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クエスト 要人警護

アニメ化目指しています。

リアルでの昼飯はもちろんお店のチャーシュー麺大盛だった。筋トレするから良いんだもん、と自分に言い聞かせる。


腕立て伏せ100回をノルマにしているんだった。結構きつい。腹筋もこの際だから100回しようと思ったが、体が悲鳴をあげそうなので、腹筋50回にすることにした。


夕食用にピザを頼んでおく。ちなみに健二は実家を出て、一人暮らししている。だからこそ時間に融通が利くというのもある。


という事でLGにログインすることにした。そこではヒトミがケンを待っていた。

「きちんとスキルレベルアップして偉い」

そうヒトミに褒められた。

「ありがとな。今日は何かあるのか?」

「クエストが始まってるよ、気をつけていってらっしゃい」

「おお、そうなのか。分かった。出来れば受けてみようと思うぜ。では行ってくる」


そうしてホテルで目覚めた。シャワーを浴びると気持ちが良い。


「どんなクエストかな?」

ステータス画面を表示した。すると、クエスト 要人警護 というクエストが始まっていた。

「まだ街から出ていないな」

よしっ、とガッツポーズをしてホテルを出る。


すると噴水辺りに血生臭い集団がいることに気づいた。おそらく彼らもクエストを始めるために待っているのだろう。そこにはAYAもいた。念のため、挨拶をしておく。


「AYAさんですよね?おひさしぶりです」

「あっ、フレンド交換に応じてくれたケンくんだよね。堅苦しいから敬語はやめよう?」

「分かった。初日以来だな」

「ケンくんもシャワー浴びてるんだね。女子的に合格ラインだぞ」

「ありがとう。AYAもシャワーを浴びてるんだな」

「もちろん。汗臭いのとかダメだしね。女子力上げてるんだ」


AYAと軽口を叩いていると、お城から馬車が二台やってきた。衛兵さんもついている。噴水のところへ行くと一言。

「お前達は失格だ」

と、血生臭い集団に向かって話した。

「おいおい、いくら何でも急に失格とか言われても納得出来ないんですけど」

集団のリーダーらしき人が言った。ソロプレイヤーも紛れ込んでいるだろうけど。

「とにかくお前達はダメだ。理由は自分達で考えろ」

そう言うと衛兵さんは持ち場に戻った。


「くそおおお、俺達の何がダメなんだよ。スキルレベルか?それともNPCとの信頼度の差か?」

あいつらなりに考えてはいるようだ。俺はリンに話してもらえたし、ある意味NPCとの信頼度の差で、合ってるかもな。


「間に合った!」

そこには息を切らしたスピアがいた。

「おーい。スピア、こっちだ」

思わず声をかける。

すると、

「儂もいるぞ」

「ケンさん。私もいます」

とアックスとユミから声がかかった。


三人は

「「「初めまして」」」

と挨拶すると

「フレンドのフレンドはフレンドだ。敬語はなし、でどうだ?」

とアックスが取り仕切っている。

「「賛成」」

と声があがったので、みんなホクホク笑顔だ。


「アックスとユミの装備が変わっているな」

俺が声をかける。

アックスは斧使いに、ユミは弓使いになっていた。


「俺は元々斧使いで勝負するつもりだったからよ。名前の通りに」

と、アックス。

「私は名前に影響を受けて、弓使いになったところです。まだまだ弱いですが、よろしくお願いします」

と、ユミ。


「みんなまだまだ喋り足りないかもしれないけど、そろそろ出発の時間みたいよ」

スピアが言うように、出発の時間らしい。


「ハイヨー」

と騎手の方が言うと、馬車は動き出した。二台目も出発したようだ。

「俺達は後方にいようか」

と提案する。

「良いぞ。近距離戦になったら任せておけ」

アックスが心強い一言。

「私も後方の方が助かります。弓使いですから」

とは、ユミ談。

「あたしはみんなといれるなら、どこでも良いよ」

と和やかな感じで話すスピア。


そんな感じで二台目馬車の後方についた。

「でもこの戦力で大丈夫なのかな?」

スピアが疑問をあげる。そしてそのまま話を進める。

「元々倍の戦力はいたわけでしょう?それが急に半分の戦力になって・・・不安だわ」

スピアの言うとおり、シャワーを浴びない人達が半分はいたわけで、不安になるのも当たり前だ。しかし、そんな不安をよそに馬車は進む。もう門の所だ。憲兵さん達が挨拶してくる。

「「「お疲れ様です」」」

「「「「お疲れ様です」」」」

こちらも挨拶を返す。

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