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そらをみあげて

 『あの空を見上げて夢を描(えが)く子らに』



 君が教えてくれた大切な言葉を

 僕はいまも 眼を閉じて思い出している


 そう不思議な言葉の謎は

 君に出会った奇跡よりも

 はるか遠くにあって 

 涙の奥にいつも潜んで

 僕にさよならを告げていた


 

 暖かな瞳 眼差しは広く

 僕だけを見つめていた訳じゃない

 柔らかな声 笑いを届け

 君はいまも 僕の胸の夜明け願う



 白銀の朝に 目覚ましのように

 電話の声が いつも弾んだ未来のこと

 僕らのことのように 長話しはせずに 

 思わせぶりの誘い 天使の子守歌に変わる



 さすらいの丘 ともに駆けのぼり

 春の訪れあの空の向こうよと

 指差して飛び跳ねて 

 子供にかえり両手をつないだ 

 夜になっても気持ちはつづき


 春はいつも 僕の耳元を

 懐かしい囁きで くすぐった



 いくら時間(とき)が過ぎても

 残された時間は減らない

 さみしくても次の出会いの

 始まりのベルはまだ鳴らない


 孤独はまだ痛みに変わり切らず

 いまは退屈の連鎖にすぎない


 ふたり通ったあの丘には

 望みの未来の景色はない

 僕はいまも 記憶の古い頁(ページ)を指で差し

 涙がうたう 止まった時間(とき)の


 さよならのない 出会いのとびら開(ひら)けると

 信じて 突き抜けて この手を伸ばし

 Go faraway



 ☆


 

 過去は決して古くない

 未来も決して遠くない



 自分自身の目の前のいまに

 輝く日夜があるのなら



 心に夢を描くなら

 瞳に古今を映すなら



 目の前に明かりを灯すなら

 続ける歩みを褒めるのなら


 

 出会いも別れも

 自分が創る安世界のなかに



 明日の価値を信じ今をひたすらに行く

 時間は学ぶ瞳の中で幾重にもふくらみ

 歩みを力強く後押しするその日まで



 あの丘で感じた不思議な声に

 再び出会うその時まで


 Go faraway faraway

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