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74.chapter
………………つっかれた。
紹介イベントが、一応終了しました! やったー!
でももう一つ面倒な予定が週末に入ってるようわーん。
……つまり何のことかって、クリスとの【デート】なんですけど。
「……おつー、泉」
「侑香……」
寮に戻ると、ベッドの上にだらしなく寝転がりながら雑誌を読んでいる侑香の姿が目に映った。
「どうだったー? 紹介イベントはこれで終わりでしょ」
「そうだけど……バグりすぎて死にそう」
「バグ、ねぇ……」
ぺら、と雑誌のページを捲り、侑香は私の方を向く。
「世界が壊れるんだって言われてもイマイチぴんと来ないんだよねー。今まで経験ないし」
「あるわけがないです」
私だって、実感が湧くかと問われれば否だ。でもあの少年が言っていたのだ。嘘をつくとも思えないし、この世界に干渉できない彼にはその必要もないはず。だから恐らく本当の話だろう。




