17. 会社を作る
「君の所は他の町でも引っ張りだこと聞いたけど、どうだい?この町で腰を据えないか?」
ルティの能力「クリーニング」で汚水問題が改善し、他の町でもからも受注が増え出していた。
ルティも会社の設立などを考えていた。
今やルティは冒険者ギルドで低級の依頼を受けるよりも、各町などで受注契約を受けるほどにまでなっていた。
新しく仲間になったメイリンとリヒトが、頑張ってくれているのが結果であるが、それをやりくりするのも限界に来ていた。
頭を悩ませ考えるルティ
リヒトのワールドウエハウスの能力、この活用法をルティは考える。
新しい町で同じ様に濾過器の販売ルートが確保され、ネコの手も借りたい衝動に駆られていた。
それならばとルティは重い腰を上げた。
「レベルを上げよう!」
「僕もそうだけどメイリンとリヒトもレベルを上げれば、もっと視野が開けるよね」
思い立ったルティは立ち上がった。
ザッシュ!ザシュ!
カナデは一撃の元に次々と魔物を討ち倒し、その度にルティがとどめを刺す。
その後ろでメイリンとリヒトは魔物と対峙し、自らの力で相当して行く二人。
低レベルとは思えない様な雰囲気を持つ二人は、伊達にSRのランクを持つカードではない。
「ルティ様、僕たちはどれぐらいのレベルまで到達すれば良いのでしょうか?」
経験値アップ券を5枚ずつ、32倍もの経験値の獲得になる。それをメイリンとリヒトに使っていた。
カナデが取って来た冒険者クエスト「C級の称号」は海洋生物がメインに出てくるランクアップの洞窟で誰でも参加が出来る。
主にLv01〜Lv50前後のカニやヒトデ.カニや魚人などが出現する場所だ。
その敵が一番沸く場所に陣取るルティ一行、その動きは低レベルのものでは無く、一様に何かをつなぐ様な戦闘をしていた。
「あと一体で終了にしましょうか?」
ルティが指揮を取り、メンバーたちと顔を見合わせる。
「では最後の一体はルティ様がトドメを!」
「ふぅ、こんなものかな」
カナデにタオルを渡された汗を拭い、安全圏に離脱する。30分の連続戦闘を終え、ルティは経験値を得ていた。
(僕の経験値は9800ポイントか..)
高レベル者などは普通に戦ってれば、こんなに経験値は貰えないからね。
そうこの戦法はルティが現世にいた時に、家ゲー・RPGゲームでよく使っていた技だった。
(この世界でも使えるな..)
連続して敵を狩り続けて、まとまった経験値を得る戦い方ある。
(おっとそう言えば、メイリンとリヒトはどうなったかな?)
ルティは後ろを振り返ると、身体から魔力が立ち上っていた。
(こちらは経験値32倍だったね)
経験値128万ポイント
メイリンとリヒトのステータスを見ると、わかっていたがとんでも無く経験値を得ていた。
「この戦闘だけで一気にレベル75か恐れ入ったよ..」
改めてガチャ引きチケットの凄さが分かったルティであった。
カナデは帰りに冒険者ギルドに寄ると別れ、先にホームに帰って来たルティはリヒトに声をかけられた。
「今日の討伐のドロップ品などは、このボックスに収められています。どうしましょうか?」
そう言えばと思う。
戦いばかりに気を取られていたルティは、倒した魔物の部位やドロップ品のことを忘れていたからだ。
ルティは何か考えているのかリヒトを見た。
「君のスキル、ショッピングを使わさせて貰うよ」
「はい、ルティ様」
そのリヒトの返答を切っ掛けに、ルティの手元にカタログが表示される。
ドロップ品はポイントと成り、ショッピングに使われる様だ。
12240ポイント
(このポイントの上限は分からないが、よしとして置こう)
ルティは椅子に腰掛け、これからの事を考えるのだった。




