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前を向いて歩こう

 

 いま心の片隅にふわふわと浮かぶ あなたとのかけがえのない日々




 話を聞いてくれる人誰も居なくて 行き詰まりの涙いつも頬に射す


 心の隙間に降り積もる灰色の時間 抜け出せば あなたの遠い面影


 ふと求めさすらう朝もやの並木道 




 寂しさに振り回されて募る苛立ち ふり解きたくてヤケ酒に呑まれ


 言葉じゃなく思い出す風景の数々 溢れ出す二人の物語が癒しの肴




 叶えたかった事何も言わないのに あなたの方からすべて与えられ


 世界が変わった今 その温もり胸に抱きしめて前を向いて行きたい





 あなたを想う私の気持ちはいつも 行方知れずの子供の様にズレて


 あなたは私に「おはよう! 大丈夫?」って可笑しな挨拶で苦笑い




 やっとその意味が見えて来た 私はあなたのくれる好意を喜んでた


 あなた自身の尊さにまだ気付いて居なかった 二人を繋ぐ点と点を


 結ぶ線を見ていたのね




 花は柔らかで触れれば壊れそうだから そっと気遣いたくなる存在


 私は花を見る人の気持ち知らないまま 水やりをあなたにまかせて


 甘い蜜だけを集めて喜んだ 花はいつしか岩のようにかたく冷たく


 開きもせず つぼみもせず 蜜も出さず 種もつけず 口を閉ざし


 無表情のままあなたの目に焼き付いたことでしょう




 あなたとの最後の交流(たわむれ) おはよう!大丈夫? 前を向いて歩こうよ!


 

 

 誰かに会える喜び 当たり前になっていた 


 当たり前の連鎖は ありきたりに変わっていた


 ありきたりのあなたには 目新しいものばかり求めた


 あなたの贈り物が 次第に私の中の求める刺激から遠ざかっていった




 それでもあなたはあの言葉を欠かさなかった 


 前を向いて一緒に歩こう!と誘い出してくれた


 どんなときもずっと励ましてくれていた


 私がそれに気づく時は ふたり終わっている未来かも知れない




 あなたは案じていてくれていたのね


 前向きって 未来を見据えながら今を楽しむことなんだと




 あなたを失くしてからしみじみと伝わって


 あなたは私の頬から黄昏の雫となって流れ落ちて 大地に還っていった




 ほら顔を上げて 前を向いて 未来は空に向かって伸びている…




 背中を押すようなあなたの息遣いが いまも私の耳朶に残っている


 私今こそあなたの心に応えて 前を向いて歩いていこうと決めたの




 あなたを命の奥で無駄遣いしないためにも 


 歩いていこうと心に決めた




 新しい出会いの人には 私から前を向いて歩こう!と

 



 あなたがくれたぬくもりの再会であると信じて


 

いつも読んで下さってありがとう。

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