9 無茶ぶりゴリラ
どもです。
遅くなってすいません。
やはり、2つ執筆するのは難しいです。
なので、恐ろしくマイペースで、ゆ~~~~~っっっっっっっっっくりやっていこうと思います。
2年前
2013年。
八島、14歳。
「なんだ八島。」
呉海軍中学、教官の川口大佐はタバコを吸いながら俺の来訪を出迎えてくれた。
「いえ、質問があるのですが。」
「おう、何だ?」
「本日講義で説明された“資格取得支援”についての説明です。」
「ああ、重機の作業免許とかを取得するのを軍が支援してくれるアレだろ?それがどうかしたか?」
「いえ、その・・・。鉄道の運転免許はその対象に入るのかどうかと思いまして・・・」
川口大佐は面食らった。
「鉄道!?うわっはっはっはっは!ゲホッ!ゴホッ!
俺たち国防海軍だぞ!国防陸軍じゃないんだ!その国防陸軍ですらもう鉄道連隊はねぇよ!ゲホッ!」
川口大佐は大爆笑した後、ふと何かお思い出したように言った。
「ゴホッ!・・・あ!意外と無理ではないかもしれないぞ?」
「えっ?」
起きた。
昔の夢を見ていたらしい。
俺ももう歳かな・・・
今日はゴリラ担任に連れられて大学部や研究棟を見学する日だ。
朝、教室へ入った途端声をかけられた。
「あ、えっと~・・・。八島君だったよね?」
「あ、はい。」
と、反応したはいいが・・・。誰だっけ?とりあえず同じクラスの女子であろうことはわかるんだが・・・
「あ、そうか!わからないよね。転校したばかりで。
私は小野福みさ。一応1年B組のクラス委員ってことになっているのだけれど・・・ほとんど牛治田先生の使い走りだけどね。」
牛治田・・・誰だっけ?
「あれ?牛治田先生も知らない?B組担任だよ?」
「あ~。そういえば・・・」
あのゴリラ担任!
「それで、そのゴリラ担任が呼んでたよ。職員室まで来いって。」
「ん?俺、声に出したっけ?」
「えっ?何が?」
「いや、何でもない。」
・・・そういう能力か魔法なのかな?
「あ、ごめん!つい・・・」
やっぱり心を読まれてる!!
「ごめんなさい!」
「いやいや・・・」
・・・恐ろしい能力だなぁ・・・。こんな人がたくさんいたら、俺みたいな職業(軍人)なんてやってられないぞ!
職員室
「ゴ・・・牛治田先生はどちらでしょう?」
「ぁあ!?」
うん、声で一発でわかった。
「あ~、この前転校してきた八島だな。」
「はい」
パソコンで生徒情報を確認しながらゴ・・・牛治田先生が言った。やはり、クラス全員の顔は覚えてないらしい。
「鉄道部所属だったな。」
「はい、そうです。」
「今日、貸切列車を出せ。」
「ふぁ!?」
職員室から出ると、ちょうどあずさがいた。
「おはよう。八島君。」
「おう。」
「何かあったの?表情がさえないな。」
「まぁな・・・」
俺は職員室であったことを話した。
「あ~、それは多分、牛治田先生が大学部や研究棟までの交通手段の確保を忘れたんだと思う。」
「えっ?マジで?」
「意外とあの人抜けているところがあってね~。僕もそれで何度か無茶ぶりを受けたことがあるよ。風紀委員だからって。」
「・・・大変だな。」
「今から大変なのは君でしょ?」
「そうだった!」
時計を見る。8:10。
「あずさ!大学部や研究棟の見学って何時出発!?」
「え、えっと~。朝からかな?今日一日中でしょ?」
いったいどうしろと言うんだよ!あと20分くらいしかないじゃん!
急いで携帯電話を取り出して電話した。
“なんじゃい!?わけぇの(若いの)。何の用じゃ!?”
「すんません亀茲さん!ちょっと頼みがありまして・・・」
「あずさ!あのゴリラには“貸切列車の準備”で八島はいないって言っておいてくれ!」
「えっ!ちょっと!」
「今すぐ準備しないとほんとにやばいんだ!」
俺はそういって走り出した。




