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孫子の兵法を考えよう。


 FXって儲かるものだったんですな。

 世界情勢ってそのまま換金できる資源だってことを実感しております。

 と調子乗ってると後でがたがたに崩れるのが今までのパターンだからな。

 利益出てるときこそ気をつけねば。


 あとデルタ航空思ったより安くなってなかったんで、代わりにアラスカエアラインを買ってみたよ。

 配当来月だし。

 これ大事。



 本屋で孫子の兵法をネタにしたビジネス書をぺらぺらめくってきてみた。

 内容は読んでない。


 いいんだよ、孫子の原文に対して解説がどれくらいか見たかっただけだから。


 大体、孫子が2行に対して解説が5ページくらいの割合だね。


 5ページ必要なことを2行にまで削ってるんだぜ。

 すげえぜ。


 なお凄いのは、このせいで紙の本のくせに自動アップデート機能を備えていること。


 5ページを2行まで削ってるせいで、後世の人がいちいち5ページ解説を書かないといけない。

 そのせいで孫子の内容は変わらずとも解説という形で、時代や地域に合わせて勝手にアップデートされていくんだぜ。


 古典が千年以上生き残る理由ってこれだよな。

 紙面の都合でがっつり削ってるから、それに対する解説って形で勝手にアップデートされて時代を越えるんだ。


 逆に書き込むほどその時代特化になって、時代を越えることは難しくなるよな。



 それで悪巧みなのだけど、これを小説でやったらどうなるかな? と。


 5ページを2行に削って小説書いたら、それはもしかして純文学として評価されないだろうか?


 うまいこと審査員だまくらかして賞金もぎとれはしないだろうか?


 なんかいける気がするんだが。



 どう削るかというと主人公の言動からその存在と言動を推察できるから、主人公以外の登場人物は全部削れるじゃん。

 その他にも主人公の行動から推察できるものは全部削れるじゃん。



 試しにやってみると、


 彼は朝、コーヒーを飲んだ。


 これを削って、


 彼は朝、    を飲んだ。


 何かを飲んだことは分かるよな。


 彼は 、    を飲んだ。


 なんだかわからんけど、なにかを飲んだことはまあ分かる。


  は 、    を飲んだ。


 主体がなくなるといきなりなんか不安感が増すな。

 主体は大事。

 でも大事だからこそ削るぜ。


 こんな感じで書いていけば、間違って純文学として評価されないだろうか。

 ほれ日本酒仕込むときに米をこれでもかっていうぐらい削るじゃん。

 それと同じでエンタメで書いて、純文学になるまで削ればいいんじゃね?


 錯覚かもしれんがとてもいけそうな気がする。


 下読みと審査員だまくらかしてやるぜ。





 

 

 

 


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