↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ギスギスオンライン  作者: ココナッツ野山
585/990

おとなの怪談

「ホントは私たちと一緒に居れて嬉しいんでしょ?」

「タマっち、私たちのこと好きすぎー」

「意地でもこっち見ようとしないね」

「照れてんのかー? おら、何か言えよー」


 先生! 先生ー! ウチの丸太小屋が小娘どもに占拠される……! 何とか言ってやってくださいよォー!

 先生は部屋で書の道を邁進していた。

 荒々しくも流麗な筆致で『焼肉定食』としたためた先生が筆を置き、満足げに頷く。


「寝具に関しては人数分を私が手配しよう。私とアットムはコタタマの部屋で眠るとして……この部屋とアットムの部屋、客間に布団を敷けば多少窮屈だが何とかなる」


 先生が俺の部屋に……?

 俺は胸キュンした。

 で、でも先生。先生がネフィリアのために何かしてあげる義理なんか……!


「……β時代、ネフィリアは幾度となく私にプレイヤーの頂点に立つよう言ってきた。私が教えたことを悪いことに使おうとしているのでは……。そうした危惧はずっと前からあった。結局のところ、私はネフィリアの才能に目が眩んだのだよ。ならば、私はあの子と共に地獄に落ちよう。不肖の弟子が頼ってきてくれたことを……少し、嬉しく思っている」


 ……対立はすれども、先生にとってネフィリアは可愛い弟子のままなのだ。

 先生にそうしたお考えがあるなら俺に是非はない。俺にできるのは編纂くらいで、教典を埋めるお言葉は先生しか持たないのだから。神ュエ。ウチのクラメンで問題があるとすればアットムくんか。アットムくんはロリータ境界線の警備隊だからな。ウチのちんちくりん一号ことスズキがギリアウトなら小娘共もギリアウトということになる。

 アットムくんはアウトの判定を下した女キャラに対して一切容赦しない。ことロリに関して、ヤツの中にグレーゾーンはないのだ。不在中に自分のベッドを勝手に小娘どもに使われるのは嫌だろう。

 俺は出張ロリコンしてるアットムくんにささやきで事のあらましを告げた。


『そうだね。コゴローとショコラちゃん、オリーブ殿下なら僕のベッドを使っていいよ。もちろん先生とコタタマもね。ネフィリアさんトコの子たちは惜しいんだけどねぇ……。残念だよ。僕の専門じゃない』


 小娘共はアットムくんの一次審査で落選した。ロリコン関所は狭く厳しい難関である。仮に一次審査を抜けたとしても二次審査のロリコン面接を潜り抜けなくては正式にロリータ承認が下ることはない。グレーゾーンを設けないのは、それを言い出したら本当にキリがなくなるからだろう。アットムくんは正しいロリ社会を目指して今日も奮闘しているのだ。

 かくしてネフィリアと愉快な仲間たちはウチの丸太小屋でしばらく預かることとなった。



 1.クランハウス-居間


 ネフィリアのダメ人間化が深刻だ……。


「はい、ネフィリアさん。あ〜ん」

「あ〜ん」

「おいしい?」

「うん」


 一事が万事この調子である。

 ネフィリア率いるクラン【提灯あんこう】では側近制というシステムを採用しており、ネフィリアがその日の気分でメンバー表にマークを入れ、指名されたメンバーがネフィリアの身の回りのお世話をするという決まりだ。これはネフィリアがメンバー同士の相性を見たり、人数を絞ることで各個人に適した教育を施すためのもの……だった。かつては。少なくともお題目はそうなっている。

 しかし実際にやっているのはキャバクラの指名制だった。

 小娘は小娘で、頻繁に貢ぎ物を持ってくる。


「ネフィリアさん、この服どう? カワイイっしょ? ネフィリアさんに似合うと思ってぇ、買ってきちゃった」

「んー……。好みじゃない。パス」

「えー? 絶対に似合うって! ね? 試しに着てみよ? 一回でいいから」

「今度ね」

「約束だよ?」

「うん」


 姫クランじゃねーか!

 朝からイチャイチャを見せつけられた俺はバンとテーブルを叩いて吠えた。


「うるさい。姫クランで何が悪い」


 ネフィリアは開き直った。


「大切なのはクランメンバー同士で競い合わせることだ。私たちは【敗残兵】とは違う。最強のプレイヤーになりたい? 立派なことだ。勝手にすればいい。だが……」


 そこで言葉を切ったネフィリアがおもむろに杖を肩に担いだ。杖の先端をゆらゆらと揺らしていると、知らないゴミがウチの丸太小屋に乗り込んできた。

 ネフィリアが小さく喘ぐと、杖の先端でチカッと光が瞬く。

 知らないゴミの首が刎ね飛び、四肢がするりと落ちる。

 ネフィリアは杖をテーブルに立て掛けて続けた。


「いいスキルだ。サトゥの働きぶりは認めるさ。パピコの異変を感じ取った時にはすでに動き出していた。一つ間違えればロストしていただろう。勝負勘がある。ここぞという場面で臆することなく自分で決めに行く……。私には真似ができない。レベルもそうだが、ロストは怖いからな」


 パピコを追い詰めたのは俺だ。サトゥ氏じゃない。俺のことは褒めてくれないのかい?


「あの場面でエンフレを出した判断は良かった。ギルドの力あってのものとはいえ、エンフレによる飽和攻撃なくして質量攻撃に辿り着くことはなかっただろう。セブンの手柄でもある。パピコの【夢死暗澹】が全方位に等しく影響を及ぼすものではないと証明した」


 ……まるで見てきたかのように言うじゃないか。


「見ていたのさ。【歩兵】は私の忠実な駒だ。やつらには遠く離れた僚機と同期する機能があり、そして私にはこの目がある。特定のパターンの信号を映像に変換することもできる」


 今さっき知らないゴミを斬り殺したのも同じ理屈か。ちっ、この女……どんどんガードが固くなりやがるな。だが、高嶺の花ほど値打ちも高く吊り上がっていく。この女に小細工は通用しない。ならば正面突破あるのみよ。

 俺は手にグッと力を込めて金属片で一輪の黒薔薇を組み上げた。そっとネフィリアに差し出してプロポーズする。

 結婚しよう。

 ネフィリアは俺の手からサッと黒薔薇を掠め取った。


「考えておく」


 そう言わずに。ダメならダメとキッパリ言ってくれ。まぁ断られたとしても俺は諦めないが……。

 俺は重ねてプロポーズした。

 初めて会った時からお前しか居ないと思っていた。俺の目はお前の顔がよく見えるように鍛えたものだ。俺なりに努力をしたつもりだが……俺は間違っていなかったのか? そろそろ答えをくれないか。


「その割には他の女にも有効活用しているようだが……」


 それはOKと捉えても?


「ダメに決まってるだろ。お前は何人の女と結婚するつもりなんだ」


 家族は多いに越したことはないのさ。俺にもチャンスはあるってことだな。いつか振り向かせてみせるぜ。それは今すぐでも構わないんだろう?


「グイグイ来る……」


 ネフィリアは心なし引いている。

 ……どうも俺の告白は軽く見られる向きがある。誰にでも似たようなことを言ってるからなんだろうが、俺はこんなにも真剣なのに。そりゃあリアルだったら問題なんだろうが、恋愛ゲーで周回して攻略対象を全制覇なんて珍しい話じゃあるまいよ。むしろ全制覇してからが本番だ。それなのに、このゲームの女キャラはゲームで付き合ったらリアルでも付き合うもんだと思ってるふしがある。そんなことは決してないのに。俺はただ純粋にゲームの中でスケベなことができたらいいなと思ってるだけなんだ。それがVRMMOの価値ってモンなんじゃないか?

 伝われ、この想い……!

 俺はギンと目に力を込めて、JCバージョンのネフィリアの太ももを凝視した。


「ヤラシイ目で見るな!」


 チカッと光が瞬き、俺は輪切りにされて死んだ。


「はぁはぁ、まったく……」


 俺を惨殺したネフィリアは、手元の黒薔薇をくるくると回して、少し嬉しそうに微笑んだ……。



 2.ポポロンの森


 残念ながら俺のプロポーズは不発に終わったが、家に帰れば女がたくさん居るというだけで俺の心は浮き立ち、明日を生きる希望が油田のように湧いてくる。気分は石油王だ。美女、美少女は世界の財産だからな。地球上で最も価値がある資源なのだと言っても決して過言ではあるまい。

 んだけど、その世界の財産たちと巡り会うまでが遠い……。

 森でチカッと光が瞬くたびに俺はびびる。

 最大限度の射角と射程距離があるようなので、光が見えたら即アウトという訳ではないのだが……【夢死暗澹】は俺によく効く。そこら辺を歩いてるゴミは平気なのに俺だけが死ぬ角度、距離というのがあるのだ。

 目隠しして歩くという案も考えたが、それだと刺客の襲撃に対応できない。俺はなまじ目がいいので、そこら辺のゴミよりも勘が鈍いのだ。耳や鼻、肌で感じるものを軽視して過ごしてきたツケである。それを面白がったゴミ共が【夢死暗澹】の射程距離を表した図に崖っぷちくんエリアなる怪しげな追加情報を盛り込んだ所為で俺を狙い撃ちする輩が後を絶たない。俺に嫌がらせをして一体何が楽しいというのか。世はまさに生ゴミ時代である。

 俺は茂みに身を潜めて周辺一帯の様子を窺う。くそっ、そこら中に【夢死暗澹】の練習をしているヒーラー共がわんさか居る。どいつがヒットマンなのか判別が付かない。とにかく俺から遠ざかる動きを見せたヤツは怪しいと決め付けて動くしかない。厄介なのは、単純に無差別PKをしてやろうというゴミも混ざっていることだ。簡単に言うと、懐中電灯を持った警備員がそこら中をうろつき回っているようなものである。そして懐中電灯に照らされたら死ぬ。遊歩道で空路を行くか……? いやダメだ。目立ちすぎる。それじゃあ殺してくださいと言わんばかりだ。

 俺が逡巡していると、ヌッと白い毛むくじゃらが茂みに顔を突っ込んできた。ヒィ! お、おお……誰かと思えばペスじゃねーか。散歩中か?

 飼い主のちんちくりん二号ことマゴットがガサガサと茂みに入ってくる。ちょこんと俺の横にしゃがみ込んで首を傾げた。


「あんた、こんなトコで何してんの?」


 太ももとスカートの隙間からパンツが見えていたが、俺は特に指摘しなかった。他の男の視線があるなら姿勢を正すよう言ったかもしれないが、茂みが邪魔で他のゴミからパンツが見えることはまずあるまい。

 俺は声を潜めてひそひそと俺が置かれた苦境を訴えた。

 パピコをヤッて新スキルが開放されたろ? 【夢死暗澹】な。そいつが俺はどうにも苦手でね。角度、距離共に一番オイシイ地点がちょうど俺だけを狙い撃てるスィートポイントなんだよ。ホンットこのクソスキルどうしてくれようか……。ん? いや、俺だけってことはないな。ネフィリアはどうしてんだ?


「え〜? ネフィリアさんは別にそんなの気にしてなかったけどなー。えっと、スィートポテト? よく分かんないけど、気にしすぎなんじゃない?」


 気にしすぎだったらここまでに二度も狙撃されてないだろっ。

 実に三度目のトライである。

 おそらくゴミ共はウチの丸太小屋に入れなくて暇なのだ。俺が死に戻りしたのを良いことに俺で鬱憤を晴らそうとしている。

 俺はマゴットの隣で寝そべったペスをじっと見つめた。種族人間を遥かに上回る戦闘能力を持つペスさんならば現状の打開を期待できるのではと考えたのだが、特にこれといった妙案は思い浮かばなかった。背に乗って駆け抜けようにも、その前に俺が押し倒されて殺されるしな……。しょせんはワンコロか。野生の牙を失った愛玩動物ごときでは俺一人満足に救うことすらできやしない。

 俺の視線に気が付いたのか、ペスさんがスッとこちらを見て剣呑に目を細めた。あ、ペスさんチーっス。チーっス、ペスさんチース。俺は僕らの地球号を代表する優良種族に挨拶をした。……もうね、デカいんよ。こんなのと喧嘩して勝てるビジョンがまったく思い浮かばねえ。ご先祖様は偉大だね。よくもまぁこんなモンスターを手懐けようなんて気になったもんだ。

 おや、ちんちくりん二号が急にもじもじし始めたぞ。


「ふ、二人っきりじゃん。変なことしたら大声出すかんね……!」


 大声出す前に俺がペスさんに殺されるのでは……。俺はそう思ったが口には出さなかった。代わりにこう言う。

 マセたこと言ってんじゃねーよ。俺はお前のこと妹みたいに思ってんだぜ。お前とは色々とあったけどよー。ちったぁ仲良くなれたんじゃねーか。そんなふうに思ってる。


「……私だって、やろうと思えば、あんたのこと殺せるんだよ?」


 えっ。

 俺はドキッとした。ガキだガキだと思っていた妹分が、急に女の一面を見せたような気がした。しかし考えてみれば言ってることは殺人鬼そのもので、擬似的な密閉空間が俺の不安を煽り立ててくる。コイツとこんなことになるとは思っていなくて、俺はぎこちなく笑った。

 じ、冗談きついぜ。殺すなんて、そんなのは大人がやることだろ。


「試してみる?」


 マゴットは笑っていなかった。思わず身を引いた俺の腕をガッと掴んで、真剣な表情で顔を寄せてくる。小さな唇から吐息が漏れて、貞操の危機を感じた俺はとっさにマゴットを抱きしめた。

 学校を卒業したら合法だなという葛藤もあり、突き放すことはできなかった。こいつはろくに男を知らんだろうから、手頃な俺で手を打とうとしている。俺だってガキンチョの頃は女なら誰でも良かったから、その気持ちはよく分かるつもりだ。俺はマゴットの頭を撫でてやった。

 焦ることはねーよ。お前はきっとイイ女になる。だから変な男には付いて行くな。

 マゴットは俺の腕の中で素直に頷いた。


「わ、分かった」


 分かってるゥ? ホントにィ? 怪しいもんだぜ。男ってのは若い女に目がねぇからな〜。俺が女だったら金持ちに目を付けて反則スレスレの猛チャージを浴びせるぜ。そんで一生養って貰う。知ってるか、会社の労働時間ってのは大体が最低でも八時間なんだぜ。お前らがダルい、早く帰りたいって言ってるイヤな時間は社会に出たら一気に倍増するんだ。職種によっては祝日なんか関係ねーし、夏休みなんてものはなくて当然。そう考えたら倍じゃ利かねぇかもな。ガッコの授業じゃ教えてくれないことだ。先公ってのも楽な商売じゃねえからな〜。生徒を指差して、お前らの人生は今が絶頂期なんだよ!俺を見ろ!とは言えねーわな。

 今、マゴットと顔を合わせたらまた変な雰囲気になりそうだった。俺は自分がロリコンじゃないと信じてやりたかったが、生憎と俺は女なら誰でもいいというのが本音で、俺自身の理性を信用していない。実際にこうしてマゴットを抱きしめていると小ぶりな膨らみの存在を感じて少し嬉しい気持ちになっている。

 俺がペラペラと口を回して時間稼ぎをしていると、その甲斐あって救いの手が差し伸べられた。


「マゴっちー。どこっスかー?」


 俺とマゴットはパッと離れた。その拍子にガサッと茂みが揺れ、こちらに気が付いたクリケットが小走りで駆け寄ってくる。


「ここっスか? ダメっスよ、一人でうろついちゃ……あっ」


 クリケット。お前を待っていた。

 俺はコオロギ女を歓迎した。

 マゴットは顔を真っ赤にして衣服の乱れを整えている。別に乱れてないだろっ。俺は内心そうツッコミつつも、俺を見捨てて帰ろうとしているコオロギ女を引き止めた。

 待て待て待て。ドコへ行く。言っただろ、お前を待ってた。お前ならスラリー(速い)を使える。俺をおぶって家に帰るんだよォー!


「な、なんでっスか? で、ででで、でもタマっち。女に恥を掻かせるもんじゃないっスよ!」


 うるせー! 黙って俺の言う通りにしろ!

 マゴットも俺の味方だ。


「クリケット! そ、そういうんじゃないから! たまたま……! そう、たまたま一緒になって……! それだけ!」


 羞恥心が勝ったようだ。よしよし。

 俺とマゴットに詰め寄られて、クリケットさんは渋々と俺をおぶってくれた。


「なんか、これはこれで変な感じっスけど……。私だってタマっちに変な声を聞かれるの恥ずかしいんスよ?」


 ばっかオメー。知らねーのか? 巷じゃ最近、無詠唱が流行ってんだぜ? お前だって見たことくらいはあるだろ?


「え。私にもできるんスか?」


 できねーこたねぇだろ〜。俺の見立てじゃあ無詠唱の鍵になるのは高い集中力とセンスだ。そのセンスってのが具体的に何なのかよく分かんねえってんで問題視されてた訳だが、元を正せば魔法ってのは戒律が根っこにある。要するにプレイヤー全体を職業で縛って、溜まったエネルギーを使えるっていう契約なんじゃないか。つまり無職も職業の一種という考え方だな。なら話は簡単だ。難しく考える必要はねえ。恥ずかしがってちゃダメなんだよ。ドラゴンボールの元気玉と同じさ。みんなに少しずつ力を貸してくれって願ってみな。いつだって最後にキメるのは元気玉なんだ。悟空は一人で戦ってる訳じゃないからな。大切なのは感謝の気持ちだ。独り善がりが一番良くねえ。ベジータも昔はそうだったけどよ、戦闘力だけが人間の価値じゃねえって気付いたんだろうな。つまりはそこよ。変な声を聞かれたくねえ、制御しなくちゃっていう雑念をいっぺん取っ払ってみな。逆に言うと、経験を積んでスラリーを使いこなせるようになってきた今でも無詠唱ができねえって奴らが多いのはそういう理屈なんだ。制御しようとしちゃダメなんだよ。人間一人の力で、そんなのはハナっから無理なんだ。

 だが俺はテキトーなことを言っただけなので、俺の言葉を鵜呑みにしたコオロギ女は感謝の心でヤラシイ声を出した。


「あっ、んっ、やっ、ふぁっ……! ちょっ、全っ然ダメじゃないスかー!」


 しかもスラリーの残像効果はクソ目立つので加速しても大した意味はなかったらしく、肩越しに振り返ったクリケットが目にしたのは口から上を刎ね飛ばされてベロンとだらしなく舌を出した俺のちょっと恥ずかしい死体であった。


「きゃーっ!」


 クリケットの乙女な悲鳴がポポロンの森に響いた……。




 これは、とあるVRMMOの物語

 家に帰れない遠足。



 GunS Guilds Online



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] パンツ見えた [気になる点] 特定個人に対して効果範囲が異なる…いや、ギルド付きに対しての特効…? 身内から叛逆者を炙り出して処刑する魔女裁判システム…えげつねぇな… [一言] そこからウ…
[良い点] やはり師弟… 最後のやつ普通にトラウマものだろ
[一言] 蛆ちゃん可愛いけど違法ロリだからなぁ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。