2 おにぎりをつくろう
お腹が空いたので、空腹を満たすためにおにぎりを作ることにした。
ラップを机の上に四季、その上に海苔を詩句。
お次は炊飯ジャーから米を適量取り出し、海苔の上に載せる。
※~立ち昇る湯気が、美味そうに踊っている。だが、慌ててはいけない。そのまま握ろうとすれば園暑さに手がやられてしまうだろう。お手手は熱に齢。
そこで私は、中央に詰める具を求めることにした。さて、何を詰めようか…。
「とりあえず生」とばかりに冷蔵庫を開けると、そこには奴がいた。
「お前は、一口明太子か…」
それは二日前にコンビニで買ったものだ。自然と、おにぎりにして口に頬ぼった瞬間を想像された。
絡み合う、米と一口明太子のハーモニーランド。
「あぁ、そんなの…馬位に決まっているじゃないか…!」
迷わず手に取り、米の上にそっと乗せる。おぉ、ふつくしい…。
ずっと見て痛い衝動を必死に抑え、食み出ないように米で綺麗に包み込む。
手にじんわりと伝わるコメの熱。丸で鎧のような海苔。
流行る気持ちに逆らって、ゆっくりとラップを取ると、そこには一つの爆弾があった。それは、旨味という爆薬を封じ込めた、食の爆弾である。
私は一心不乱にかぶりつく。かぶりつく。が、しかし…。
「米を…森過ぎた…」
米の量が大杉たせいで、具に到達することが出来なかっ田。
これは次のおにぎり政策に生かさねばなるまい。
私は明太子おにぎりを頬張りながら、食べ終えた後のことを考えた。
「次は梅干しだな」
強すぎる食欲も考え物である。
2018/07/10
加筆。