そこに山があるから登る
珍しく、長いですね。長っ!
《幻想 ルーティーン》
◇
導くように差し込むその光
呼びかけを繰り返していた
暗がりの洞窟 横たわる僕にそっと
目覚め 目覚めてと
問いかけ包み込むよ
温もりの詩 この肌に届いて頬を撫でた
長い眠り 振り解くように
額の髪ゆらす和らぎの風に
応えるように いま目を開けて
ほど良い心地の朝に舞う
おはようの息吹受けて
誘いの匂いに一人立つ
この名を呼ぶ大空が意識に映り
手足をめぐる血潮がざわめきだす
小さな光たち大いなる闇と闘い
不思議な勇気が ふと心に灯された
背を押される様に外の世界に繰り出す
いつかどこかで目にした景色になぜか
懐かしさ覚えて
遠い日の記憶すこしずつ 甦るうち
この身に流れた宿命の時節を知る
守るものがあった
守りたい人がいた
探さなければ……
それが夢か現実か見極めるためもう一度
でなければ僕は また
目覚めた意味を見失うだろう
誓いあった時をいつ過ごした
交わした約束もう眠らせない
君が誰で どこに行って
僕が誰で なにがあって
失われた記憶そこに潜む
限りない謎の欠片たちを
取り戻す勇気の旅路が再びふたりを
つなぎ合わせる心の鍵となる信じて
どんな痛み待ち受けて
何度死にそうになって
引き裂いた深い闇に繋がろうと
乗り越えて受け止めてく
強さを手に入れてきっと
深淵の闇の中だろうと
死海の牢の中だろうと
絶体絶命の迷宮だろうと
こちらから勇んで挑んでやる
もっと強く!
もっと速く!
もっと奥へ!
踏み込んでいくよ!
正義の証明のため
慈愛の持続のため
闇を切り裂く光になるため
もっと踏み込んでいくよ!
探し出すよ
辿り着くよ
見つけたら
放さないよ
この決心を裏付けるものは正義と愛だ!
過ぎ行く時間とともに感じてきたこと
巡りくる季節とともに見つけていくよ
愛し 愛されていたこと
その気持ちに目覚めるのが “気付き“
繋ぎ 繋がれていくこと
求め 求め返されること
いつかいつかを 今に変えていくこと
この指止まれを 今ここに求め繋いで
気持ちの裏付けなんて
本当はただのなぐさめ それでも…
それでも今は ひとつでも多く胸に
激しく揺れ動く心の景色 早く早く
鎮められるならと
真実の
愛を知るまでは 手に入れるまでは
それらを正義と呼んでいたい
ふたり出会ったからこそ愛が生まれた
ふたり誓って導こうとしたものが正義
守りたい世界のため
守りたい人々のため
勇気を振り絞った人々がいた
それに続くのが僕たちだろう!
生きているから感じるんだ
生きてゆきたい君を仲間と!
託された期待の大きさも感じるんだ
自分の中にひしひしと感じるんだ!
闇の手に引き裂かれた秘密
このまま永遠に眠らせない
過去に閉ざされた因縁
涙の海に沈ませない
長き眠りに阻まれた希望
痛みの連鎖にとどめを刺す!
忘れずの花
風に乗って 舞いおりてきた
声なき声でささやいては散り
また風に乗って
思わず伸ばした
この手をくぐり
思わずもらした
このときめきを知り
手招きをして
かくれんぼをした
なにか伝えた忘れずの花
空高く舞い去った
忘れずの花
その言葉の響き
はじまりの一葉と輝いて
なぜだか この胸を焦がす
輝く未来に夢を見る
ふたり並んで丘を行く
野の花指して座り込む
ほほえむ君 その手が
色とりどりの花輪を編んで
僕の頭に飾られひかる
そよぐ風やさしく
日差しを和らげる
なにも持たない僕
なにも返せなくて
いつも君のこと見つめ
二人の時間だきしめて
言葉もないまま
密か 静か 麗らかに
野の花たちと揺れて
やがて未来の地上を案じ
勇気の瞳が輝き出すとき
力を求める心は試練を受ける
風を味方に空を駆けめぐる
滝に打たれて眠りを忘れば
月夜は曇り 嵐がさか巻く
大地も草木も闇に囚われ
腐った土が吐き出す膿は
皆の笑顔が集う団結の庭園の
通路を足の踏み場もなく隠した
まだ見ぬ彼の地
清い池に秘された光の鍵
かすかな空の声を頼りに
西に東に耳をとぎ澄ます
光の鍵は水の性質と共鳴し
水場近くで不思議な音色を奏でる
駆け出した世界振り返り見渡せば
広い緑の森の先 立ちはだかる岩肌
雲の流れが変わり 空は急げと告げる
命を惜しまぬ行動 道なき道を進む
勇気とはそれに尽きる
岩山を乗り越えた
新たな未知の景色
心洗われる思いで
なでらかな坂の向こう
霞の空に流れ星の尾が光る
凝らした目で追いかけ走り出す
たどり着いた景色をまぶたの裏に灯す
惹かれる想い
記憶の片隅でゆらめいて
くすぐって またゆらめいて
声はしずかに僕を諭す
目覚めは約束の地から始まらん
あなたには数多の歴史の息吹より
託されし 偉大なる使命がある
その志燃ゆるところ
必ず試練に見舞われよう
雨の中も日照りの中も
吹雪の中も暗闇の中も
恐れずに突き進み
くり返す歴史の嘆きの渦に身を投じ
戦い勝ってその根を絶つのです
空の声 空に消え
空に険しき雨雲うずまき
辺りは暗がりへと変わる
暗がりの空はあっと言う間に
機嫌を損ね
痛い雨が頬を突き刺す
この身を試すよに
叩きつける大粒の水滴
大地は溶けだす様に
泥の起伏が暴れ出し
足がもつれてぬかるんで
よろけた所へ地鳴りとともに
稲妻がこの身を狙って 光り出す
食われてなるか
打たれてなるか
飲まれるまえに走り出す
暗がり向けて走り出す
後を追って雷が
吹き矢のようにわが身を狙う
意思を持った雷が
追っ手を差し向け
闇間を照らす
照らされた地平に
一筋の光の尾が見えた
願うように追いかけた
道すがらに垣間見た
清い池が待っていた
導き信じてドンと飛び込む
魚とたわむれて
小鳥がささやいて
光がふりそそぐ
水面の花びら寄せては返す
勇気いつか 求めてだれか
ひとりじゃないこと分からせてくれる
君も 僕も 一人じゃない
君はどこにいても僕を導いて見守り
僕はどこにいても君を追いかけてく
つながりは心の奥に輝く翼
時代や運命の差異ではない
風を知ったあの日
優雅に舞う鳥の背
ふたり手をつなぎ
ともに未来で逢う
約束が始まりの詩
心は輝きの明日へ
夢はそこから唄い
再会の調べに転じ
契りは彼方を見て
指は地上を差して
ふたりは結ばれた
禁じられた愛でもない
よそ見を許さないだけ
翼はいつも風と大空へ
季節を嗅ぎ分けて飛び
切り取るように思い出
胸のアルバムへと消え
貴方に涙は似合わない
上を向いてさえいれば
その翼を広げたくなる
さあ 羽ばたいて!
さあ わたしのもとに!
忘れられない君の声は近くで響き
その面影は懐かしくて遠い場所を
浮かび上がらせる
孤独など僕の辞書にも無いのだと
思い出させるように……
ありがとう 光の朝を
ありがとう 心の翼を
ありがとう 僕らの未来のカタチ
積み上げ登った誓いの巨塔がいま
あの雲の下で手招きをしている
また登るよ まだ行けるよ
何度でも行く くじけない
登山家の花嫁をもらいに行かなきゃ
ご両親への挨拶が遅れてしまい
大変に申し訳なく思っています
やっほー




