6 昼飯
この小説、更新が早くないかって?
そりゃあもちろん、原稿溜めてましたから(ドヤ顔)。
その原稿いくつあるかって?
あとわずかしかないです・・・
ずいぶん失礼なひそひそ話だなぁ・・・
そう思いながら無視していると、隣に座ったあずさが言った。
「ああ、無視していいよ。僕はちょっと訳ありでね・・・」
「ほぉ~。ご本人がいいって言うなら俺は何もしない。」
少ししてチャイムが鳴って、教師が入ってきた。
「おい!早く席に座れ!」
ゴリラみたいなおっさんが怒鳴りながら入ってきた。
「号令!」
「起立!礼!」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「おはようございます!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
な、なんだこりゃ・・・
あっけにとられ、周りに慌ててあわせるのに精一杯だった。
「1年B組担任の牛治田先生。見た目怖いけど、理不尽なことはしないし魔法使いの腕は一流だよ。」
となりであずさが説明してくれた。
「そ、そうなんだ・・・」
大丈夫か・・・?
授業は魔法や超能力について現在わかっていることと、普通の高校の授業が大半だ。
午前中は魔法歴史があったくらいで、他はどの高校でもやるような授業だけだった。
「昼休憩だよ。食堂へ行こう。」
あずさに誘われるまま、俺は教室を出た。
「昼休憩は11:30から13:30までの2時間。その間に食事を済ませなきゃ。」
「ずいぶん長いんだな。」
「高等部近くの飲食店はすぐにいっぱいになっちゃうからね。そこで食べられなかった人は早めに諦めて電車で他の地区へ行った方が食事できる可能性が高いんだ。」
「なるほど。だから長めに設定してあるのか。」
「そういうこと。何か食べたいものはある?」
「これと言って希望は無い。不味い物以外。」
「了解。僕のお勧めに連れて行くよ。」
電車に乗って到着したのは、生徒会館前だった。
「こっちだよ!」
あずさは俺の手を引っ張って公園のようなところへ入って行った。初めて柊生徒会長と出会った場所の近くだ。
公園にあったのは、移動販売車。これが何台も集合している。
「この店がおいしいんだ。」
そういってホットドックの移動販売車に連れて行かれた。
「おや、あずさちゃん。今日は彼氏と一緒かい?」
移動販売車の店員、30代くらいの兄ちゃんがそう声をかけた。
「そんなんじゃないですよ~。彼、転校生で私が案内することになったんです。」
「へぇ~。あんたが案内役になるとは珍しいね~」
どうやらあずさとこの移動販売車の兄ちゃんは昔からの知り合いのようだ。
「んで、あんちゃんは何にするかい?」
「ホットドックスペシャル、チーズ乗せ。」
「あいよ!そうだよな!男はしっかり食べないとでっかくなれないしな!」
「あら、それをいうならなんで山内君はなんで大きいのでしょうね?」
クスッと笑いながら柊生徒会長が背後から登場した。山内阿笠生徒会会計、夏目洋生徒会副会長も一緒だ。
改めて山内阿笠生徒会会計を見ると、“デカい”
俺自身身長190cmあるのでデカい方だとは思っていたのだが、どうみても山内阿笠生徒会会計は200cm以上ある。
するとちょうど、柊生徒会長たちが注文を始めた。
「私は・・・このカレー味をお願いします。」と柊生徒会長。
「・・・いつもの。」と夏目洋生徒会副会長。どうやら普通のホットドックのようだ。
「え~っと、僕はホットドックのミニを・・・」
“いや、おかしいだろ!”と思わず心の中で山内阿笠生徒会会計に突っ込みを入れてしまった。
その後、柊生徒会長ご一行とともに公園内のベンチで昼食になった。
「どうかしら?君吉さんはしっかり案内できているかしら?」
柊生徒会長に声をかけられた。
「ええ、お陰様でよくしてもらっております。」
「そう。ならいいのだけれど・・・。」
柊生徒会長はあずさが山内阿笠生徒会会計と話に夢中になっているのを確認して、小声で話しかけてきた。
「何か、あの子について不快な噂とか聞かなかった?」
「ええ、まぁ。それなりには耳にしました。本人が何もするなと言うので放置してますが・・・」
「やっぱり・・・」
柊生徒会長は少し暗い顔をした。
「原因をご存じのようですね。」
「あら。別にそうとは言ってないわよ。」
「できればお聞かせ願いたいのですが。」
「私は取り調べを受けているのかしら?」
柊生徒会長の語気が少しだけ強くなった。
「いえ、不快に感じたのなら謝ります。昔研修で警察にいたことがあったので、つい・・・」
「いったいいつから軍にいたのよ。」
「言うならば、中学からですかね。呉海軍中学でしたから。」
「そう・・・なら・・・」
「どうしたの八島君。なんか怖い顔してるよ。」
あずさがいきなり視界に入ってきたので俺は驚いた。
「!・・・いや、何でもない。ちょっとボーっとしていただけだ。」
俺はそう言って特大のホットドックをたいらげた。




