1.一方通行な接吻
どうも、オパルスと申します。
こちらの作品は去年あたりに投稿していたお話に、大幅な加筆と修正を加えた再投稿バージョンとなっております。前に読んだことがある方も、初めて読む方も、楽しんでいただければ幸いです。
あなたは初めての接吻を覚えているか?
どんな気持ちが己の中で沸いた?相手への愛か?それとも己が満たされていくえもいわれぬ感覚か?性欲が湧いたものもいるだろう。相手の体温は?息遣いは?雰囲気は?味は?体制は?長さは?場所は?時間帯は?シチュエーションは?
僕の最初の接吻はただ虚しくて冷たいものだった。空っぽなのだ。何も感じ取れないのだ。ただ、何もできなかった己のふがいなさからくる苦みと、石のように冷たい唇が触れている感覚だけが残っている。真夏の山で降り注ぐ蝉時雨の中、生ぬるい風が気持ち悪く僕の頬を撫でていった感覚が今でも消えない。
これは無力な僕が、想い人に一人よがりな初めての接吻をするまでの気色の悪いお話。
読んでいただきありがとうございました。誤字脱字などのミスの指摘等々ありましたらコメントで教えていただけると助かります。また、感想を気軽にコメントしていってもらえると私が大変喜びます。モチベになるので。
さて、このお話は週1~2で更新していこうかな、と考えております。金曜日の夜に1話、私に余裕があればどこかしらの曜日で1話上がります。気長に待っていただけると幸いです。
それではまた、次のお話で。




