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 最初に空けた酒はフルーティーでまさにぺこ好みの酒だった。

「美味しい」

 上手い日本酒を飲んだ時、ぺこはこの上なく幸せそうな顔をする。

「これなら私も飲める。沢山は無理だけど」

「日本酒を美味しいというなんて久美さんも大人になったね」

「まあね。歳は上だけどね」

 日下部が冗談を言うと久美も調子を合わる。

 あっという間に1本空になった。


 残りの日本は甘口の濁り酒と辛口の酒。小松は両方開けて同じグラスに注ぐ。

「えっ?」




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