前へ目次 次へ 25/45 25 部屋にあるテーブルの前に集まると、小松が武甲酒造で買って来た酒の瓶を並べた。つまみは電車の中で食べ残ったものしかなかったが、腹がいっぱいの一同は誰も文句を言わなかった。 「さて、どれから行きますか?」 「先ずはこれでしょう!」 ぺこがいちばんお気に入りの酒の瓶を指す。 「そりゃそうか」 小松が瓶の栓を開け、ぺこに注ごうとすると、ぺこがそれを取り上げ、みんなに注いでいった。 「乾杯!」 「何度目だ?」 「わからん」