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自由に生きようと転生したら、史上4人目の賢者様でした!?〜女神様、今の時代に魔法はチートだったようです〜【web版】  作者: 酒本アズサ


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第159話 装備品

「その靴便利そうだな…、オレも同じの作って貰えるか?」



「お、ホセもコイツの良さがわかるか!? お前さんはナックルガードくらい着けろと言っても興味すら持ってくれなかったのによ」



「まぁ…、靴は普段から履いてるからな」



「今なら仕掛けはアイルの分と同時に作れるが、お前さんの予備の靴があれば1週間もありゃ完成品として渡せるぜ! 爪先に刃がダメにならない様にミスリルでガードを仕込むから蹴りの威力は上がるが、仕込みの分靴底を分厚いヤツに交換しなきゃならねぇから踏み込みの感触が変わっちまう。だがクッション性が上がる分……」



 親方の熱い語りが終わったのは20分経った頃だろうか、放っておいたらまだ続きそうだったが、午後にホセが予備の靴を届けに来ると告げて工房を出た。

 工房を出た後教会へと向かって歩き出す。



「ところでアイル、あの靴代金を自分で払おうとしてないか?」



「え? うん、あれは必要な物って言うより自分の趣味みたいなものだし…」



「いや、街でお洒落な格好をしたいって買う服ならともかく、冒険者としての装備ならエリアスに言えば出してくれるぜ。ここ最近はかなりプール金が貯まってるって言ってたしな。大氾濫(スタンピード)に参加するならきっと全員予備装備を揃える様に言われるぞ」



「あっ、そういえば《《胸当てがキツく》》なってきたから新しいの見たいんだった!」



「………昼にエリアスに買う物報告してから午後も一緒に行くか?」



「うん、そうだね。クッキー生地冷やしてる間に行けば時間の無駄にもならないし」



 生地を寝かせる時間はどうしても暇になるから丁度いいだろう。

 話しながら歩いていたらすぐに教会に到着した、聖堂の扉を開くと子供達が掃除をしていて、私達に気付くと群がって来た。



「ホセ兄ちゃん、赤鎧って気持ち悪いけど凄く美味しかったよ!」



「アイル、テディが心配で見に来たの?」



「マザーなら執務室に居るよ」



「テディはもう冒険者の活動した事あるって本当!?」



 子供達が一斉に話し出したので情報処理が追いつかない。



「ああもう、お前ら1人ずつ喋れよ! 今日はテディの様子見に来たのとアイルがお前らに差し入れだとよ」



 ホセが顎をしゃくって促した、鞄から出すフリでストレージからバウムクーヘンを3ホール取り出し年嵩の女の子に渡す。



「柔らかい焼き菓子だから休憩の時に皆で食べてね」



「わぁ、ありがとう! ほら、皆もお礼言って」



「「「「ありがとう!!」」」」



「どういたしまして、ところでテディはどこ?」



「テディはさっきアイル達の家とギルドの場所を教える為に兄ちゃん達が連れてったよ」



「ありゃ、入れ違いになっちゃったか…、でも仲良く出来てるみたいで良かった」



「うん、ちょっと大人しいけどヤンチャな子達の遊びについていける体力もあるし、ちゃんと言う事聞く良い子だわ」



 バウムクーヘンを受け取った女の子が教えてくれた。

 さっき出て行ったのなら今から帰れば家で会えるかもしれない、マザーによろしく伝えて貰う様に言って教会を出た。



 帰りに食材買って帰る予定だったけど、買い物してたらテディには確実に会えなくなるよね。

 仕方ない、買い物は午後からにしてココアだけ急いで買って帰ろう。



「ホセ、ココアだけ買って急いで帰ろう。ところでココアってどこに売ってるんだろ?」



「んぁ? そりゃコーヒーとか紅茶売ってる店だろ。飲み物の扱いになるんじゃねぇ? オレは飲んだ事ねぇけどな」



「なるほど…、じゃあ向こうの店だね、早く行こう」



 のんびり歩こうとするホセの手を掴んで引っ張りながらコーヒー・紅茶店へと急いだ。

 お店には砂糖入りと砂糖無しがあったが、砂糖入りはどんなランクの砂糖が使われているか分からなかったので純ココアパウダーを購入。



 すぐに家に向かうと丁度子供達が3人出て来たところだった。

 テディは私を見つけると嬉しそうな笑顔を見せた。



「テディ、今度はすれ違いにならなくて良かった。さっき教会に行ったら家に行ったって言われたから」



「そうだったんですね、エリアスさんに居ないって聞いてガッカリしてたんですけど、会えて良かった」



「うふふ、教会にお菓子を置いてきたから戻って休憩の時に食べてね。テディが皆と仲良くできてるみたいで安心したよ」



 お菓子を置いてきたという言葉に家の管理をしてくれていた2人がやったぁと歓声をあげた、ソワソワしてすぐにでもギルドへ走って行きそうだ。



「じゃあ俺達ギルドに行くから、ホセ兄ちゃん、アイル、またな!」



「おぅ、変な奴に絡まれねぇ様に気をつけろよ」



「走ると人にぶつかるかもしれないから歩いて行きなよ。皆またね!」



 ホセの事はホセ兄ちゃんと言うのに、私の事は呼び捨てという事に少々引っかかりを感じるが、見た目年齢が近いせいなのだろうか。

 3人は手を振ってギルドへと急ぎ足で向かった。



 家に入ると3人はリビングでグッタリとしていた、どうやら味噌汁だけは飲んだ様だがバッチリ二日酔いの様だ。

 そこへさっきの子供達の相手をしたので気力を使い果たしたらしい。



 装備について話したかったがそれどころじゃなさそうだ、お昼ご飯を食べる頃には復活してるといいんだけど。

 お昼は食べる量を調節しやすい様にサンドイッチにしようかな。

 ストレージの食材をチェックしつつ献立を考えていた時、忘れていた大切な食材がある事を発見した。

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