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89.chapter
「いやー鬱憤溜まってるなら買い出しだろ」
「何買うの?」
「生活用品」
聞いた私が馬鹿でした。そうだよね、玲だもの。小物とか気の利いたもの買いに行くわけがないよね。
まぁでも……どんなに気が利かなくても、彼といるのは嫌いじゃない。そして買い物に以降うと言ってくれる彼はやはり、優しいのだろう。
「生活用品? なんか足りないものとかあるの?」
「服とかー。あと俺、チェストって一回買ってみたいんだよね」
完璧に趣味だった。私の感心を返しなさい。
……まぁここにずっといるのもアレだし、刻を誘って3人で行こうかな。
「じゃ適当にふらついてくる?」
「おー」
こうして3人でふらつくことになった。
まさかこれで盛大に後悔する羽目になるとは思いもせずに。




