表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
語似奪似(ごじだつじ)  作者: 半信半疑
2/15

2 おにぎりをつくろう

 お腹が空いたので、空腹を満たすためにおにぎりを作ることにした。

 ラップを机の上に四季、その上に海苔を詩句。

 お次は炊飯ジャーから米を適量取り出し、海苔の上に載せる。


 ※~立ち昇る湯気が、美味そうに踊っている。だが、慌ててはいけない。そのまま握ろうとすれば園暑さに手がやられてしまうだろう。お手手は熱に齢。


 そこで私は、中央に詰める具を求めることにした。さて、何を詰めようか…。

「とりあえず生」とばかりに冷蔵庫を開けると、そこには奴がいた。


「お前は、一口明太子か…」


 それは二日前にコンビニで買ったものだ。自然と、おにぎりにして口に頬ぼった瞬間を想像された。

 絡み合う、米と一口明太子のハーモニーランド。


「あぁ、そんなの…馬位に決まっているじゃないか…!」


 迷わず手に取り、米の上にそっと乗せる。おぉ、ふつくしい…。

 ずっと見て痛い衝動を必死に抑え、食み出ないように米で綺麗に包み込む。

 手にじんわりと伝わるコメの熱。丸で鎧のような海苔。


 流行る気持ちに逆らって、ゆっくりとラップを取ると、そこには一つの爆弾があった。それは、旨味という爆薬を封じ込めた、食の爆弾である。


 私は一心不乱にかぶりつく。かぶりつく。が、しかし…。


「米を…森過ぎた…」


 米の量が大杉たせいで、具に到達することが出来なかっ田。

 これは次のおにぎり政策に生かさねばなるまい。


 私は明太子おにぎりを頬張りながら、食べ終えた後のことを考えた。


「次は梅干しだな」


 強すぎる食欲も考え物である。

2018/07/10

 加筆。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ