の予定が数年先ということもザラである。
護衛も付けずに旅をしているが、防御や補助、治癒魔法など多岐に渡る術を使用出来るほか、医術の心得があったりとかなりの多才である。
現在は東領を経由して、メーティスに向かいながら魔物達の観察に勤しんでいた。その最中にすのぴ達と出会い、ワンダーラビットであるすのぴを観察したいがために、理由を付けて暫く同行しようとしているみたいである。
公言はされていないが、長寿種族との混血との噂がある。
☆レイン
傭兵団ニーズヘッグの団長。
普段は気の良さそうな青年であるが、強者達を束ねる者として狡猾で計算高い側面を持つ。
また、戦場での無慈悲さやその戦闘能力の高さから<魔王>という異名で恐れられている。
すのぴの事を黙秘する代わりに、依頼を受ける形で彼等の旅に同行することになるが、その真意は不明である。
☆レッド
傭兵団ニーズヘッグの副団長。
自由人なレインに振り回され、いつも気難しそうな表情を浮かべている。
団内の実務はレッドが取り纏めているおかげで上手く回っているところがあり、団員達からは彼がいないとこの傭兵団はすぐに空中分解すると考えられている。
レインの望みを果たさせるために一芝居打たされたが、すのぴをこちらに引き込むことに関しては割と本気で考えていたようである。
☆謎の人物
チンギス達に接触し、唆してすのぴ達と衝突させた張本人。
強化魔法を行使出来るようになる古代遺物を所有していたり、人造巨人を使役していたりと謎の多い人物である。
どうやら、すのぴ達の中に因縁がある人物が居るようだが、誰のことを指しているかは不明である。
身の丈二メートル程の痩せぎすな長身で、肉食獣を彷彿とさせる相貌が特徴である。
☆かぷこーん
ソルベ法国の正騎士。
現在は安否が不明とされている。
気付いたら謎の空間で意識を取り戻し、探索を続けていく中で十字架に磔にされた女性を発見する。女性に手を伸ばそうとしたところで、地面から伸びた影のようなものに拘束される。全身がそれに包まれていく中で見知った顔を見つけ、意識を取り戻す前の記憶を思い出すことになるのだが……
☆TOIKI
Terror Of Impossible to KILL——古代語で『誰にも殺せぬ恐怖の象徴』と称される魔物。
すのぴととらを逃がすために単身囮となったかぷこーんと対峙したが、その後両者がどうなったのかは不明である。




