トーストの町、ぬくぬく治癒院
来てくれてありがとう
話を進めようと思ってもなかなか進まない罠
ゴブリン討伐になん話使っているんだかw
ロイさんと話ながら歩いていると、装飾の少ない白い教会の様な建物に着いた。
「ここが治癒院ですか?」
「ええ、そうですよ」
「へぇ~結構しっかりした建物なんですね」
「そうですね、本部のあるキリアルを中心に世界各地に在りますよ…さぁ入りましょう」
扉が無いのでそのまま入れるようだ。
「ようこそ、どうなさいました?」
受付のシスター服の女性も丁寧な対応で印象が良い。今回はロイさんが手続きをしてくれる
周りを観察していると、入院している人や病院通いの老人などがいて、元の世界の病院を思い出してしまう様な光景もあったが、ナースや医者の代わりに白いローブを着た人達が居るのでやっぱり異世界なんだと実感する。
治療をする為の部屋にいくと、元の世界にあった様な治療器具が一切無くて椅子とベットだけというシンプルさに唖然としてしまった。
(どうやって治療するんだろ?)
「どうぞ、座ってください」
白い髭を蓄えた治癒師に言われて我に帰った、元の世界と異世界の違いが大きすぎてビックリし過ぎていたようだ
「治療しますから楽にしてください」
そう言うと、集中しながら詠唱を始めた。
(おぉ!?詠唱魔法って流石異世界やな!)
何を言ってるかは理解できなくて、何時も話している言葉とは違った言葉を使うようだ。
詠唱が進むにつれて、俺の身体を淡い光が包んできて温かくなってきた、温泉に浸かるような心地好さに似ていて、このままずっと光に包まれて居たいと思える、暫く光に包まれてボーっとしているとスーっと光が消えてしまった。
(ああー!もうちょっとこのままが良かった…)
「終わりましたよ、身体に何か感じられますか?」
「温かでした」
「ほほほ、ちゃんと効いたみたいですね」
「あ!ホントだ身体が楽になりました」
本当にさっきまでゴブリンに殴られた背中や足が痛くて歩くのも嫌だったけど、さっきまでの痛みが嘘のように消えている。
「また、何かあったら来て下さい」
「はい!ありがとうございました」
この心地好さの為に怪我してもいいかな~?なんて一瞬でも思ったなんて事はない
治療を終えて受付の方へ戻るとチノさんとケイトさんが待っていた、ロイさんから俺が治療に来ていると聞いたみたいだ
「二人とも大丈夫でしたか?」
「私たちはかすり傷程度だったから直ぐに終わったよ、カケルの方こそ大丈夫だったのか?」
「もう大丈夫ですよ、すっかり治りました」
「すまんな、ゴブリンと戦ったのはカケルだというのに」
「そうだ!カケルくんは帰り?」
「いえ、ロイさんを待たないといけないので」
「そっか~残念、一緒にご飯行こうと思ったのにな~」
「すいません、今度おねがいします」
「私達は、しばらくギルドの宿舎に泊まる予定だ、なにか有ったら声をかけてくれ」
「はい、ご飯でも誘いに行きますね」
「ほんと!?まってるよー!」
「では、私達はいくよ」
「またねー」
丁度入れ替わりでロイさんが戻ってきた、何やら羨ましそうな顔をしているが、気付かない振りをしておこう
「お待たせしましたか?」
「いえ、話をしていたので待ってないです」
「そうですか、」
「それで、もう帰っても大丈夫ですか?」
「ああっと、すいません、もうお帰りなられても大丈夫ですよ、今回の件で褒賞金が出るので明日にはギルドで受け取れる様にしておきます」
「はぁ、褒賞金ですか…」
「そうです、それではお疲れさまでした」
褒賞金楽しみだけど、今日はゴブリンの換金を終わらせてゆっくり休もう
読んでいただきありがとう‼
次でゴブリン討伐の話は終わる予定です(ホントか?)帰ってから報酬を貰うまでが依頼ですからね
ー情報更新ー
治癒院:大都市キリアルを中心に世界各地に支部を置く大組織、本部のあるキリアルでは治癒師になるための治癒魔法専門の学校もある。誰でも利用可能で値段も程々なので住民の味方である。




