革命について考えよう
長年引っ掛かっていた問題に解が出たのでそれについて書いていく。
解に至るインスパイアを得る切っ掛けになった人がいて、その人に書いてもよいかと尋ねたが返事がないので、そこら辺は最大限にぼかして書いていく。
その人を批判する意図はない。その人がなにを言おうとそれはその人の自由だし、その人の問題だし。ただどうしてその言説に至ったかについては非常に俺の金儲けに直結している。
きっかけは皆が幸せになる政策としてまず所得税と70パーセントに上げる、更に最低賃金を1500円に上げると書いていた。
はっ?
そんなことしたら、所得や資産が海外に逃げるじゃん。
国内から円がなくなった結果デフレが加速するじゃん。
円がなくなってるんだから、当然企業の業績も個人の収入も下がるじゃん。
それなのに最低賃金を1500円にあげたら、企業はリストラして残った人間に倍の仕事押し付けるだけじゃん。
リストラされた人は時給1500円の仕事できなくてリストラされたんだから、最低賃金1500円の時代には再就職すらできないじゃん。
企業がリストラだけで対応できなくて賃金上昇分を物価に転化したらスタグフレーションが発生するじゃん。
なにこれ?
国も企業も国民も皆痛い目見て苦しむ三方損の政策はなんなん?
国を滅ぼす悪魔なん?
問題はこれが皆を幸せにしようとするまったくの善意から提案されていること。
しれっとして無知と善意の怪物がおる。
それを無知と断ずるのは簡単。
その人は社会主義寄りの人なんだけど、やっぱ左寄りの人って壊滅的にお金と経済に対するセンスないよな、で済ますのも簡単。
でもそれは本質ではないと、俺の本質直感が言うてるし。
と同時に、笠井潔がテロルの革命かなんかで浅間山荘事件やポル・ポト大虐殺を引き合いに出して書いてた、理想を求めて出発した共産革命が内ゲバや虐殺に至って堕落というか理想から墜落するのか? と嘆いて問うて哲学に答えを求めたけど答えを出しきれなかった問題の答えはここにあるんじゃなかろうか。
投資始めたばっかの頃、マルクスさんは投資家や資本家に対してどう思っていたのかなとマルクス研究書を買って読んでみたけど、無理。
読めない!
労働者は階級闘争がうんぬんと労働に賃金以外のいらん付加価値つけてる時点で無理、読めないっす。
労働に賃金以外の付加価値をつけるとどうなるかと言うと、簡単に会計がブラックボックスになる。
どういうことかと言うと、労働に夢とか希望とか笑顔とか遣り甲斐とかいらん付加価値をつけると正確なコスト算定ができなくなる。
たとえば100円のコストで実現している製品だけど、それには20円の夢とか遣り甲斐がついているかも知れん。
でも夢とか遣り甲斐とか算定不能じゃん。
でも算定不能だからつうてコストかからない訳じゃないじゃん。確実に夢や希望分の20円のコストはかかってる訳じゃん。
つまり会計では夢希望含めて120円のコストなんだけど、そのうち100円のコスト分しか算定できない訳じゃん。
結果、簡単に会計の数字はなに一つ間違っていないけど、実態は誰にもわからない会計のブラックボックスができあがるのよ。
ブラック企業ってのは会計がブラックボックス企業ってことなんだなあと実感する。
マルクスさんが労働にいらん付加価値つけたことから始まった共産主義はシステムの特徴として、実際のスコアが常に理論値を下回ることになる。
だって階級闘争とか党の理念とかお金に換算できないじゃん。
理論値とスコアの差から算定できるだろうけど、それは共産主義の欠陥を前提としての話だからそんなんできる訳ないし。
それに会計にでないコストがあるだけで、会計の数字自体はまったく正しいのだから、最初からシステムに欠陥があると知ってないと欠陥には気づけない。
数字だけ見てるとシステムや理論はなに一つ間違っていない。
なのに実際のスコアは常に理論値を下回る。
なんでだ?
差額分を誰か横領してるんだ! となれば誰かを無理矢理犯人にして静粛だし、誰かが怠けてるんだ! となれば秘密警察による監視社会だし。
あら、笠井潔が哲学で出しきれなかった答えがこんな簡単に!
共産主義はシステムとしてすぐ堕落して墜落する欠陥があります。
でもまあ、理想を目指して出発した革命がなぜ内ゲバや虐殺に堕落するのか? と問うたら、
普通、人の本性は善なりや? 悪なりや? って問題だと思うよな。
まさか会計の問題とは思わないよな。
笠井潔の問いはそもそも政治や哲学ではなく、経済と会計の問題であった。
労働にいらん付加価値つけたせいで正確なコストが算定できません! って問題に哲学で答え出すのは無理だよなあ。
だからつうて笠井潔を貶める意図はない。むしろバイバイエンジェルから哲学者の密室は傑作なので、ぜひ読んで欲しい。
こうゆう理解を得るとポル・ポト大虐殺はシステムの必然として発生したのが分かる。
理想を求めて労働だけじゃなくて国家や人民にいらん付加価値つけまくったから、大虐殺に至るしかなかったのだな。
実際にポル・ポトに会った人は口を揃えて彼を善人だと言ってるけど、善人が理想に燃えているから大虐殺になったんだなとしみじみ理解できる。
共産主義って善意から最善を求めて行動すると最悪の結果になるシステムになってるんだ。
正確にコスト算定できる資本主義万歳だな。
誰かその欠陥を指摘する奴はいないのか? と思うだろうけどそれは不可能。
それを指摘できる経営や会計のセンスある人間は労働にいらん付加価値つけている時点で寄っていかない。
理屈ではなく感覚として無理。
だってさ、金勘定のできる人間が共産主義の理屈についていくのは不可能だぜ。
苦痛過ぎる。
だから自然の金勘定のセンスない人間だけが集まることになる。
これも投資始めたばっかの頃、ロシア革命って必要だったん? 労働者が団結するまではいいやん。団結したなら金出しあって自社株購入して株主総会に代表者を送りこむのではだめだったん? 革命なんぞやらんでも自社株の配当を分配するなり自社株買い増しするなりしてコミットメントを深めていって、経営側にスライドしていけば済む話だったんじゃないの?
と思ってそういう話を書いたんだけど、なんか違うと書きかけのままで終わっていた。
いま考えると穏やかに経営側にスライドしていくなんて無理。
そういうことできる人はそもそも赤くならない。
経営や会計できない人間ばっか集まったから、革命で血を流すしかなかったんだな。
左寄りの人がデモやるのも、それでしか社会にコミットメントできないからだよな。
デモしてる時間で会社立ち上げて、経済活動を通して社会を変えていった方が早いし確実なのにそれをやらないのは、誰一人としてそれができる能力をもってないからだよな。
マルクスさんもほんと面倒くさいのを発明したよな。
共産主義って概念が発明されなければ、それを嗜好する人間も自分がそうだと気づかないまま社会に潜在していたのに。
こんなん撲滅できないぜ。
と同時に共産主義の本質が政治や経済の領域ではなく、趣味嗜好性格の領域だと言うことが分かる。
政治や経済の話だったら、ソ連の崩壊と同時に絶滅してないと理屈に合わないじゃん。
でもいまだにいることは、労働にいらん付加価値つけるのが大好きな人たちがいるってことじゃん。
つまり趣味嗜好、性格の話な訳だ。
趣味嗜好で政治や経済に嘴突っ込んでるんだから、そら簡単に無知と善意の怪物が生まれるよな。
非常に納得して、すっきりしたぜ。




