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蒼と青
見つからない
どうしても
見つけられないなら
どうすればいい
頭の中まっしろに
気づけば大切なものに
名前すらつけていない
大好きな君が目の前に現れた
大切な言葉胸にひそめて
あたためてきたのに
まっしろな自分がおろおろと
夕暮れの太陽赤く空を滲ませ
下校途中の黄昏時に見える
夢の続きを楽しみ開く
ぼくはひとり
赤焼けに舞う
とんぼの群れにねだられて
退屈な景色に目を細め
空に書き足し始めてく
夕陽は異次元に通じるゲートだ
オレがこの星の王だ──っ!!!
出迎えご苦労!
さあ我が名のもとに…
とんぼの群れは素知らぬ顔で
すーいすいと空の彼方に消える
わたしはこの星の王女だぁ──っ!!!
ぼくの空想の産物をぶっ壊した
意中の幼馴染の透き通る声と
どアップの円らな瞳が突如
目の前を遮り
ぼくにうつしよの闇夜をもたらした
案外陽キャじゃん あは!
俺、おまえ好きかもぉ
とんぼのUFO 激カワな
強烈な蒼いくすみに包まれる心
この胸にポッカリ空いた穴は
梅雨時のツバメにでも貸し出すとするよ
だけど
どうして君は…
双子の兄貴を選んだはずだ
どうしてぼくの前に現れてとびきりの笑顔
いまでも貸し出してくるの…




