至高の楽園に響く不協和音
真白を含む6名の生徒たち。その中で、青いリボンをなびかせる5名の3年生精鋭部隊が、第2会議室に召集された。蒼天女学院の誇る絶対的な実力至上主義の中で、彼女たちは真白のヴァイオリン演奏をどう評価するのか。女神たちが焚きつける中、完璧主義のお嬢様たちのプライドが火花を散らす。
第2会議室:ヴァイオリンの試聴会
創造の女神と調和の女神が呼び出した5名の精鋭たち。彼女たちの前には、真白の演奏データと期待が置かれた。
プラチナブロンドの少女:
「……話になりませんわ。素人同然、人前に出せば学院の恥です」
赤髪の少女:
「わたくしがコンクールで獲るのは最優秀賞だけ。彼女のレベルは……社交界デビューしたての子供が獲る銀賞レベルですわ」
茶髪の少女:
「成長は認めるけれど、交流会には早すぎますわ……」
薄茶色のボブの少女:
「わたくし、彼女の音を聞くと不安になります。本当にこのまま出すおつもり?」
ウェーブブロンドの留学生:
「Her performance is just at a silver-prize level. It's totally unacceptable for a top-tier school like ours. We will only disgrace ourselves.(彼女の演奏は銀賞レベル止まり。我が校のような最高峰の学校としては、全く受け入れられません。私たちはただ恥をさらすことになるだけよ)」
これを聞いた創造の女神と調和の女神は、わざとらしく溜息をついた。
調和の桃子(養護):
「あら、そうね。いつも補習を受けている姿しか見ていないと、交流会は早すぎるのかしら? でも、真白が学術だけでなく芸術も完璧だと知らしめないと、庶民にただの飾りだと思われてしまうわ。」
創造の女神(担任):
「生徒会長である彼女が下に見られたら、あなたたち精鋭の価値もその程度だと思われるのよ?」
知恵のソフィア(書記):
「さすが先鋭部隊、学院のプライドは本物ね。真白を厳しく評価してくれるわ」
美のヴィーナス(副会長):
「あの子たちの必死な顔! まるで芸術の審判ね」
勝負の女神(1年):
「学院の顔が泥を塗られるなんて、彼女たちには耐えられないっすからね!」
豊穣のデメテル(会計):
「神様相手でも手加減なし。これが蒼天の教育方針ですわ」
芸術の女神(2年):
「真白の芸術が、彼女たちのプライドを突き刺している。実に面白い」
慈愛の女神(3年):
「真白ちゃんが厳しく指摘される姿……なんだか成長を感じるわ」
龍神の翠(役員):
「プライドのぶつかり合い、見物じゃな!」
「神様だろうが関係ありませんわ! 蒼天の生徒として、実力至上主義は鉄則です! 彼女の演奏は学院の恥!」
精鋭5名は、真白の学力1位の実力は認めつつも、芸術における「恥さらし」を許せない。
「……飲み込みが早いのは、補習であなたたちが一番知っているでしょう? あの子は弱点を克服しようと必死に頑張っているわ」
女神たちの言葉に、5名はわずかに動揺しつつも、言葉を返した。
プラチナブロンドの少女:
「……もし克服できると言うなら、今の彼女に足りないものを叩き込むだけですわ」
赤髪の少女:
「ええ、学院の名誉のため、わたくしたちが直々に指導します!」
茶髪の少女:
「……後輩のため、厳しい現実を見せつけます」
ボブ髪の少女:
「私たちが傷つくのは構いません。学院と真白様のためです!」
ウェーブブロンドの留学生:
「We will make her perfect. No disgrace will be allowed.(私たちが彼女を完璧にしてみせるわ。いかなる恥も許されない)」
実力至上主義の蒼天女学院において、神である真白への忖度は存在しない。女神たちは、この厳しくも愛情ある「洗礼」こそが、真白を真のお嬢様、そして真の神へと導く最短の道だと確信していた。




