基本設定(必読推奨)
ここでは本作の基礎設定をご紹介します。この作品は唐突に変な単語が出てくるのですが、そのなかでも特に説明もなく登場するものを中心に紹介します。ここを読まないと本編に着いていけない可能性があるので、本編の前に閲覧することを推奨します。
・マーレ
世界中に広がる広大なネット空間。ラテン語で海の意。通信、インフラ、物流、システムなどあらゆる物と非物理的に繋がっており、現実社会はこの空間に依存して成立している。何かしらの交流ややり取りがこの空間を通して行われることが非常に多く、通勤通学という概念は過去の物となりつつある。世界中の全ての人間がこのマーレのアカウントを持ち、誰もがマーレにアクセスし操作できる。逆に言えば、このマーレのアカウントがあれば「個人」として扱われる。
・ナーヴィス
マーレにアクセスするための小型端末。ラテン語で船の意。マーレにアクセスしてデータの操作や通信の使用などを行うことができる。マーレのためのデバイスであるため、マーレを通さない事柄には全く利用できない。各企業によって機能や特性が異なるナーヴィスが販売されており、一般人にとってはウォーボットよりナーヴィスの方が企業の特質を知る機会である。マーレの存在で世界が成り立っている都合上、マーレにアクセスできるこのナーヴィスは個人の保有率100%オーバーを誇る
・ウォーボット
war robotの略称。企業と国家の力関係が逆転した頃に開発される。POFFの誕生によりそれまでの航空力学が覆された結果誕生した。戦闘機にPOFF発生機を始め増加武装や大型ランディングギア、外付けのセンサー類や追加ブースタ等を搭載した結果、奇しくも人型に近い形状を持たされた。この兵器の存在が原因で戦闘機は廃れてしまい、消えてなくなった。全機体に共通して機銃とミサイルが搭載されているが、機体や開発企業によってその他の武装が変化する。戦闘機のポジションを乗っ取っただけあって非常に強力で、ウォーボットに対抗できる兵器はウォーボットしかないとされている。
・POFF
Physical operating force fieldの略称。物理管理力場。周囲の原子を操作して作り上げられ、空気との摩擦や空気抵抗をある程度操作することができる。さらに揚力の発生やレーダー波の無効化も行える。このPOFFによって航空力学と戦術戦法は大いに覆され、空気抵抗を無視して多量の装備を得た戦闘機はやがてウォーボットに変化していく。なお、一定以上の出力が必要であり、更に特定以上のサイズの物は力場からはみ出してしまい効果がないといった弱点もあり、実質的に戦闘機及びウォーボット専用の装備である。
・衛星式戦場マッピング
その名の通り、人工衛星からのリアルタイム映像で戦場をマッピングし、地上の送受信施設を通してウォーボットもしくはパイロットのナーヴィスへ転送される。POFFによってレーダー波が無効化されたウォーボットの戦場においてこのシステムは戦況の把握のために必須であり、企業が自社のウォーボットを売ったりする都合上これが無いとフレンドリーファイアも起こりうる。また、赤外線撮影なども併用してマッピングを行うので雲等によって妨害されることはほぼない。
・International Integrated Industry Organization
国際総合産業機構。IIIOと略してイーオーと読む。最大規模の企業で、支配地域や戦力が特に大きい。他の組織へのウォーボット提供も積極的に行っており、自社製品を使うテロリストを自社の部隊が鎮圧する事例も多い。現状最強と言われてい るが内部分裂が激しく、弱体化が懸念されている。また巨大化した組織に対して管理陣が貧弱である点もあり、腐敗の根が広がっている。
・ファルジェナードカンパニー
規模こそそこそこのものでしかないが、他企業を圧倒する凄まじい技術力が強みの企業。世襲制で社長が決まるのが特徴。その技術を利用した様々な製品で着実に実績を作っており、進歩に貪欲。ウォーボット本体の開発こそ少ないが、新装備を投入し続けることにより他企業相手に有利に立ち回る。
・オーバーウィニング
老舗企業。国家の弱体化以前から存在し、ウォーボットもここが発祥。しかしかつての威光はそこになく、地に足着いたやり方で細々と行動をするのみ。規模は残っているものの、旧来の考え方に縛られ特殊な技術を避けるきらいがあり、保守的な面が目立つ。逆に言えば歴史と経験に裏打ちされた安定した企業でもあり、ウォーボットを始めとして基礎の面が強みと言える。
・企業歴
企業と国家の力関係が逆転した年から数える年号。
本作を閲覧いただき、まことにありがとうございます。本編はこれから開始されますので、どうぞお楽しみください。




