表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪なるミタマ  作者: 九尾
おまけ
87/100

あとがき

 ここからは完全に本編は関係ありません。

 ぶっちゃけ作者が語りたいことを語るだけの完全蛇足コーナーですので、「まぁ読んでやらんこともない」という心優しいお方や、この悪なるミタマを読んで、「うーん」と唸っているお方、「最高だったぜ!」って楽めたお方などは是非是非読んで行ってください。



 それでは、始めます。




 あとがき。


 まず、悪なるミタマのラスト。その結末について、軽くお話します。


 この結末は、夢落ちなのか。

 それともこの結末は、阿久が神となって願い、創り出した世界なのか。

 いやそもそも、阿久の願いとは、何だったのか。

 さてさて、最後まで読んでくれたあなたは、一体どう解釈したでしょうか。

 その答えは。その答えはですね――。











 その答えは――あなた自身の心の中にのみ在ります。


 ふざけんな! って思った読者さん、

お前の言葉いちいち厨二臭いんじゃ帰れ! って思った読者さん

どちらもごめんなさい(笑)


 でも、あなたにはもう見えているハズなのです。この作品の、本当の結末が。

「阿久の心理から考えるに、こうかな?」

「いや、やっぱこうでしょ」

「あれもそれも違う、こうに違いない」

「こうあって欲しい!」

 物語の結末、いろいろと考えてくれましたか?

 最後にあなたが出した結論、推測。

 それがおそらく、あなたの心が描いたこの作品にとっての、最高の結末です。


 バッドエンド大好き狂信者のあなたが思い描いたのは、もしかしたら、エピローグの総てが阿久の夢である、という結末でしょうか。

 確かに阿久は神としての力を手に入れたわけですけれど、彼が望んだものは、アルラと共に生きる世界。→だが現実とは言っていない、というやつですね。もともと堕天使は『終末思想』の下に集った者たちが呼び出してしまったものなので、願いを叶えるその根底には『破滅』という特性が付与されているかもしれません。なんて悲劇。

 なんにせよ、必ずしも阿久の望む形で願いを叶えるとは限りませんよね。


 ハッピーエンド大好きなあなたは、阿久が最後、みんなの幸せを祈ったと考えるのでしょうか。

 すべての真祖を喰らうことで、すべての真祖の心に触れて、みんなの悲しい運命を知り、みんなの幸福を願ったという結末です。もしかしたら、エピローグに登場しなかった真祖や、本編に直接参戦しなかった第八真祖ヴラドや、第九真祖ヴィーデも、全員残らず幸せになっているかもしれません。

 特にトーア大好きエリザベスちゃんなんか、結婚式を祝えてとっても幸せでしょうね。根は悪い子じゃないんですよ、エリザベス。

 そんな彼女の城で、もしかしたら真祖全員で集まって飲み会とかしてるかも。まぁ半分以上が豚箱ぶち込まれてるんでしょうけどね。


 トゥルーエンド型を想像した人達はこれかな?

 神となった阿久が、アルラとの生活を願ったついでに、他の人も幸せになることができた――といった結末。

 もともと阿久は「人としての生活」を渇望していたわけですし、また兵器として生まれたアルラの嘆きを癒すことを願い、自分とアルラが人として生きている未来を創り出したのかもしれません。

 また、最後に悠斗や久遠と共に『夢』に向かって歩いているところや、細かい設定が、もとの世界とは似ているようで異なっていることから、平行世界の話であるとも考えられるかも??


 そのどれもが考えられる結末であり、あなたの考えた結末こそが、あなたにとっての『悪なるミタマ』の結末なのです。


 あなたにとっての幸せは、何ですか?

 あなたが在りたい自分は、どんな自分?


 あなたの描いたこの作品の結末には、もしかしたら、あなたが心から望んでいる幸福への気持ちが、表れているのではないでしょうか(バッドエンドを思い浮かべた人については触れない)。

 なりたい自分がわからない。そんなあなたの描く幸福な道しるべのヒントになれば、幸いです。


 ちなみに私の考えるハッピーエンドは……

 いえ、作者が余計な口を挟むものではありませんね。


 うるせーよ雑魚てめーの小説最後までクソみたいにつまんなかったぜ死ね! あとがきも何言ってんのかわかんねーし結局何言いたいかわかんねーし、オチも読者に任せるとかほざくし、もう小説書くなよ。才能ねぇよお前! と思った読者さんには、深い謝罪を申します。

 ごめんなさいカスみたいな作品読ませちゃいました、読者に不快な思いさせるとかほんとカスですよね、どうもカス作者ですごめんなさい。次はもっと面白いの書こうと思うので、是非次も読んでくださいお願いします。

 


 さてさて、お次はこの作品に込めたメッセージ。まぁ結末についてもいろいろ込めたつもりなわけですが、そんな局部的なものではなく、全体を通して一貫させたメッセージがあるのです。

 「正直メッセージとかどーでもいいっすわー。()く終わらせて欲しいっすわー」っていう読者様、ここまで読んでくれてありがとう。

 ぶっちゃけ本編終わりましたし、完璧蛇足ですし、ここからは本当に読みたい人が読んでください。

 読み手にとって受け取り方は様々。自分の中の「悪なるミタマ」を崩したくない人も、いるかと思います。


 はい、ごめんなさい前置き長いですねそれでは続きを始めます。


 この作品のテーマには、「吸血鬼」「悪VS悪」「教会」「悪い主人公」まーその他いろいろやりたかった要素がたらふく詰まった厨二万歳な作品なわけですが、中でも一つ、大きなテーマがあります。

それが、


  頑張ることは、かっこいい


 です! ひゅーひゅー! 書いて死ぬほど恥ずかしくなったぞ~! 殺せ殺せぇ! このまま殺せぇ~!


 はい。続けます。


 この作品には、一途な人間たちが多く登場します。

 読んでくれた人ならば、どんな人間たちがこの作品の中で生きてきたのか、分かると思います。

 そのほとんどが、自分自身の我欲のためだけに生き、誰かを利用して生きている人たちでしたね。

 

 あなたはこんな人たちを見て、どう思いましたか?

 人間の屑だな、って思いましたか?

 自己中死ね、って思いましたか?


 確かに彼らは、一般的に見たら、決して褒められるようなことをしていないと思います。

 ぶっちゃけ作者である私も、帝都を歩いてる最中に、万引きした阿久に肩ぶつけられて眼飛ばされたら「は? 何コイツぶつかっといて謝らねぇの? 社会の害悪死んでくれね??」ってなると思います。

 ※(序章編『南かえで』参照)


 それでも。

 それでも私は、彼らがかっこいいと思います。

 みんなみんな、かっこいいと思います。

 まぁ自分が考えたキャラクターですし、愛着沸くのは当然なんですけど、そういうことではなく。


 彼らの多くには、生きる理由がありました。


 己の信じるものが、ありました。信条がありました。信念がありました。

 他の人に間違ってると言われても。他の人にお前は悪だと言われても。

 全世界を敵に回しても、譲れないものがありました。

 譲れないもののために、ひたすら一途に生きました。

 

 だから彼らは、こんなにもかっこいい。


 ぶっちゃけわたしアレです、自信無いマンですしネガティブマンですし、我ながら結構流されやすいところあると思うんです。だからこそ、でしょうか。

 ただ、がむしゃらに走る。間違ってるとか、いけないことだとか、そういうのは考えなくて、自分がやりたいから、やるべきだと思うからやっている。自分が在りたい自分を、不器用ながら表現して生きていく。自分がなりたい自分になるために、精一杯に生きている。

 歪んだ願いを持つ彼らが綺麗に生きるには、汚れるしかなかった。だから彼らは、泥水啜ろうが、転ぼうが、何度も何度も悔しい思いをしようが、それでも立って、先を目指していくのです。

 これって、最高にかっこいいことじゃないかとぼくは思うのです。


 頑張ることは、かっこいい。


 これは、ぼくが中学の時に学年主任やってた先生の言葉です。

 この先生、おっさんの癖にめちゃくちゃ暑くて暑苦しくて、松岡修造みたいな教師で、ぶっちゃけみんなから鬱陶しいと思われてただろうし、ぼくも「なんだこいつ五月蠅いな」程度に思ってたんですけどね、それでも彼から一つ、大切なことを教えてもらったと思ってます。恨み言も多少なくはないんですけど、それでも彼には、溢れんばかりの感謝をしています。

 いや恩師(?)に向かって彼とか言っちゃってホント申し訳ないんですけどそれはおいておいて。


 頑張ることは、かっこいいんです。


 他人に努力を笑われることは、怖いです。

 失敗することも、怖いです。

 努力が無駄になる事は、本当に、とても怖いです。

 怖い怖い、世の中は怖いものばかり。


 でも、だからって恐れていたら、なにも始まらない。

 それを知っている彼らだからこそ、頑張って生きてきたと思うのです。


 もし誰か一人でも、『悪なるミタマ』という作品を読んで、

「なるほど! 内容覚えてねぇけど頑張ることはかっこいいんだな!」

 って思ってもらえれば、きっとこの小説の意味は在りました。この小説の存在意義がありました。あわよくば、「俺も努力してぇ!」などと思っていただければ、それだけできっと、この小説は最高の幸せ者なのです。


 そして、この『悪なるミタマ』を読んで、少しでも思うところがあったなら、作者は幸せなのです。

 感想で「最高」とか「面白かった」とか言ってもらえたら、それだけでもう作者は最高の幸せ者なのです。


 大変長くなりましたが、

(なんか本編の余韻ぶっ壊してる気もしますが)

 以上、作者からでした!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ