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44話

少ないですけどお願いします。


「初めまして、君の名前を教えてくれる?」

" なんで俺がこんな人間なんかに言わなきゃいけないんだよ! "

" あぁん? "

" チッ 私は誇り高き穆王八駿ぼくおうはっしゅんの全ての力を神からもらった馬である! "


穆王八駿ぼくおうはっしゅん?ってなんぞや。

すると片足がほんの少しだけ重くなったので下を見るとあの栗鼠リスのタトスが俺の足にしがみ付いていた。


「あれタトスじゃんどうしたの?」

" とりあえず登っていいですか? "

「別にいいけど…」


すごい勢いで俺の肩まで行った。

そして小さなメガホンを収納魔法で出して嬉しい事に穆王八駿ぼくおうはっしゅんの事を教えてくれた。


" まずですね穆王八駿ぼくおうはっしゅんとは、周の王朝……いわゆる王様ですね。その王様の穆王ぼくおうさんが所有していたとされる8匹のお馬さんです "

" 私も詳しい事は知りませんがよっぽどの馬達なのでしょうね "

" 当然でしょう!土を踏まないほど速く走れる絶地ぜっち、鳥を追い越せる翻羽ほんう、一夜で5000kmを走る奔霄ほんしょう、自分の影を追い越す事が出来る越影えつえい、光よりも速く走れる踰輝ゆき超光ちょうこう、雲に乗って走れる騰霧とうむ、翼が生えている挟翼きょうよくの8匹の力が合わさったのがこの私ですから! と言うかその全ての人格を持っています! "

「なんかすげーかっけー!」

" ふっふ〜んでしょ、でしょ? "


うわ〜めっちゃ嬉しそうなんだけど…

とりあえずって事でまずは俺の事を信用してくれたようで" お前の家に少しなら住んでやる "と言ってくれた。なので一度俺の家の近くの花畑にいてもらう事になった。

今は栗鼠リスも肩に乗せている状態です。


「というか、お前って何気に何処にでもいるんだや」

" まぁ連絡係ですからね "

" 主人〜今日のご飯どうしますか? "

「普通に家で食うよ?」


なんかフェル…いつもより少し怒ってる?

そのままいつものスピードでギルドに到着して依頼の物を出して余った分を買い取ってもらいギルドを出た。あとは、道中で食べられるパンを3つ買って、後は貯金に回す事にした。








「馬〜!何処〜!」

" あそこじゃないか? "

「あ、成る程…」








あの馬のお墓がある場所まで行くと馬が墓の目の前で寝転んでいた。俺は近づいていき起こしてからフェルに乗って家まで帰った。


次回も続きます。

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