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残響のプレリュード  作者: erg
第2部

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74/82

第2部 間奏曲 第16.5項

【X】

 > 今日STAR DROP行ったやつ、全員口閉じてるの草

 > あれ、説明できないやつだろ

 ---------------

 > デルタって名前、都市伝説かと思ってた

 > 本当にいたんだな……

 ---------------

 > 10年前のフライヤー見て「懐かしー」とか言ってたら

 > 本人たち出てきて死んだ

 ---------------

 > インシュロックより凄かったとか言うと怒られそうだけど

 > でも、そう感じたんだよ……

 ---------------

 > 技術がどうとかじゃない

 > 「そこに立ってる」だけで音が鳴ってた

 > 伝説ってこういうことか

 ---------------

【Insta】

 ・暗いステージの写真ブレてる

 STAR DROP

 ※音声なし

 ・色褪せた手書きフライヤー

 #デルタ

 #一夜限りじゃなかった

 ---------------

【匿名掲示板】

 > あれデルタだよな

 > 名前言わなくても分かった

 > 10年ブランク?

 > 逆に必要だったんだろ

 > 今日のライブ、録音してない自分を褒めたい

 > あれは残さないほうがいい

 ---------------

【翌日】

 > 昨日のSTAR DROP

 > 誰も詳しいこと書かないの、逆に信用できる

 ---------------

 言葉が少ないのがポイント。

 誰も「何があったか」は説明しない。

 体験した人だけが、同じ温度で黙ってる。

 そして——

 次にSTAR DROPに貼られるフライヤーは、たぶんこう。


 > バンド名:未定

 > 出演者:——

 > 日時:未定


 それでも、客は来る。

 デルタは、もう名前じゃない。

 “あの日を知ってるかどうか”

 それだけになった

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